52話 修羅地獄 (2)
カーナビに流れる、リクエストのアニメDVD
続きがやや気になる感じで一話が終る。
後ろの座席から、
青鬼ショウ 「タヌキ! どうだ!?『うみねこの鳴く●ろに』におもしろいだろが!?」
ポン吉 「うん…」
白鬼リュウト 「帽子被ったのカノンな!? 忘れんなよ! タヌキ!」
ワタシはDVDを停止した。
すぐに後ろから、
ショウ 「ちょっ! ユキノ様!」
リュウト 「つづき~!!」
運転するワタシは前を向いたまま、
「あほかオマエラ? 言っただろ? 今は修羅地獄だって? 気を引き締めろって…」
ショウ 「うん…」
リュウト 「ういっす…」
すぐにショウが、
「ね? ユキノ様! 『うみねこ』 面白かったでしょ!?」
「一話でよく分かんないけどね、でも、なんか『ひぐらし』の方が面白い感じだよ。えぐいし」
ショウ 「ひぐらしなんて見た事ないし…」
リュウト 「ショウ! 今度、見てみようぜ! 同じ作者らしいぜ!」
ワタシは二ヤ~~っと笑み、
「なら、ひぐらしの真犯人教えてやるよ…」
その時!
タヌ吉が!
「あ!? あの岩山に挟まれた道を通っちゃダメ!!」
ワタシはブレーキを踏みながら、
「なんで?」
「サタン軍の伏兵が両山に潜んでいるよ!! ぜったい!」
「まじ?」
「公道は危険だから、公道を外れてオフロードを走らないとダメ…右に回った方がいいよ!」
「そっか…まあ餓鬼地獄は…軽トラでオフロード2000キロ渡ったからな……」
ワタシは右にハンドルを回しながら、
「荒野、行くか!」
ガガガーーーガガガ…
やっぱ揺れるわ…
助手席の赤鬼セントが、
「先に行ったワルキューレは無事かな☆ 伏兵☆」
「あ? たしかに…ちっ、ほっとくわけには行かないね…」
再び公道に戻ろうとすると、タヌ吉は心配そうに前を見て、
「あぶなすぎる!! サタン言ってたSMⅩだけ狙えって! このまま行ったら!100パーセント死ぬ~~御飯お腹いっぱい食べてから死にたい!」
「え? そうか…ならワルキューレは大丈夫かな…」
再び、公道から出る。
後ろからリュウトの声が、
「タヌキ! ユキノ様はDVDも見せてくれねえし! ショウとお前とオレで古今東西すっぞ! 新宿のホストクラブの名前な?」
「え…うん……?ゴージャス? ある?」
「ざんね~ん! おま! いきなりアウトかよ~!」
後ろからシッペの音がパシーンっと聞こえた…
くだらん…
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ユキノ達から随分と前を走る、赤のフェアレディZ…
スイッチの入ったワルキューレは、時速200キロで走る。
「道も真っすぐ!! きっっもちいい~~」
遠くに、戦車が道を塞いでいるのが見えた…
「ちっ…敵か? Mの旗? モリガンか…」
車をキュ~~~~っと止めて、
バックミラーを見る…
「あいつら遅いなあ…てか、調子に乗って飛ばし過ぎたわ…」
前の兵力を見て…
「かなり多いぞ…戦車に…武装兵が数千? いや…向こうまでいる…数万??」
冷や汗を流す…
その時…
全身黒い鎧兜のモリガン1体が、カラス羽でバッサバッサと飛んでくる…
「あのダークアーマーはモリガン?」
ワルキューレは助手席のクマのぬいぐるみを黒い胸当ての中に入れた後に、
外に出る。
死臭があるので、モリガンは10Mほど離れた場所で地に足をつけ、
『ワルキューレ…久しぶりね? ゴホゴホ… (くっっっさ!!)』
「モリガン何の用? ワタシとサシで戦う? こっちからしたらありがたいけどね」
モリガンは黒い頭部を隠す兜を外し、
『手を組まない?』
「え?」
『サタンよ…アイツを殺すのに協力してくれれば…』
モリガンは公道を封鎖する軍勢を見て、
『通してあげる』
ワルキューレは多大な軍勢を見て、
「あれだけあればサタン楽勝じゃない? サタン軍の数なんて少ないでしょ?」
モリガンは首を振った後に、
『ワタシの彼氏『クーフーリン』はサタンに殺されたのよ…』
「あのクーフーリンが?」
『サタンは…クーフーリンの槍『ゲイボルグ』を奪い飛び去った…』
「ゲイボルグ? マジで?」
『 サタンとゲイボルグ…あの兵力で足りると言い切れる?』
「正直、クーフーリンを殺したサタンは普通の魔王級どころじゃないわね」
モリガンは目をかっ開き、
『騙し討ちよ…ワタシに完全に変化し…セックスの最中に刺し殺した…(ベニパンでバックから突かれてる最中に…)』
「あのクーフーリンは全自動のサーチマニアを持ってたはずだよ? それなにどうして?」
『サーチマニア改ざんのスキル』
「サーチマニア改ざん? そんなスキルあるの? 初めて聞いたわ」
『レアな特殊スキルよ』
ワルキューレはモリガンの大軍を見て、
「変化と改ざん…そんな能力持ってたら…あの大軍にサタンが混ざったたらどうしようもないじゃん?」
『だから、ワタシとあなた2人で行くのよ。 サタン討伐に、あなたには死臭があるから、あなたに化けてもバレる…』
「なるほど…じゃあ? もしモリガンにサタンが化けたなら?」
『ワルキューレ? 合言葉いこうか…?』
「モリガン、何にする? 絶対にバレないヤツじゃないとダメよ…」
『あなたが「はらたいらさんに」と言えば…ワタシは「3000点」これでどう?』
「それバレるって…再放送モザイク➡田代ま●し…これでどう?」
『それバレるって…三角関係➡みゆき…これでどう?」
「それバレるって…顔同じ➡キャプ翼…これでどう?」
『それバレるって…徐々に俳優のテンションダウン➡仮面ライダーアマゾンの変身シーン…これでどう?』
「それバレるって…婚活パーティカップリング➡宗教勧誘…これでどう?」
『それがいいわ…きまりね…』




