42話 創造主と蛇とイブ
ワタシはメニューを見て、
「タン塩3人前」
メニューを青鬼ショウに渡し、
「後は適当に頼んで」
ショウと白鬼リュウトは一緒にメニューを見ながら、
「上ロース5人前、上カルビ5人前、上ハラミ4人前、、ユッケ2人前、上レバー2人前、ユキノ様? ゴハンいる?」
「いらない」
「ライスの大盛2つ……さいごにツラミ刺し2人前‥‥以上」
バイト店員 「ありがとうございます、では確認します、上ロース…」
しかし、ショウもリュウトも、元はデカいケルベロスだっただけに凄く食べるな…
バイト店員が確認を終えると、
隣の剣道面ババア(西太后)が、
「おい兄ちゃん! 次コッチ!」
「はい」
「上ミノ!」
「はい! 他には…」
「メロン! 好きなの頼め!」
「ロース (*'▽') カルビ (*‘∀‘) う~ん太るからな~…(._.)」
卑弥呼は申し訳なさそうに、
「ババア…上ハラミ頼んでいい? (;´∀`)」
「ケッ! せこい事を聞くんじゃないよ! 頼め頼め!」
「上ハラミで以上! (*^▽^*)」
「全部一人前で?」
「うん (^^♪」
「ありがとうございます」
バイト店員はメニューを通しに行った。
卑弥呼はうれしい声で
「ババア! ありがとう! (*´▽`*)」
ババアは少し恥ずかしそうに剣道面の頭部を卑弥呼から逸らし…
「いいよ、別に」
敵だけど… なんか… こいつら… いい関係だな…
捨て子で、ずっと施設で育ってきた卑弥呼に
生前に子供問題で色々あった西太后か?
相性が合うんだろうね…
タン塩が運ばれてきた~~♪
ジュジュ~~
パク
うまい♪
気になるから聞いてみた
「ババア? イブはバベルの塔でエデンの園に行ってなにをする気なの?」
ババアは剣道面の隙間から箸でつまんだ生焼けのミノを入れた後、
「閻魔女王? そんな事も知らずにイブと戦っているのか?」
「え? うん…まあ…」
ババア 「閻魔女王よ…ヒトにとっては、アダムとイブは最先祖だ。 あの二人が存在しなければ我々人類など存在しなかった。 アダムとイブに逆らうコトが自体がヒトにとっては一番の罪」
「そうとも考えられるかもね」
ババア 「イブは古の昔、『エデンの園』にある『善悪の木』の禁断の果実を食べてしまった」
「知ってる。 コレだけは食べていけないと言われていた『禁断の果実』だよね? ヘビにそそのかされて食べてしまったとか?」
ババア 「アダムとイブは、それまで一切の感情も欲ない生命体だったが、イブはヘビにそそのかされ最初の『禁断の果実』を食べたとたん…自分が裸でいるコトを恥ずかしくなりイチジクの葉でアダムは股間をイブは胸を隠した」
「果実の中身は恥じらいか?」
ババア 「イブが食べた最初の果実はな」
「最初って? 禁断の果実って何個もあったの?」
ババア 「『善悪の木』はとても大きな木らしいからね~たくさんあっただろう。 その果実にはそれぞれ「理性」「悲しみ」「怒り」「妬み」等、あらゆる感情と欲の果実があり、唯一残った『最後の果実』を食べるその直前に‥‥創造主に気づかれイブは止められた…その後…創造主は地球を作り、アダムとイブをそこに落とした」
「その最後の果実は…何の果実だったの?」
ババア 「しらん…『エデンの園』に行って食って確かめるしかないだろうね」
「そうか~」
ババア 「ただ一番大事なコトは…その「善悪の木」の果実を創造主が…何故に禁断にしたのか、という事だね」
「このワタシの感情も心も禁断の果実からなっているのよね…」
ババア 「アダムの名の意味は泥、「アダム」は創造主から溺愛されたイブと違い元は泥人形、泥人形だった男と「イブ」の子孫たちが現世でも、思想や利権の戦争を止めず人間同士で殺戮を繰り返し…その上、限り無い欲望は地球をキズつけている」
