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53話 修羅地獄 (3)



 何かシートに被さった物を牽引する、赤のフェアレディZ。

 運転席の窓を全開して来た道を戻っている。 運転席のワルキューレは、隣のモリガンに、

 

「それにしてもいないわね? クソ(ユキノ)は?」


「ワルキューレ、どんだけ飛ばしたのよ?(高速で走って窓開ければワルキューレの毒ガス(死臭)来ない♪)」


「それにしても不自然よ…どこ行ったのかな~~?」


 前に、直進と右への道が見えた。モリガンは、


「右に回ってみようか? 曲がればサタンの居住する大きな洞穴がある…そっちに行ったのかも…」


「オッケ」


 曲がる。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 大きな洞穴に、300人の傘を深くかぶったサタンの兵が、10個ある大きな鍋のチャンコから器でとりわけゴハンを食べていた。


「うまい、ちゃんこは塩に限るな♪」


「うん…? なんか臭くない? 腐ってる?」


「うげっ…おえええ」


「大丈夫か! うっうう…くっせえええ…ゲバァ!!」


 口から血を吐き、バタバタと倒れていくサタンの兵…

「なんだ…この匂い??」


 洞穴の出口を見ると、


 ワルキューレがKing & Prince高橋●斗のウチワを、サタンの兵の方へパタパタしていた。


「ワルキューレ!? みんな! 息を止めろ! 死ぬぞ!」


汚染物女(ワルキューレ)をころせ!!」


 息を止めながらサタン兵はザザ――っと槍を持ってワルキューレに!


 ワルキューレは魔法剣 (ファック)を抜いて、


「もしかしたら兵の中にサタンが化けて、まぎれているかもしれないわね…」


 その時、後ろから!


「ワルキューレ! 下がりなさい!!」


 モリガンがアメリカ軍仕様のバルカン機関銃M134を構えている!


「あんた!? ソレをワタシの車で牽引してたの!?」


 慌てて下がるワルキューレ!!


 モリガンはレバーを引き!


「毎分3500発よ!! 喰らいなさい!!」


 ドドドドドドドドドドドドドドド×200


モリガン「半端ない~~~反動~~~!」


 散らばるサタン兵の肉片!!


 貫通する鉄の鍋!! 飛び散る塩チャンコ!! 


 岩壁に蜂の巣の様に無数の穴が開く!!


 1分後…


 キュルキュルキュル~~~


 弾帯が切れた…


 顏を隠す黒い兜を外したモリガンは涙目で…

快感(オーガズム)……あ♡ んん…」

 全身のダークアーマーがビクッビクッ………ビッックンと動いた…


 ワルキューレはサタン兵の骸に歩み、


「うわあ…グロバッチィわ…見事に全滅だわ…ん?」


 傘で隠れていた骸の顔を見る…


「ゾンビ? いや…キョンシーだったの? こいつら?」


 モリガンは黒い兜を被り、再び顔を隠し、


「そうよ、サタンは『ネクロマンサー』のスキルを持ってる。状態の良い人間の死体をキョンシー兵にして手駒にしてるのよ」

 

「この兵に中にサタンはいたのかな?」


「いないでしょうね…サタンは『S』uper『M』ax級よ。 こんな、あっさり死なないわよ…数や状況的にサタンの兵は全て死んだと思っていいわ…」


 ワルキューレはモリガンを見つめ、

「ワタシとモリガン…そして、クソ(ユキノ)三体鬼(ケルベロス)変態(ゴミ)以外の誰かが、サタンのテリトリーにいれば…その誰かがサタンの可能性が高いわね…」


 モリガンは新たなM134の弾帯をつけた後に、それを右肩に「よいしょ」と背負い、


「ワルキューレ、はやく閻魔女王と合流しましょう」


 洞穴の外の、フェアレディZに歩む。







~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 

 ガタタタ~~ガタンッブー――


 SMⅩで、荒野を走る最中で、後ろでタヌ吉の涙声が、


 「もうやめてよ! シッペで…手が真っ赤になっちゃったよ…グス」


青鬼ショウ 「タヌキ! 新宿ホストクラブ古今東西はまだまだーー!!」

白鬼リュウト 「またお前からだ! はやく言えよ! タヌキ!!」


 タヌ吉は… ボソッと…


「プラチナ…」


ショウ 「あっ…」

リュウト 「うっ…」


「あるんだね…? あるんでしょ!? ホストクラブ『プラチナ』!?」


ショウ 「あるよ…次オレ『パロット』」

リュウト 「シックスナイト…はい次、タヌキな!」


「そんな! 早いし! ボクにはショウ様とリュウト様が言うホストクラブがあるかどうかも分からないじゃないかい!」


 後ろで、くだらんやりとりは続いている…


 しかし… 何もない荒野だね…


 方向はあってるはずなのに… まだ公道が見えない…


 ワタシはタヌ吉に、


「タヌ吉? このまま真っすぐであってる?」


 逃げるように、運転席と助手席の隙間から顔を出してきて…


「あ? もしかして…サタンに幻影のスキルを使われたのかも…」


「幻影? 厄介そうなスキルね…」


「幻影を破るには…一本杉を探さなきゃ…」


「一本杉?」


「そうだよ、一本杉の方へ行くと幻影を越えて公道に出れるんだ…あ?」


 タヌ吉は大きな大きなそびえ立つ岩山を指差し、


「あの岩の上からなら、一本杉を見つけられるかもしれない…あ? 思い出した! あの岩山の上からじゃないと一本杉は見つからないんだった! あの岩山の頂上には神聖なエナジーが流れてるんだ!」


 ワタシはSMⅩを停車し、


「なら、ワタシと中年奴隷で行ってくるわ…」


 車から出て後ろを開けて、


「ぼう! (^ω^)」


 四つん這いの中年奴隷を出し、その背中に足を組んで座り、


「少し時間がかかるかもしれないけど、行ってくるわ」


セント 「行ってらっしゃい☆」

ショウ 「ゆっくり行ってらっしゃい」

リュウト 「ショウ…『うみねこの鳴く●ろに』のDVDが見ようぜ…」


 タヌ吉は、ワタシを見て、


「気を付けて…大魔王サタンが罠を張ってるかもしれない慎重にね…」


「了解」


 ワタシは中年奴隷の首輪のリードをグイっと引き、

「ぼい (^ω^)」


「直進に進め」


「ぼいっす (^ω^)」


 フワっと浮いた中年奴隷は大きな大きな岩山に進む…



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