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24 リクエスト・オーダー!

『CCPよりガーゴイル隊へ。とにかく海へ出ろ。もし邪神竜が進路変更したら、地上対空陣が撃墜する。食いつかせようとか考えるな。繰り返す、海に出ろ。今、羽田から増援を寄越す。それまで持ち堪えてくれ』


 指定された方角を確認した後、ブレイクした2機は再び編隊を組む。


『それと、邪神竜をこれより飛竜ワイバーンと呼称する』

「ガーゴイル・ワン、了解。――撃てませんか」

『貴機とワイバーンとの距離が近すぎる。これでは誤射や破片が当たる可能性があるし、出来れば、地上に墜として建築物に被害を出したくないとのことだ』

「了解」


 また上層部の意向か。

 うんざりした気持ちはあるが、今は現実に目を向けるしかない。


『ガーゴイル・ワン。ワイバーンの速度が思った以上に速い。追いつかれそう』


 美也がうめく。


「ガーゴイル・ツー。マッハ1まで加速する。あまり引き離しすぎないように注意しながら、太平洋に出るぞ」


 合図と共に、スロットルをめいっぱいまで押し込む。

 ぐんぐんと速度を増していく、その重圧を全身で受けながら、今後のフライト・プランを高速で作成していく。


 いくら増援があるとはいえ、ドグファイトと帰投のための燃料は考慮しておく必要があるだろう。頭の中で燃料の残量と、可能な機動を数パターンに渡って脳裏に描く。玲音はそれをしながら、再び背後を確認。


 別に、油断していた、わけではないのだが。


「へ?」

『ガーゴイル・ワン、加速しろ! バイゲイト、ナウ!』


 ――バックミラーいっぱいに映る、黒。


 これは何だ、と一瞬フリーズした頭で思い、しかし体は自然と反応していた。


 邪神竜が、距離を詰めてきていた。


「嘘だろっ、超音速だぞ!」


 握りしめていたスロットル横、親指の位置にあるスイッチを押し込む。スロットルのロック解除。「AB」の位置までレバーが入る。

 アフター・バーナー点火。


「ぐっ」


 備えていなかったGが、どん、と腹を突き、微かにに喘ぐ。

 慌てて上体と頭を思い切り捻り、肉眼で確認。

 だが見間違えようがない。マッハを超えたイーグルに、邪神竜が追随してきている。

 グラス・コクピットのモニタで彼我の位置を確認すると、ガーゴイル・ツーはブレイクして逃れたようだ。


「生物が音速を超えるなんて!?」

『現実見ろ馬鹿! まだ追ってる、そっちにロックしてる!』

「分かってる! CCP、ガーゴイル・ワンはこのまま全速で海に出る! ガーゴイル・ツー、ワイバーンの背後につけ!」

『コピー・ザット!』


 黒坂機、ブレイクして高度を落とした状態からインメルマン・ターン。速やかに黒竜の後方を占有する。美也の切迫した声。


『ガーゴイル・ツーよりCCP、ワイバーンの後ろについた! いつでもロックオン出来ます! 指示を……いや、撃墜の許可を求む!』



   *   *   *



 一方で、市ヶ谷駐屯地内、CCPにおいても、別種の戦いが既に展開されていた。


 防衛参事官、総体司令管理部長、航空自衛隊幕僚長、その他、所謂“背広組”の面々がトップ・ダイアスに居並び、先ほどから霞総隊司令と睨み合いを続けている。


 <ゲート>が通じて以来、自衛隊の参謀格は全て、帰ることの出来ない日々を送っており、ここにいる面々も多くはそうだろう。こんなに早く彼らがCCPに集合出来たのも、会議のために駐屯地に集まっていたからだ。今となっては最悪のタイミングだとしか、霞空将補には思えなかったが。


 つい今し方まで議論は、「何故、日本への侵入を許したのだ」「<ゲート>突入前に察知出来なかったのか?」と、その責任の所在を突き止めることばかりに終始していたのだが、それがあまりにも長引いたため、幕僚長が業を煮やして「それはF-15のフライト・レコーダを確認すれば済むことです」と強引に打ち切り、ようやく次の話題に移ることが出来た。


