第十五話
……え〜、今年最後となる更新です
またもお待たせしてしまって済みません
皆様の予想通りであります、他新キャラ達の名前が決まっておらなんです……
話のネタはあるのにそこまでの流れが思いつかない
……誰かネーミングセンスと文才をくだしあ |||orz
いつも通り誤字脱字ありましたらよろしくです
……結婚ですか。
あの後なんとか正気に戻ってくれた藤堂さんが顔を真っ赤に染めたことで周り含めて、微妙な空気になってしまいました。
ただそこから比奈の。
「・・・おかあさん、ひなの!」
発言でなんとか持ち直しました。
藤堂さんのお菓子好き自体も同年代ではそれなりに広まっていて、昼休み時の告白はそれの延長線、もとい暴走という風に落ち着いたのもありましたが。
やはりどの世界でも女性にお菓子は好かれますね。
料理、ひいてはおいしいものは種別種族を問いませんね。
身を以て体感しただけありますとも。
……保存や調理といった技術が発達していない世界だとか、自身が意識のみある物質、魔剣や鎧、道具やゴーレムとそもそも食事のとれない物に生まれた時は大変でした。
なまじ人と同じような姿になれる、作り替えれる時もあったのですが基本それらは生き物として認められていない事の方が多いですからね。
食べさせてもらえないし、食べれない体もありましたからね……
とそれよりも結婚ですか……
様々な生き物、意思ある物として生まれ死んで来た私からしてみれば、何度か経験した事である。
が!
昼休みの時に藤堂さんを思わず投げ飛ばしそうになったのが問題です。
実際はあの時に思い出してしまった光景、いわゆるFlas Backが問題なだけですが。
それは昔私がその世界で女性として生まれたときの話です……
そのときの私は雌として他の生物では何度か生まれて来ていたのですが、人間の女性として生まれたのはまだ二度目でした。
初めてのときはどうしたかというと流石にまだ性別の観点から、というか精神的な同性との結婚というのは考えられなかったので修道院に入り生涯独身を貫きました。
いわゆる出家のようなものですね。
ただそこでの奉仕活動に孤児院を管理すると言ったことがあり、いろいろあって価値観などが変わりあぁこどもをもつこともいいな、と思ったわけです。
……そういえばアテナ様から「お母様」と呼ばれ始めたのもその生涯が終わってからでしたか。
それでやっと巡り巡って今回女性として生まれ、好きになった人を見つけお互いに愛し合い結婚しました、で済めば良かったんですがね……
いくら経験や記憶、身体能力などを受け継ぎ続けているとはいえ生まれたばかりの赤ん坊。
まだ目が光に慣れず、目も開けられない状態の中、抱え上げられたての感触や耳に入る周りの音で人の女性として生まれたとわかったわけです。
そして時間が経ち意識のはっきりしない中、うっすらとめを開けてみた光景は茶色い壁でした。
抱えられている感覚もあるし見えているのはおそらく胸元でしょうか。
そのときはおそらく肌の色がそうだったり服の色かもしれないと思っていました。
……そうであればどれほどよかったか。
再び目を開けてみた光景の中では人形の陰がぼんやりと動くのみ。
ただなぜか色が誰も茶色すぎやしないだろうか、と。
そしてハッキリ見える頃に見えた人たちは、こんがり小麦色に焼けた肌、今の人間とは一回り二回りも大きなガタイ、時折ピクピクと動く筋肉。
……ここまでくればもう予想出来ていると思うのですが、その人達は現代のボディビルダー達も真っ青な肉体を持っていました。
えぇ、訳が分かりません。
無駄に美しく見える筋肉、時折ピクピクと動き、皮膚の表面がテラテラと輝いているんですよ。
そしてその筋肉の塊を惜しげもなく見せるその服装!
というか殆ど大事なところを隠しているだけの半裸……
凄まじい光景でしたね。
腕回りが頭よりも太かったですし、身長も三メートル近かったと思いますね。
そして生活していく中で知りました。
最初に見た茶色い壁のような物。
あ れ 私 の 母 親 だ っ た ん で す ね ! ?
胸元や髪型、顔の造形と骨盤くらいしか違わないんですが?
寧ろ最初は何故胸元を隠しているのかわかりませんでしたし!
ええ、その生まれた世界では人の標準体型がまさにそれだったんですよ。
男 女 含 め て
こんな奇myーー……、もとい変な形の人たちは家族だけだ、という希望は子供になり外へ出た瞬間打ち砕かれましたたとも、はい。
この生まれた世界での人の仕来りに地竜、地上を走るというか飛ばないドラゴンを一人で狩る事が出来て初めて大人になれるのです。
そして注目するべき特質が二つ。
一つ、この世界には気やオーラといった生命力を変換したもの、内魔力・外魔力といった物質として存在しない力という物が全く存在しない物である事。
二つ、この世界において……
人という種族が腕力、己が力のみで食物連鎖の頂点に君臨している事である。
はっきり言って意味が分かりませんでしたね。
丈夫になるためといって、赤ん坊のころからドラゴンの角や鱗を粉末にして飲まされてましたし。
勿論母乳や離乳食のそれに溶かしてですよ?
