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人正部。鈍感ひねくれ主人公の青春ラブコメ。最後に泣ける展開に!!

鈍感ひねくれ主人公ってどんな人って、思った方は是非読んで見てください!!

運命

運命とは自分の意識で変わる物である。些細な事で異性と巡り会った時、運命なんかじゃないかと思う。しかし、それは自分の意識の中で早まった認識であり、実際相手がどう思っているかなんて知らないだろうし、まず、そもそも論、その人が運命の人だという概念が誰も知るよしもない。ただ、運命だと思い続ければ、赤い糸で結ばれるかもしれない。俺は思う、神様は運命の権限を付与してくれる。






ただ、その権限を俺は失った…………



このライトノベルは運命を失ったひねくれ主人公 内和野ないわや 瑛地えいじが、青春の生活を送り、最後の決定権が委ねられる物語である。






くっ苦しい、頭痛が襲う、ヤバいっと思った瞬間目が覚めた。なんだったんだ一体、自分でもよく分からないが、とてつもなく深くそして、悲しい夢であり、なぜか、涙が出ていた。


あの火事から三年が経った。何も覚えていないというより、思い出せない。思い出そうとすると、心が苦しくなる。何故なんだ、俺にあの時、一体何が起こっていたんだ…

いつも通りの朝に、いつも通りの通学路、何も起こらないまま高校入学してから2ヶ月が経っており、教室に入り、席に座る。

予言しよう。ジョ〇ョの奇〇な冒険 第2部のジョ〇フ・ジョー〇ターのように当てて見せよう。今から、隣から「また、ぼっちか?」と、声がかかる!!


「また、ぼっちか?」


ビンゴォーーーーー!!どうだ、俺の予知能力、完璧だろ!俺、もしかしたら、予言者になれんじゃねと、思いつつ、これは日常茶飯事だ。隣から声をかけたのは、優垣やさがき じん、俺の唯一無二の心友だ。


「ぼっちは、楽だぞ。誰かと無理に合わせようとせず、自分のための時間が増えて、遊びにも行かないから、お金も増える。そして、なによりも誰かといつまでもいられるなんて、馬鹿げた話で、理想論だ。」


「また、そうやって嘘をつく〜。嘘をつくことは悪いことだって母ちゃんに言われなかったか〜」


「嘘でもねぇし、嘘つきの何が悪い。誰だって嘘をつく。嘘をついたら、中毒になってしまう。人間ってそんなもんなんだよ…」


そう、そんなもんなんだ。人間は三大欲求に弱いという。食欲、睡眠欲、性欲。そして、俺は嘘欲を社会全体に広めたいと思う。これこそ、四大欲求。でも、俺は嘘欲より、性欲の方が強いけどね!


「それより、お前がいるから俺はぼっちじゃねぇだろ」


「え、俺、お前の事、仲良いとか思ったことねぇぞ」


「えっ…」


「嘘だよ!」


返せ、俺の言葉を返せ。こんな俺でも褒めるなんて、めったにねぇぞ。てか、嘘って、お前さっきまで、嘘つきは良くねぇとか言ってたじゃねぇか。完全にブーメランじゃねぇか。


「まぁ、俺だけじゃねぇけどな」


仁が向けた視線に目を向けた。視界に入ったのは、知藤しとう かすみがいた。相変わらず、普通だ。スリーサイズ、上から85、55、86。なかなかだ。誰かに似ている言われたら、冴〇カノの加〇恵に似ているだろう。仲は良いが、なぜか、知藤を見ていると不思議な気持ちになる。前からずっとだ。そして、予鈴がなった。


放課後になって、帰ろうとした瞬間、放送が流れた。


「1年C組の内和野 瑛地君、近藤先生がお呼びです。職員室まで来てください。」


何かやらかした事もないし、焦りは無かった。ただ、嫌な予感はした。職員室に向かい、入ると、近藤先生がこっちだと、合図するように手を振った。椅子に座り、近藤先生が持っているダンベルを見つめる。また、この人は、なんで毎日ダンベルを持ってるんだと、思いつつ話しかける。


「何の用ですか。強さん。」


「ここは、学校だぞ、その呼び方はやめろ」


近藤 強。俺の父さんの昔ながらの同級生。昔は、毎日、父さんの家に来ていたらしく、俺が生まれた頃にも、そばにいたそうだが、筋肉自慢が激しい。


「瑛地、お前に頼みがある。」


「頼み?」


「あー、入って欲しい部活があるんだ。」


「部活?いやだよそんなの」


「まぁ、断ったらどうなるか分かってるな?」


「まさか…」


「お前が、エロゲーにハマっていることを学校の手紙として全校生徒にバラす。」


「やめろぉーーー!」


「てか、なんで部活に入んなきゃ…」


「いや、その部の部長が光川組の娘で、その親が娘思いでな、部活の人数が少なく、廃部になるって聞いたら鬼の形相で、廃部にするなって言われたもんでな、でも、それにその部に入るとお前の性格がなおると思って。」


「俺の性格がなおる?そんなのなおしたくないし、どんな部活だよ!」


「まぁ、ついてこい」


言われるがままついて行くと、


「これがお前が入る人正部だ。」

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