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18話 ベルゼブブ (1)



≪ これでユキノ先輩もジエンドね (´∀`) ≫



 餓鬼地獄ゴールの!

 ベルゼブブの城壁の上空に浮かぶメロン気球の数!


 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12! ああ~よくわからない!


 ざっと50玉くらい!?


 その時!

 後ろの荷台の赤鬼セントが!

「ユキノ様!☆ 後ろ!☆」


 後ろを振り向くと!

「メロンレデイ!?」


 卑弥呼メロンレディのベスパが近づいて来ている!

 ニケツで後ろには、死んだと思ってたババア(西太后)もいる!?


 さすがに二人とも餓鬼地獄のゴール間近のココまで来るのに、相当な死線をかいくぐってきたみたいね? ベスパはボロボロ。 メロンレデイのマスクメロンも亀裂が走り、赤のボンデージもあちらこちら破れてる。 ん? ババア弾切れになったのか? ババアのショットガンの先には鋭利な石が巻き付けてられていた。


 だけど、ゴールまで後500メートルくらい! 敵を無視して一気にゴールを目指す! アクセルをベタ踏みする!


 ゴッーゴッゴッイイイ…ゴーーッゴ~ゴッーイィィン…ゴー


 う…この軽トラ! もう死にかけてる!?

 ボンボンっと凄い揺れだした! 

「ぼっ! ぼっ…(♡﹃♡)」

 隣の中年奴隷は首をガクガクして感じているけど! スピードも出ない! 





   -- 閻魔女王から100メートル後方 ーー



 メロンレディはベスパを止めた。 後ろのデッコボッコのマネキン顔のババアは、

「メロンレディ!? なぜ原チャを止めた!?」


 メロンレディはスマホを取り出し、


 トトトトントトトトトトンとスマホのディスプレイ押した。


 メロンレディの縦に割れたマスクメロンの隙間から、金髪と右目の緑色のカラーコンタクトが見える。


「ワラワの主力メロン気球隊の攻撃隊長の織田信長に、ユキノ先輩に総攻撃を命じた (*´▽`*)」


 ババアは驚いた声で、

「え? ぇええ!?」


「ワラワ達がこれ以上近づけば、攻撃の巻き添えを喰らう (^-^;」


 ババアはメロンレディの頭をパン!と手のひらで強く叩き、


「ドアホ!! ベルゼブブの城の上空から攻撃したらベルゼブブが! メロン気球隊を敵だと思うだろうが!? お前は脳ミソまでメロンか!!」


 マスクメロンを叩かれたメロンレディは、頭をさすりながら、

「いてて、ベルゼブブ? (^^) 所詮はハエだろ~ そんなのメロン気球隊の火力の前ではイチコロよ(^_-)-☆」


 メロンレディ、だいぶ短くなった巨大ロウソクにチャッカマンで火をつけ、

「フフフ、万が一メロン気球隊がヤバければワラワがベルゼブブをやっつけっ…ウグググ苦しい…(;´Д`)」


 ババアはメロンレディの首を両手で絞めながら、

「お前は~~魔王ベルゼブブを知らんからな~~! 早く攻撃中止をラインしろ~~」


 ババアは前方を見て、メロンレディの手を離した。

「ちっ、手遅れだったか…ヤバい」






 先行するメロン気球隊の幾つかから、


 ヒュ――――ン ヒュヒュ――――ン

 ヒュ―――ン ヒュヒュ――――ン


 何かたくさん飛んできた!?

 ミサイルランチャー!?


 急ブレーキ!


 当たる!?

 いや!?

 前方に来る!?

 頭を下げる!


 ドガン!!! ドゴン!!パーーン!! ドゥーーン! ドン!!!


 鼓膜に響く衝撃音!の後、ドゥゥゥゥと地響きが、パサパサと砂や小石が、後頭部や背中にかかる…


 頭を上げると、黒煙で前が見えない!


 だけど、幸い、すぐ風で晴れた。


 後ろから青鬼ショウが慌てて、

「ユキノ様! オレは視力5あるから分かる! メロン気球のそれぞれに甲冑をつけたミサイルランチャー兵がいる! 指揮しているの織田信長だよ! やば!次の攻撃が来る!」


 ヒュヒュヒュヒューーーっと聞こえたから、急ぎ、ワタシはハンドルを切り、横に動く、遅い軽トラ! くそ!間に合うか!?



 ドッドッドッドーーーーーン!!!



 間一髪! 直撃を免れた! 後ろから熱風を感じる!