 即ち、


「撃墜だと? 総隊指令、あの自衛官は何を言っておるのかね」


 至極真っ当な要求だと思いますが、とはもちろん言わない。


「しかし、竜騎国の将校が、あれは邪神竜であるとはっきり言っております。世界的に災害をもたらす害獣であると。であれば、撃墜はおかしなことではないと思われますが」

「だが、たかが一匹だろう? それを自衛隊が撃墜したとなれば……」

「それに、まだ攻撃も受けておらん。ただ追い回されているだけでは、先制攻撃をしたと批判を受けかねん」

「そもそも、何でイーグルが追い回されておるのかね? イーグルは世界最強の戦闘機ではなかったのかね? それをああも後ろを取られてしまうものなのかね?」

「参事官殿、今、世界最強の戦闘機は、F-22ラプターで御座います」

「おお、そうだった。しかし、それでもたかが動物に、戦闘機が負けるのかね?」


 F-15と同サイズの鷹や鷲がいて巴戦をしたら、F-15は絶対に負ける。F-22であっても、結果は同じだ。そもさん、あの金属の塊は、エンジンの力と翼の揚力で無理からに空を飛んでいるに過ぎないのだ。空自を統括する分際でそんなことも知らないのか? と喉元まで出掛かるが、


「今、確認出来た事実だけを申し上げますと、邪神竜は超音速飛行をしているF-15に追随しております。つまり、生物でありながら音速を超えた。これはもはや、我々の常識で測っていい存在ではないことを明示しております。いいですか、既存の判断では絶対に失敗します。それをお心得ください」


 辛抱強く、しかし意識の片隅で常にモニタを確認しながら、霞空将補は忍耐強く説得を続ける。


「総隊司令。ガーゴイル及びワイバーン、太平洋に出ました。ガーゴイル、ひとつめの増槽を投棄」

「回避に専念して時間を稼げ……いや、格闘性能のデータを取れと言え。TARPSを海に投棄。海自に回収を要請」


 消極的な指示は、そのまま隊員の士気に直結する。かつてイーグル・ドライバーとして、国籍不明機への対処において、さんざん上からの指示に焦れさせられた霞空将補はそれを熟知していた。内情は見透かされるだろうが、それでも建前の、あるのとないのとは大きく異なる。


 もう撃てる。いや撃つべきだ。


 その事実が、霞空将補をじりじりと焦がすが、それでも冷静さを失うことなく、言葉を紡ぐ。


「現場海域には既に海上自衛隊の護衛艦も展開しています。彼らが判断して撃墜することも出来ますが、そのためにはイーグルを下げなければならない」

「馬鹿な、それでは空自の面子が丸潰れではないか!」


 まだ潰れるつらが残っているとでも?


 がり、と奥歯が鳴るのを自覚するが、堪える。

 通信官の一人が、そのタイミングを待っていたかのように声を上げる。


「海自より連絡です! イーグルへの誤射の危険があるため、対空迎撃措置不可能とのことです!」


 暗に「邪魔だ」と言われているわけだ。それが分かったのだろう。それまで居丈高だったトップ・ダイアスの面々が、目に見えた焦りを浮かべる。


 空自が退いた場合、面子が潰れるだけでは済まない。空自には今回の問題への対処能力がないと見做され、下手をすれば米軍が今回の事態に介入する堤防の穴にもなりかねない。


 といって、海自がすぐに撃墜出来るのかと言えば、それも疑問が残る。海自、それも現在、東京湾入り口に展開しているイージス艦の艦長は、いずれも防大卒の要するにエリート中のエリートだ。それは霞空将補とて同じだったが、既にこれ以上の出世が諸々の事情から望めない彼女と違い、彼らは艦長職を辞すれば、次は群司令など、更に上のポストが用意されているのだ。彼らは出世の望みが大いにあり、敵機の撃墜などという“不名誉になりかねない名誉”に浴する危険を冒したがるとは、霞空将補にはとても思えなかった。「伝統墨守、唯我独尊」という言葉が象徴するように、海自には海自の、暗黙の了解というものがある。

 それでも、大陸と半島による、数度に渡る各諸島への接近・上陸や、中露海軍の宗谷海峡通過など、空自に負けず劣らず面子を潰され続けてきた海自が意地を見せるというのならば、それも良かろう。だが、目の前の男達はそれを嫌がっている。