常日頃から食卓に主食として並んでいるようでしたし。
極めつけは父母の狩りでしたね。
全長十数メートルはあるドラゴンや猛獣をチョークスリーパーでの絞め殺し、鯖折りでへし折ったりしているところを見れば呆然である。
中には全力で突進して来たものを真正面から受け止め、振り回したうえ地面に叩き付けてしとめるのを見た時には、物理法則とかはどうしたんです!?
と本気でいろいろ調べました。
基本的に自身の肉体こそが最大の武器であり最大の防具である、を地でいくその世界の人たちは済んでいる人のほぼ九割がその体系である。
勿論男女合計で、ですよ……
周りは筋肉の塊、中には本当に球体に近い体系の方までいらっしゃいました……
そしてああはなるまいと体系を細くなるように柔軟を重点においた鍛え方でなんとか細いながらも力では劣らない、それでいて女性としての柔らかさを失わないから作りをしました。
価値観のせいで見た目でほれたという方はほぼおらず、私の強さや料理の腕にほれた方達が出ました。
……ただアプローチの方法が揃いもそろって脳筋!
問答無用の決闘、正面からのぶつかり合いって一体なんなの!?
わかるわかるわ!
厳しい自然環境の中、人という種族はそれほど居ないし。
そのくせ子供のころから怪我はしない、それどころか皮膚に傷つけられるような生き物が殆ど居ない!
あげくに飛竜にさらわれて食えないからと天高くから落とされても悪くて打ち身、大人に至っては痣すら出来ない始末!
そうでしょうね!!
料理もちぎったり混ぜたり焼いたりするだけ、武器を作るより肉体の方が強い、というか刃物が皮膚を通らないからノコギリのようなものが主流だし。
しかも木を綺麗に切る為だけというね!
もう色々な意味で技術その他が発展しないわけよ。
そもそも必要ないもの!?
……ッ!?
大分昔の話であるのに考え方が戻りかけてましたね。
とりあえずそんな筋肉そのもの達からのアプローチやら技術等の未発展でめいってしまったんですよね。
軽いノイローゼもあったのかもしれません。
対応も御座なりになり、半場機械かしていたところに現れたのが彼でしたね。
彼は数少ない今の標準的な体系の細マッチョというものでしたか?
そんな体系の持ち主でした。
一割にも満たない細い体つき ーーそれでも筋肉質ですがーー の男女はそのひ弱そうな見た目から周りに大事に蝶よ花よと育てられる。
ただその見た目から殆どの人に恋愛対象としてみられないのです。
よっぽど強かったりと他にモテるような要因がなければ、ですがね。
だからでしょう、同じような見た目……
というか筋肉のきの字もないような私が何故そんなにモテるのか。
そして私の弟子にしてくれ、鍛えてくれと頼み込んで来たわけですよ。
それに対して久しぶりにまともな、平凡そうな男性だったので二つ返事で返しましたね。
同時に誓いました。
あのような筋肉ダルマには決してさせまいと!!
