人物紹介
皆様お待たせしました!
『琥珀の女神』シリーズ第二作目スタートします!!
人物紹介
[現在の人々]
セリア・ゴビー(20):王都の外れにある宿屋の孫娘。実は300年前に滅んだ王国『アテナイ国』の皇女の生まれ変わり。勝気で頑固で基本上から目線。300年前の記憶や能力、魂を受け継いでいるため、すでにお伽噺の中の話とされる魔術を操る。最強。小麦色の長い癖のある髪に、琥珀色の瞳。
キャロン・シャトー(22):宿屋の料理長の娘。皇女の乳姉妹の生まれ変わり。清楚で思慮深く、セリアの事となると無駄に心配性になる。セリアと同じくこの世にすでにないとされている魔術師の一人。灰色の肩までで切り揃えられた髪に緑の瞳。
ノア(28):セリアの宿屋の用心棒。セリアとキャロンの護衛も兼ねている。300年前の出来事とはまったく関係はないが、話しはすべて聞かされていてある程度把握はしている。飄々とした性格だが、貧乏くじを引く事の多い苦労性。藍色の短髪に藍色の瞳。
リュシアン・ミネルバ(21):三公の一つであるミネルバ公爵家の次男にしてジェラミーの双子の兄。通称『白の騎士』。『女神姫』の護衛であった『白騎士』に生き写しの姿をしているが、生まれ変わりではない。基本優男風だが、怒らせると怖い。銀の長髪に紫水晶のような瞳。
ジェラミー・ミネルバ(21):三公の一つであるミネルバ公爵家の三男にしてリュシアンの双子の弟。通称『黒の騎士』。『女神姫』の護衛であり、『皇女の乳姉妹』の夫であった『黒騎士』に生き写しの姿をしているが、生まれ変わりではない。曲がったことが嫌いな一本気な性格で隠し事が苦手。黒の短髪に菫色の瞳。
マルセル・アスキウレ(25):三公の一つであるアスキウレ公爵家の嫡男で次期当主。ミネルバ家の双子の世話係を自称すると共に、彼らの駆け込み寺の住職でもある。300年前の事については話だけ聞かされているが実際の繋がりはない。魔術師見習い。笑い上戸な狸のような性格(セリア談)
[300年前の人々]
フィアナ・アイテール:故アテナイ国の皇女。享年19歳。セリアの前世の姿。その美貌は描けないほど美しく、その美しさ故に『女神姫』と呼ばれるが、性格は横暴で大雑把。イリーオス国の間者に毒殺され、その後300年間、遺体はイリーオス国の国宝とされていた。魔術によって遺体は死んだときのままに時を止めていたが、セリアの浄化の炎で空に還る。金髪に琥珀の瞳。
エヴァ:フィアナ姫に仕えていた侍女であり乳姉妹。キャロンの前世の姿。姉のようにフィアナを見守り可愛がってきた。あらゆる武術に精通し、魔術も使いこなす完璧主義者。フィアナ亡き後、いつかフィアナが蘇った時に彼女のために傍に居られるように、密かに心を寄せていたカイルと婚姻を結んで彼の子供を産む。灰色の髪に水色の瞳。
リアン:フィアナの護衛騎士であり、通称白騎士。性格は無口で冷静沈着。前世の白騎士と黒騎士に血縁関係はなかったが、その後子孫達が婚姻関係になった。周りからは参謀的立ち位置で慕われていたらしい。フィアナを異性として愛していたが、その関係を壊したくないがために気持ちを打ち明けずにいた事を悔やみながら若くして亡くなる。
カイル・ミネルバ:フィアナの護衛騎士の一人で、通称黒騎士。竹を割ったような性格で熱血家。周りからは面倒見のいい兄貴のように慕われていた。前世の白騎士と黒騎士に血縁関係はなかったが、その後婚姻関係になり、今のミネルバ家へと繋がれていく。
オーウィン・アイテール:フィアナの兄皇子にしてアテナイ国最後の王。優秀ですべてをそつなくこなす王としての才能に溢れた人物だが、妹フィアナだけには弱い。妹が毒殺され、亡骸が紛失してからは、王の仕事や隣国との小競り合いの合間にずっと妹の行方を追っていた。その無理が祟り、その後妹の後を追うように早くに亡くなる。