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19話 ベルゼブブ (2)


 ガッサガッサっと走る超絶巨体のベルゼブブは、首を振りかぶった後!


 卑弥呼(メロンレディ)のボロボロのベスパに!


 ブシャ――――――――!!


 と大量の溶解液を!!


 メロンレディの後ろに座るババアは、

「ひいいいぃぃぃ!!」


 っと、頭を下げて、メロンレディを押さえつけ盾にする!


 すぐさまメロンレディは、巨大ロウソクを!


 ブ―――ン  ブ―――ン  振り回し!


『S』hield  !!

『E』ndless  !!

『X』Ⅼ    !!


(特大無尽蔵な盾)


S難度★★★★★★★


 ロウソクの火がメロン柄の大きな盾になり!

 溶解液をはじき返す!


ベルゼブブ 《 !? それ? 『S』パワー…? 》


 ババアはヒョコット顔を出して、

「メロンは『アダム』のチカラの一部を借りてるらしいから! なんとか生き延びれるかもしれんな!」


 ベルゼブブはさらに、

 ガッサガッサと近づき!! 噛むために!!


 サッカーのゴールポストくらいの大きさの口をメロンレディへ!


 冷静なメロンレディは巨大ロウソクの炎を見つめ…


『S』pace

『E』lectricity

『Ⅹ』ystus

(空間電気散歩)

S難度 ★★★★★ ★


 瞬時に!メロン柄のビリビリがメロンレディとババアを包み!

 ベルゼブブの口の当たった地面はガシャーーーン!!

 間一髪! ベルゼブブの口撃から消え去った!


 ベルゼブブの後方100メートルほど離れた所にメロン柄のビリビリが現れ、

 ポワワワワ~~~ン、ベスパに乗った二人は現れた。


 ウイーーっとベスパを走らせ、

 ベルゼブブから死角の岩陰に隠れた


 超絶巨大なベルゼブブは首を横に振りながらメロンレディを探していた。



「ババア、ヤバい (-_-;) ワラワのワープは100メートルの距離しか行けないし、場所もランダム…いずれ殺される…(;´Д`)」


「いや! なんとかなるかもしれんぞ! 空中のメロン気球隊にラインを送れ! 先ずはミサイルランチャーで羽根を徹底的に狙えと!」


 メロンレディはスマホを取り出し、パピポ押しながら…

「羽根を? なぜ? (._.)」


「ベルゼブブが空を飛べば終わりだからな!! 空中の兵もワタシらも1000パー終わり!!」


「動きの遅い気球隊がイチコロなのは分かるけど、なぜ? ワラワも? (._.)」


「ベルゼブブの、上空からの360度回転長距離大量溶解液『ベルゼブブの雨』をされれば地上にいるワタシたちも終わり!!」


 メロンレディはスマホを胸の間にしまい、

「隊長の織田信長にラインしたわ (^_-)-☆ でも最強の盾『S』『E』『X』シールドがある、さっきなんでも溶かす溶解液を跳ね返したの見たでしょ? (^^)」


「あま~~い! メロンレディのシールドは一方向だけ! 傘さしても強烈な大雨が来た時どうなる!? 足は濡れるだろうが!?」


「たしかに (;´Д`)」



 その時、メロン気球隊から!


 ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ~~~~


 ドドドド――ン!! ドドドド―ン!! ドドドーーン!! ド―ン!!


 無数のミサイルランチャーの爆撃がベルゼブブの背中を襲う!!



 ベルゼブブはメロン気球隊を見上げて、


《 シャッ・・むっちゃ・・痛・・・アレ・・より・・高くいき・・・アレを・・・つかうか・・・》


 ブ~~~ン

 ブ~~~ン


 聞き覚えのある音と共に、ベルゼブブの大きな大きな羽根は高速に動き出した。


《 ドスグロ女の持っていた・・パンドラの箱まで・・溶けるから・・躊躇・・してたけど・・しかたないわ・・・もう・・キレた・・》


 ベルゼブブゆっくりと離陸!


 ヒュヒュヒュヒュヒュヒュ~~~ン


 ドドドドドド―――――ン


 メロン気球隊のさらなる羽根への爆撃!!

 黒煙が羽根にまとわりつく!

 が!羽根の動きですぐ黒煙は消え去る!


 羽根にはいくつかの穴があった!


 ブーーーーン!!

 ブーーーーン!!


 羽根の動きは高速になり45度に! 飛び出した!


 が、まもなく、


 ヒュル~~~~ン  ドスーーン!!!


 墜落!


 地にはシャベルの第一投のような大きな後ができていた!


《 ク・・ソ・・・イテェ・・・ハネが・・耐えれなかった?・・・・・チッ・・ハネくらい・・なら・・10分・・で・・治るわ 》


 ベルゼブブの羽根はジュワ~~~っと復元を始めた…






 遥か上空、ワタシは四つん這いの中年奴隷の背中で足を組み、死神のキセルを吸いながら、下での展開をずっと見ていた。


「ベルゼブブの溶解液…ワタシのムチは相性が悪い」


 ワタシは黒光りするムチを右手に持ち眺め、

「物理のムチでは溶解液に溶かされてしまう」


 復元してゆくベルゼブブの羽根を見て


「羽根が治っちゃって、あんな化け物に空を自由に飛ばれるとワタシに勝目は無いわね…もう先へ逃げるか??」



 ワタシ達の軽トラが小さく見えた。

 そろそろ軽トラの寿命がきそうね…マフラーから煙を出しながらゆっくり走ってる…



「それなら三体鬼(ケルベロス)を置いていくしかない? まあ…冷静に考えたらあんまり必要無さそうだしね」



 フーっと死神のキセルを吹かす、


死神煙{ 仲間を置いて逃げるだと!? この卑怯者っ   

 消えた。


合体(サンピー)したら、ベルゼブブ程じゃないけど無茶苦茶強い元のケルベロスに戻るから、無事に天国地獄の裁判所に帰れると思うんだけどね」


 あ?


 右後ろのタイヤが脱輪した?


 バカの白鬼リュウトが驚いてる、うける…


「元のケルベロスになったら、もう二度とセント、ショウ、リュウトにはもう会えないのかな?」


 ワタシは軽トラが揺れまくってるから運転席の赤鬼セントの肩を後ろから青鬼ショウと白鬼リュウトが押さえつけている姿を見た。


 うっ?


 マフラーの煙で?

 ベルゼブブは軽トラの存在に気付いたようね…


 ワタシは死神のキセルをフーっと吹かす、

死神煙{ ベルゼブブと戦え!! ふたなりEDっ…   消えた。


 後輩SM嬢の卑弥呼も見て…

「かわいい後輩もいるしね? 仕方ない…いっちょ行きますか。  中年奴隷…真下に降りなさい」



 ワタシは


 ガッッッチン!!!


 玉蹴り!


「ぼっ!! (≧▽≦)」


 ヒューーーーンっと!


 ベルゼブブの元へ急降下した。


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