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12話 餓鬼地獄2000キロ (3)



「セント! 右のペダルをもっと緩めて!」


「はい!✰」



  約20キロで走る…軽トラの運転席の屋根に座るワタシは、



『S』pace  !!

『M』achine gun  !!

S難度 ★★★★


 30メートル伸びたムチが!


 バッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッ!


 前方の地を叩く!



 遂に初めて、


 ターーーーーン!!!


 地雷を突いた。


 ワタシの顔に、砂と小さな石が当たる…


 その砂のかかった顔を手の平でスッスッと払う。

「地雷ゾーン20キロくらい来て、初めて当たったわね…」



 その時、


 ワタシ達の後方から、


 ターーーンという小さな音が聞こえた。


 後ろを振り返る…

「地雷の音? 何かがコッチに来ているの?」





 10時間後…



 地雷探知…もう疲れ果てた…あれから計14回地雷を見つけた。

 軽トラを止めて休憩。


 走行距離メーターを見てみる。

 地雷ソーンに入ってもう220キロ来てる、後80キロか…


 ワタシは寝転がって「うみねこの鳴く●ろに」を読み続ける青鬼ショウと白鬼リュウトに、

「ショウ、リュウト、ガソリン入れとけ」


 ショウ・リュウト「はーい」


 ショウとリュウトは漫画を開いたまま置いて荷台から降り、一斗缶をそれぞれ取り出し、ガソリンを入れていた。


リュウト「ショウ? ベアトリーチェの正体は誰だと思う? オレは絶対ジェシカだと思う」

ショウ「いやいやナツヒ怪しくね?」

リュウト「ナツヒか~、キリエも臭いよな」


 漫画の話をしているようね。しかしコイツラ読むの遅いな…


 ワタシはまた中年奴隷をなぶり、

「ぼっぼっぼっ(^ω^)」

 『S』パワーを回復し疲れ果てたので、


「ショウ、リュウト、少し寝るわ…何かあったら起こして」


 ショウとリュウトは漫画を手に取り、

ショウ 「了解、ゆっくり休んでねユキノ様」

リュウト 「ういっす」


 ワタシが軽トラの屋根の上で横になった…



 どれくらい眠ったかは分からないけど…


 ターーーン  ターーンターーンターーン ターーンターーーン


 地雷の音で目覚めた。


 また聞こえた?

 今度は連発??


 …しかも近い?


 パッと背中を上げ後方を見るが微妙な勾配があり、100メートルくらい後ろしか見えない…


「一体に何が近づいているの?」



 下の運転席のセントが、

「ユキノ様✰ 地雷の音の頻度が多くなってますし✰近くなってますね✰」


「そうね」


「ココは無理してでも、先を急いだ方が✰」


「ええ」


 セントはエンジンをかけた。


 それに比べて、ショウとリュウトをスヤスヤと体を重ね寝ていた。

 おいおい見張れと言ってただろ?

 クソかコイツら?


 中年奴隷はずっと四つん這いだぞ?



 その時…


 後ろから、

 ドゥゥゥーー


 バイクの音?


 後ろを見る…



 アレは!?



 マネキンがハーレーを乗ってる!?

 後ろには…メロンレディ(卑弥呼)? てことは、あのマネキンはババア!?



 軽トラを見つけたショットガンババア(西太后)


 左手の触手蛇矛をウジャウジャさせて地をまさぐり地雷探知していた。

 右手にはハンドルを握っていたが、右手で背中の筒からショットガンを取り出し、右手一本でクルリっとスピンコックでリロードして発射体制に!


 ハーレー手放し運転に、片手でショットガンのリロード!?

 ターミネーター…?

 あのババア? なんて腕前なの? ガソリンも積んでるしショットガンはヤバい!


「セント! 出せ!」


「はい✰」


 ブロローーー



 後ろのメロンレディ達は、速度を上げている!


 やつら軽トラの後ろにつき、地雷を意識せずに近づく気ね!


 くそ!!


 前は地雷原に、後ろはババアにメロンレディ!


 しかたない! 先にババアとメロンレディをやっつけるのが得策か!


「車を止めろ!」


「はい✰」



 車を止めさせ、


 ワタシは軽トラから ヒョンと降りムチを構える。


 ショットガンババアのハーレーが、


 ドウーーー


 近づいてきた…


 一撃で決めてやる…



 しかし、ハーレーは急停止。 後ろのメロンレディの原付も停止した。


 なぜ??


 メロンレディが頭部のマスクメロンの下の方に両手で輪っかを作り大声で!

「ユキノ先輩! ココは休戦しましょう! (^O^)」


「はあ!? 何言ってるのよ!?」


 ワタシはショットガンババアを見て、

 よく見るとマネキンの顔にマジックペンで「西太后」と書かれていた

 あいつ西太后だったんだっけ?

 ワタシは銃口をこっちに向けるショットガンババアを指さし、

「ババアがショットガン持ってるだろ!! 危ないババア連れてきて休戦なんて聞けるか!」


 メロンレディはババアに

「ババア、ショットガンを仕舞って、お願い (;´∀`)」


「ちっ」


 ババアはショットガンを下げ

「閻魔女王!! 後ろから大量の餓鬼が来とる!! もう近くまで!!」


 言われた通り、後ろから3体の餓鬼が見えた。 かなり速い!


「どうして地雷ゾーンに餓鬼が来てるのよ!?」


 メロンレディは頭部のマスクメロンを指さし

「ワラワの噛まれた所から出てるメロンの匂い!! (;'∀')」


 ショットガンババアはUターンし



 ドウーーーー


 ドン! ガチャ ドン! ガチャ ドン! ガッチャ



 餓鬼三体の頭をショットガンで射ち瞬殺した後、後ろを見て、


「地響き?? ちっ…本隊が来やがったか」


 もう一度、Uターンしこっちへ、


「とにかく今は逃げるんじゃ!! 喰われるぞ!!」




 ババアの後ろに…

 なんじゃこりゃ…


 西ノ宮神社の福男選びの様に…


 餓鬼がウジャウジャ来たーー!!

 うわわわ!

 アバドンもいるし!!


ターーーン!!

ターーン!!

ターーン!!



 大きな地雷の音が聞こえた! 舞う餓鬼も見えた!

 餓鬼の群れが地雷の音の原因だったの!?



 ワタシは慌てて軽トラの荷台に乗る!



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