「複雑ね~」
ババア 「閻魔女王… 始祖人間イブが『禁断の果実』を食べれば全てのヒトに伝播する‥‥つまりな? 『最後の果実』をイブが食べた時、全てのヒトは創造主と同等の感情と欲と知恵を持つ存在になれるということだ」
「全てのヒトが神と同等になる…」
ババアは剣道面をコッチ向け、
「仲間にならないか? 閻魔女王? ヒトは全てイブにつくべきなんだ」
ワタシはタバコをラブホに忘れて来てたから、死神のキセルを取り出し、
「パス。 ワタシは閻魔の依頼通り…アダムとイブを倒す」
ババア 「ちっ…説明し損かい…」
ワタシはキセルをフ~~っと吹かす。
死神煙{ ケケケ! ほらあ! イブの仲間になれや!! アナルジャンキー女め!! ‥消えた
知らぬ間に食べ終えていた卑弥呼が、
「ババア! ごちそうさま! つぎ行こ! (´▽`)」
その頃…
同じアンドロメダの街の『アンドロメダホテル』のビルの前では…
出入り口に座る… いまはイブの番犬となった灰色の巨大な狼フェンリル…
宿泊客も、怖がって誰も表から入らない…
最上階のスイートルームでは…
緊張した表情の鎧兜の兵が運ぶ、
銀のボンの上には、
先ほど封を開けたドンペリプラチナと
バカラアルクールのグラス2つ
それらを丁寧にガラスのテーブルに置く…
そのテーブルの前に座るは、
魔王の帽子とドレスを纏った…
美し過ぎる剃髪の女イブ…
その横には水色のティファニーのバッグ。
イブは兵を見て、
「ありがとう、張君だったわね?」
兵は怖がる顔を隠し、無言で頭を下げて、離れた所に両手を前に重ねうつむき立つ。
イブは2つのグラスにシャンパンを注ぐ…
「ふう…おいしい…アダムも飲んで…」
イブはバッグに手を入れる。
「ほら? おいしい? アダムゥ♪」
兵は見たら絶対にヤバいと思い顔を逸らし目を瞑る。
やがてイブは眠りについた
その時…
イブの前の空間が歪み始める…
空間のノイズの中から食虫植物が現れ…
ググ~~っと向こう側の両手が開く…
創造主の大きな黄色い瞳だけが見える…
魔王アスタロトの帽子はブルブルと震えだした…
黄色い瞳からド低い声が…
< ● > ≪ オレノ…イブ…カエセ…
イブの黒い鎖のドレスのスカートの中から…
スル~っと鎖蛇の頭が、
その『渦巻き』の瞳を創造主に向け…
《 へへへ♪ 降参を伝えに来たか~? 》
<●> ≪ ゼッタイ コウサンシナイ
《 オーデインも死んだ♪ リバイサンも死んだ♪ お前にもう勝ち目はない♪ 》
<✖> ≪ アウッ
《 オレにはしかも~『エデンの鍵』に、宿命の槍『ロンギヌス』もある 》
<●> ≪ еゞfえyΛdΘ 閻魔女王ユキノ……
《 ユキノ…? 》
<●> <アレ二ハ… 混沌 ガ ツイテイルゾゥゥ
《 フフ 見たのか ユキノちゃんを 》
蛇はグラスの酒をス――っと飲み干し、
《 これ不味‥ こんなものを高く売るって現代がよく分からない 消えろ創造主 》
ヘビの言葉に… 創造主は目を垂らした…
直後!
バーーン! カーテンを強く閉めるように!
時空の隙間を閉じた!
黒い鎖蛇は、
ずっと目を瞑り顔を逸らしていた、兵を向き、邪悪な笑みで、
「おい♪ 張オレに焼酎の『魔王』持って来い♪」
「はっははい!!」
ガクブルで部屋を出た。
鎖蛇は震える黒のレディ―スハット(アスタロト)を見て笑み、
「ビビんなよ♪ オレと同じ三大魔王だろ~♪」
黒のレディースハットから2つの大きな目が現れて、不安な眼差しで、
「うっうん… (カオスとか創造主て次元が違うじゃん…帰りたい…)」