こうして効率的な体の作り方、筋を固めて痛めたり、筋肉がつきすぎないようにと力の使い方やその技術などを教え力だけに頼りすぎない強さというのを教えていきました。
そして着実に強さを手に入れていき、異性として意識してもらえるまでに強くなってくれたんですよね。
ただその頃から段々とどこか釈然としない感情を覚えたんですよね。
……今思えばさみしさだったり嫉妬とかがあったんでしょうね。
それなりに有名に、私の弟子としてでなく純粋に本人の実力として認められてきたのでしょう。
どうしようもない美意識の違い等で他の人に、主に女性にチヤホヤされて喜んでいるのを見ているとね。
……まあチヤホヤが決闘もとい、物理的なアレだったので休みなく挑まれてザマァ……、とか思ってましたが。
十分に力をつけて尚私の弟子のままついて来てた事にイライラが溜ってしまいまして……
今まで味わった事のない感覚で二度目の女性でありながら戸惑いを覚えているのに彼はいつもと態度が変わらなくて。
ついつい分解して良いもしないお酒で酔ってしまったところにアレですよ。
「なんで師匠って結婚しないんですか?」
あれだけ申し込まれて選び放題なのに、と……
まあ怒りますよね。
あんなのごめんだと、普通が良いのだと、他の人はちっとも理解してくれないだと。
なんというか歳柄にもなく泣いて愚痴りながらあたってしまいまして。
一回りも二回りも精神的に離れた人にあそこまでいうのは我ながらどうかと思ったのですが、普段酔わないせいかタガが外れたように出て来た言葉をいやな顔せず聞いてくれて……
「僕じゃあダメですか?」
不意に告げられた言葉がコレ。
自分でも何を言っているかわからない状態でこの言葉を聞いたら、何故か涙が止まらなくてですね……
それから落ち着きが無くなった私を彼が抱き上げて連れて帰って来た家で向こうからキスされて。
抱き上げられた時に驚いて止まっていた涙がまたポロポロと。
慌てた彼に・・・イヤじゃない、と……
まあそのあと済し崩しになってしまいまして。
正気に戻った後も嫌悪感なく寧ろ幸せな感じがしていたんですよ。
まあそれで隣の彼を眺めていたら起きた彼が赤くなったり青くなったり……
仕舞いにはそのまま土下座してすみませんでした!!だって。
おかしくて笑ってしまった私を見た彼が、ポカンと私の反応の訳が分からなそうな顔で口を開けているのが更におかしくて。
「初めてだったのにね?」
なんていったら僕もです……、なんて消え入りそうな声で言って。
そういう事じゃないのにね、と。
「イヤじゃなかったよ。寧ろ好きだった。……結婚しようか?」
そんな流れで結婚したのが女性での初体験でしたね。
後で聞いたら弟子入りとして頼み込んだのも一目惚れ。
アレだけ強さを求めてたのは私より強くなる為だったが、あまりに勝てないし。 そういったもの(アプローチというなの決闘か決闘というなのアプローチというべきか)がなく、諦めかけた中酔わない私がよっているのを見てコレが最後のチャンスだと思っていたそうです。
それからというもの色々な物になり一部を除いた世界で番や結婚してきたがここまでいろいろ悩んで、そして純粋に愛し合ったのはないな、と改めて思う。
知識としても能力としても中途半端に高い物だと自分ではなく自分の力を狙った結婚とか婚約もあったものだからよけいにそう思う。
貴族やら王族ではよくロマンスのような恋愛話があるがそういった立場の物は殆どが義務として全うせねばならず、平民などや面識のない姫君との燃えるような恋というのは一般的ではない。
……まあかといって全くないというわけでもないが。
他国に狙われ続ける事や権力を求めてくる婚約者達にうんざりし、豪華な生活も権力もすべてを国に決めさせるよう協力者達と法を作り自由を手にした王様王女他も実際にいるにはいる。
ただ私自身が人ではなかったから他人事のように思っていたが、男女の恋愛よりも同性にはしる王族貴族が多いのはどうかと……
まあ狙ってくる異性達の争いを身近で体験見学(強制)し恐怖を覚える人が少なく無いからかもしれないが。
そんなわけで結婚は本当に好きな人と愛し合ってしてもらいたい物だと思う。
老婆心ながら切に思ってしまう。
どこにでもあるような物ですからよけいにね。
「・・・……さん」
「……あさーん!」
「おかあさん・・・?」
と大分色々な事を思い出しすぎて周りが見えていませんでした。
「少しボーッとしてしまって。ところでどうしましたか?」
不自然にならないように平常に言い返す。
「いや六限の授業も終わったのにぴくりともしないからさ〜?寝てるのかと思ったよ!」
「ハッ!お前じゃねぇんだからそりゃーねえな!」
「美雪もキチンと授業受けなよ?」
また漫才のような物が始まり周りが賑やかになる。
「毎回勉強を教えている私の身にもなって欲しいわね?」
「……アハハ〜。つっ、次からはがんばります!」
「大変なんですね」
苦笑しながら藤堂さんに話しかける。
「そ、そうなのよね。いつもみんなで勉強会をしてるのにいつも一人だけ補修行きなんだもの」
すこし顔を赤らめてどもったがこちらも気にしませんという風に目線で伝える。
その後の会話は至って普通にもとの空気に戻せたので良かったです。
さてこれから放課後ですし入部する部活の見学にでも行きましょうか。
……こっそり回想に没頭しつつもキチンと取ってあったノートにホッとしたのは秘密。
まさかこの歳になってノートを取ったかどうかで冷や汗をかくとは我ながら不覚です。
・・・あ〜更新で話が進むと思っていた皆様に謝罪をorz
前の話から授業二時限分、時間にして二時間ちょっとしか時間が経っておりません
というかほぼ回想!!
殆ど話として進んでいないのに番外編レベルの作品となっておりますが、主人公が生きてきた世界としてこんな世界というのもありましたよ、と
いろんな意味で楽しんでもらえれば幸いですん・・・
oh・・・キャラ名ガ思イ浮カバナクテオ話ガ進ミマセェーン!?/(。▽、°)\




