30話 終着駅(1)
三体鬼は、走ってきて、
赤鬼セント 「大丈夫?☆」
青鬼ショウ 「切り裂きジャックは?」
白鬼リュウト 「どこ?」
ワタシは切り裂きジャックの家を見た後、
「殺処分した」
ケルベロスは驚いた。
ん?
中年奴隷が居ないから、
「中年奴隷は? どこに置いてきたの?」
「それが…☆」
赤鬼セントが今の状況を説明してくれた…
地獄列車の終着駅 地獄の迷宮で、
中年奴隷+『うみねこの鳴くこ●に』全巻
↕
卑弥呼のスマホ
人質交換て感じね…
「セント? 最寄りの駅から終着駅までどのくらい?」
「およそ30分☆ 道路でタクシー待たせてる☆」
「行きましょう、終着駅へ」
< 終点~ラビリンス~ ご乗車ありがとうございました~ ♪♬♪
車両にワタシとケルベロス以外の乗客は居ない…
窓の外を見る…
水平線の向こうまで…荒れた荒野…ポツポツと朽ちた木…
なにもない…
終着駅の方を見ると、空に無数の小さなメロン…
うわ!! メロン気球隊!? ワタシ達を待ち構えている!?
こんな場所! ミサイルランチャー撃ちまくりじゃない!
さらに!
地上を見ると!?
うわ! 一面に槍を持った兵!?
掲げられた旗には『西』と書かれている?
ババア(西太后)の兵!? 1万くらい!?
「セント? ラビリンスはどこにある? 中年奴隷を回収したら即、入る」
「終着駅に隣接した洞窟☆ 言っておくけどラビリンスにはS級の魔物が二体いるよ☆ 突破率1パーセント以下☆」
「S級? 1パーセント以下?」
「ラビリンスに封印されて出れない二体の魔神『ミノタウロス』『メドゥーサ』☆』
「なんか有名どころね?」
「でも大丈夫☆」
「なんで?」
「ラビリンスは50年前にもう一つ☆ 出入口が真っすぐの安全経路というのが造られて☆ 今はみんなソッチを通る☆ たまに決死のカメラマンがラビリンスに入るけどミノタウロスとメドゥーサを撮って出た人はいない☆」
列車は減速を始めた。
覚悟を決めてムチを握る。
プシューーー
扉が開く…出ると…
駅のホーム、少し離れた所にメロンレディと剣道ババアが、
「ユキノ先輩! ワラワのスマホは!? ( ゜Д゜)」
メロンレディの足元には中年奴隷、首輪のリードはババアが掴んでいる、
「ぼうぼう(^ω^)」
ババアは足元にあった『うみねこの鳴くこ●に』の漫画の入った袋を、
「このゴミは返してやるよ!」
キック!
シューーーーーーンと滑り、ワタシ達の所に来た。
ショウとリュウトは中身を確認、
「たしかに」
「全巻ある」
安堵した。
「ユキノ先輩! ワラワのスマホ! ここに持って来て! ( ゜Д゜)」
「卑弥呼! 先に中年奴隷を放しなさい!」
「分かった( ゜Д゜) ババア離せ! ( ゜Д゜)」
ババアが手を離すと、目隠しサルグツワの四つん這いの中年奴隷はこっちに来る。
尻をルンルンと振りながら…
足元に来た中年奴隷をワタシは、よしよしして、
「卑弥呼にいじめられた?」
「ぼ♪ (^ω^)」
ワタシはスマホを振りかぶり!
「卑弥呼! 投げるよ! しっかりつかめ!」
ポ~~~ン
ガシっと両手で掴むメロンレディ。
「おっと(;'∀') やっと帰ってきた(*'▽')」
メロンレディとババアはこっちに手を振り、
「ではまた会いましょう (^^♪」
「閻魔女王! 達者でな! ラビリンスは出口を左じゃ!」
お見送り。
…なんか怪しい。
仲間を連れて階段に曲がり、ババアらの死角で中年奴隷の目隠しの中をまさぐる。
これが発信機? 取り外して地面に置く。
アイツらの愛想の良さ、まだなんかあるかもね…
目隠しの中は無し、
白ブリーフをまさぐると…ん? デカ? んじゃこりゃ?
うんこ?
いや…粘土の感触?
取り出すと!
豆腐一丁くらいの
プラスチック爆弾!?
デジタル時計!? 10から9!? 時限式!?
あいつら~~ 姑息な真似を~~
ぶちっ
残り3秒でメロンレディ達の前に姿を現し、振りかぶり、
「おめえら!! 死ねや!!」
「うわわわ! バレた!! (;'∀')」
「ひっ!?」
ポーーーーーン
「メロンレディ! 線路に飛び降りろ!!」
「ひいい(*´Д`)」
ボオーーーン!!!