 ワタシは後ろを振り向き三体鬼ケルベロスに、

「ケルベロス! メロン気球隊がいる限りゴールは無理! それに、このままじゃいずれ! 軽トラは爆撃されちゃう!」


 セントが髪にかかった砂をキラキラと払いながら、

「どうするの?☆」


 ワタシはいまだに股間をシートに当ててる、四つん這いの中年奴隷の首輪のリードをグイっと引っ張り、

「ぼっ?(*´ω`*)」


「コイツ(中年奴隷)に乗って空中戦よ! ケルベロスは協力してミサイルが来ればよけなさい! メロンレディが来ても逃げなさい!」


セント 「了解☆」

ショウ 「視力5のオレが見張るね」

リュウト 「ういっす」



 軽トラを走らせながら、四つん這いの中年奴隷の背中に足を組んで座り、首輪のリードをグイっと引っ張り、

「上へ飛べ」


「ぼっ(^ω^)」


 フラフラと浮いた。

 ワタシは玉蹴りした。


 ガチン!

「ぼーい!! (≧▽≦)」


 ビュ――――――ン!


 凄い浮遊力!


 あっという間に100mくらい上空まで来た。

 城壁の向こうに大きな西洋風の城が見えた。

 あれがベルゼブブの城?


 ん?

 冷静に考えた…

 あっ、中年奴隷(こいつ)と二人だけだったら、餓鬼地獄って楽勝だったんじゃないの?

 …多分、間違いない。

 だけど、

 ワタシは必死に走るボロボロの軽トラと、三体鬼(ケルベロス)を見下ろして、


 「まあ…いいか…」


 ワタシは気を取り直して!

 ムチを構えメロン気球隊の方を向く!


 ワタシは笑みを浮かべ、

「さてと、つるべ落としの刑にしてあげる」



 その時!!


 カチッカチャカチャカチャ…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴーーーー!!


 と、何か大きなモノが崩れるような大きな音がした後!



 先行隊のメロン気球に! 下から! ホースを潰し出るような強い勢いの水がかかる!


「なに!?」


 かかったメロン気球4玉!

 ジュワワワっと気球は溶け、兵を乗せたゴンドラはヒューーと堕ちていく!



 なんだなんだ!?

 下を! ゴールの城壁の向こうを見た!


 うおっ! きもちわる!! でっか!!


 城の横に崩落したような大きな穴が現れ!

 その横に!


 学校体育館サイズの!



 超絶巨大ハエが!!



 透明のでっかい羽根! テッカテッカの大きな丸い目に!

 あれ前足か!?

 足を小刻みに動かしている!!


 きもい~~!!!




  -- ゴールまで後600メートル地点 --


 餓鬼達やアバドンの全てはゴールである城壁とは逆方向に必死な顔で動き始める。

 その最中、メロンレディは遠くに落ちて燃えているメロン気球を見て、


「ワラワのメロン気球隊が!? Σ(・□・;) ババア、あの城壁の向こうで何が起きた!? (゜Д゜;≡;゜д゜)」


「ベルゼブブの鉄も溶かす溶解液だよ!! 」






 物知りセントのいない上空!

 ワタシはベルゼブブの情報欲しさに、『死神のキセル』を、

 「すうううう…ふう~~~~~~~」と思いっきり吹かす。

 すると死神煙はワタシじゃなくてベルゼブブの方を向き、


死神煙{ ベルゼブブとは最高だぜ♫♪ おい!! ベルゼブブ!!!


ベルゼブブは死神煙の声にピクッっと反応して、メロン気球隊からコッチに目を向けた。


死神煙{ 久しぶりだな!!! このどす黒マ●コを殺せ!!!



 ベルゼブブは、

 上空のメロン気球隊、ワタシ、地上にいるメロンレディのそれぞれを見た後、


《 てきの・・メロンも・・どすグロ・・マ●コも・・ころ・・す・・》


 女の声だった!


死神煙{ ちがーう!!! どすぐ  マンっっ  だ  け 


 やばそうだったから、ワタシは手で死神煙を散らした。



 超絶巨大ハエのベルゼブブは餓鬼地獄ゴールの高い城壁を!


 バーーーンっと!


 いとも容易くぶち壊してこっちに来た!!

 だけど!

 ワタシの方じゃ無い!


 おそらく、高い火力を持つメロン気球隊や、空を飛ぶワタシよりも一番、弱そうな!


 卑弥呼(メロンレデイ)を狙って!?



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