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エピローグ
魔物に囲まれた都市に住む青年がいた。
その青年は、都市一番の貧民であると同時に、家族全員が辛うじて生活できる水準だった。
一方、外街では毎日、裕福な人たちが、自分たちの魔物をつれて町中でパレードをしていた。
それは、自分の魔物の強さを見せしめる為のパレードでもあった。
その一方、貧乏な少年は、お腹を満たす為、パレードで落ちた落とし物を売って生活していた。
その時、少年は、あるものを偶然見つけた。
それは、国王からの便り状と謎の図鑑だった。
誰かが落としたのでものであろうか、その便り状を読んでしまった。
その内容は、国から逃げた魔物を30匹倒して欲しいというものだった。
そして、倒した魔物をこの図鑑に登録し、図鑑が全て登録し終えたら、報酬として1億円くれるというものだった。
それを読んだ少年は、家族のために賞金を稼ぐ旅に出るのであった。