階段の向こう、すさまじい爆風を通り抜けた
階段の下に敵兵がザクザクと来た!!
「ユキノ!覚悟しろ!!」
ワタシは四つん這いの中年奴隷に足を組み座り、
「ケルベロス! ワタシが突破する!! ついて来い!」
セント 「はい☆」
ショウ 「了解!」
リュウト 「ういっす」
駅の外に出た! しかし! 数が多い!!
パーーーン! パーーーーン!!
数十は二撃で倒すけど!
ん? 敵兵が距離を置いた!
ヒュヒューーーー!
ドドーーーン!!
アブな!
空中からのミサイルランチャー!?
とても前に進めない!!
しかも!
後ろの階段の上に!!
「ユキノ先輩~~ ひっど~ ちょ危なかったよ~ (´▽`)」
「ケケケ! C4(プラスチック爆弾)ごときでワタシが死ぬと思ったかい!」
火のついた巨大ロウソクを持つメロンレディ!
日本刀を構える剣道面ババア!
出口の外は一万の敵兵、
後ろの階段の上には、強敵二人、
上空にはメロン気球隊、
やばい…
その時…
「やっと来たみたい☆」
え?
後ろのメロンレディが ガクっと倒れる
「うううっ…(;´Д`) くるしい」
ババアは、
「ひっ!!!」
尻もちをついた。
黒いフードを被った長い髭のジジイが、階段を下りてくる。
長い槍を、杖のように使いながら…
ババアは倒れたメロンレディを肩に抱え、ジジイの後ろ姿に、
「天界もアダムイブ討伐にココまでガチなのかい…」
続いて見えた、もう一人の羽のある女を見て、
「げえ!! 戦女神まで…来たのか!?」
小柄な金髪ベリーショートヘアーの、黒い鎧胸当てを着た若い女はワタシの方を指差し、
「クソ女よ、お前に協力しよう、ワタシは戦女神ワルキューレ」
クソ女?
…え?
ワタシは周りを見回した。
ワタシのこと?
ワルキューレはジジイを指差し、
「このお方は無数の神器を使いこなし、絶大な魔力を持つ‥‥」
す~~~っと息を吸って、
「天界最強!! オーーディーーーン!!!」
出口の兵が明らかに変わった…ヘタレの顏に。
ワルキューレは勝ち誇った顔で、剣を抜き敵兵に突きつけ、
「我はワルキューレ! 死にたくなければ道を開けい!!!」
敵兵はそれぞれの顏を見合い、
「オーデインて…あの槍グングニル?」
「ワルキューレて…ババアと次元が違うじゃん」
戦意喪失??
すぐに、道を開けた。
ワタシは気になったから、
「ちょっといいですか?」
オーディン 「なんじゃ? 馴れ馴れしいのう? まったく…ファンか…ふん」
ムチをオーディンに当てる。
脳に情報が
《《《《
『S』earch
『M』ania
オーディン
LV 1000
HP 3200
攻撃 10000
防御 7500
速さ 1500
魔力 8800
スキル
『グングニル使用者 (チート)』『見切り』『落雷 (チート)』
『突攻撃(超)』『武具物転送』
『マスターウエポン(チート)』『攻守補助魔法(超)(チート)』
『召喚獣アリ(チート)』『舌技〇』
ドロップアイテム
【ロンギヌスの槍 (後2撃で破損使用不可)】 【エデンの鍵】
【ブルセラコレクション】
オーディン個人情報
天界を統べる男。
老人で伸びしろは無いが、娘の『黄金のトール』と並び天界最強と呼ばれる
最強でボスなので最重要なお宝を持っている
20までの若い女が大好きで今、ユキノにドキドキしている
娘『トール』とは疎遠中
》》》》
なにこれ??
オーディンがいれば、
これから先はイージーモードじゃない?
ちょっとラッキー♪
その時…
ドドドドドドドドド
敵兵群を貫通して? 何かくる?
ブ―――――――――――――――ン!
なに!?
うわっ!
ワタシはジジイに押し飛ばされた!
ターーン!
ジジイ!黒い何かを槍ではじいた!
グルグルグルン ガシン!
ワタシの前に立つ!
オジサン(オーディン)のグングニルの槍に黒い鎖が巻き付く!
アレは!?
イブのドレスの黒い鎖蛇!?
槍に巻き付いた鎖蛇は顏をオジサンに近づけ邪悪な笑みで、
「オ~ディ~~ン♪」
細い長い舌を出す。
オジサンは槍をグググっと引っ張りながら、
「この鎖の蛇? この力? まさか…?」
鎖蛇はワタシの方を向き、グルグルの瞳を回転させながら、
「ユキノちゃん狙いを失敗させやがって♪ ・~^¨」!”;`
蛇はニヤリと笑った後に、オジサンを見つめ、
「オーディン……オレが相手してやろう……」