 嫌がっているが、それでも自分達も、また同じように泥を被る勇気などないのだ。

 空自が撃墜したとしても、その責任や批判を浴びる先が変わるだけ。


 手を汚すのも嫌。手柄を取られるのも嫌。

 かといって、このまま空海双方が手を出さなければ、邪神竜は海を渡るか陸に返すかして、人的被害をもたらす。それも嫌。

 嫌々だらけだ。餓鬼か。いい加減にしろ。


 爆発手前の感情を肺腑に押し込み、総隊指令は静かに諭すように告げる。


「前にも同じようなことを申し上げましたが」


 持っていたペンに、びきりとひびが入る。その音にびくりと肩を竦ませる参事官と管理部長。それに構わず、


「よろしいでしょうか、このまま邪神竜を見過ごせば、我が国、もしくは海外に被害が及びます。竜騎国……異世界側が、嘘を吐いていないのならば、あれは人を餌と見做している存在です。そしてそれを阻止出来るのは――われわれ自衛隊だけです」


 通信官が怒鳴る。


「ガーゴイルより、威嚇射撃許可の要請です!」

「駄目だ駄目だ! 近隣に海上自衛隊がいるのだぞ! 彼らの近くにでも着弾したら大問題になる!」

「領空侵犯措置もこの場合適用されん。あれはどこの国家にも所属しておらんし、そもそも人間ではないのだ! 前例のないことに軽々しく判断は出せん!」


 事態は一刻の猶予もない、どころの話ではない。こうしている間に、どんどん事態は悪くなっている。最悪だ。結論は一つしかないというのに、政治屋どもが責任を負うことを恐れて決断を下さない。


 そこまで考えて、苦笑する。

 要するに彼らが今、最も望んでいることは簡単なのだ。


 彼らは反対の立場をとり続ける。そして、全ての責任を引っ被って、自分が独断で撃墜指示を出すこと。


 それが彼らの望みだ。


 だが、それは絶対に出来ない。

 霞空将補は全ての立場を投げ打ってそうしたい衝動を、胸に強く仕舞い込む。

 保身からではない。自衛隊は文民統制の組織だ。万が一ここで自衛官、つまり武官である自分が、文官の反対を無視して独断専行すれば、それは制度そのものへの反逆を意味する。国際情勢がどうであれ、形として「軍事力が独断で武力行使した」ということになる。緊急時であり、そして尚且つ、目の前に文官がいなかったなら、それは可能だった。「判断者が自分以外にいなかったため、それ以外に手段がなかった」という言い訳が効いたのだ。だが現実として彼らはここに集ってしまい、反対の言葉を口にしてしまった。この場において彼らがすべきだったことは沈黙を守り、自分が撃墜命令を下すのを黙認し、「あのときは緊急事態だった」と言い張ることだったのだ。またはいなかったことにするか。それであるなら、霞空将補は口裏を合わせることにも積極的であっただろう。


 ここで自分が反対を押し切ればどうなるか?

 それはあらゆる意味で最悪の結末を招く。政府という統治機構のコントロール下にない軍隊は、存在を許されてはならない。例え悪政を打破する手段であってもだ。


 分かっているのか? 眼前の男どもに、霞空将補はテレパシーを送る。


 貴様らが私に望んでいることは、この国の体制を壊せということに他ならない。そこまで頭が回っているのか? おおいに疑わしい。


「参事官」


 それまで沈黙を保っていた幕僚長が、静かに切り出した。


「僭越ながら、進言いたします。この事態に対処するために、異世界からの、危険生物の侵入と判断し、我々自衛隊が駆除する、という形を取るという案を愚考いたしますが……」


 謙った言い方は、そうしなければこの参事官が、まずその口調が気に入らぬと臍を曲げて議論が始まらないからだ。霞空将補のように砕けた言い方出来るのは、単に初対面でイニシアティブを完全に握ったからに過ぎない。女であることも、決して無関係ではないだろう。やろうと思えば、セクシャル・ハラスメントという名目を用いて、男の官僚の地位を失墜させることも可能なのだ。彼女はその手段を絶対に選ばないが。自尊心故にではない。女としての武器を使うのは、自分の無能を認めることになる、と彼女が信じているためだった。

 ともあれ、幕僚長はさらに言い募る。


「竜騎国から、あれが既に危険な生物であることは明言されております。領空侵犯措置が適用されないのであれば、“都心に現れた危険生物の駆除”という形で、そう、人食い熊を退治するのと同じ名目で、あれを撃墜するというのは如何でしょうか」

「馬鹿を言うな」


 返答はにべもなかった。


「あれがそもそも人を食うのだと、我々日本の誰も認識出来ておらんし、証拠写真も証言も、竜騎国側のものしかないではないか! 国際社会がそれで納得するものか。しかも熊に対して一発8000万円のミサイルを使うのかね、我が国は!? 冗談ではない、マスコミから袋叩きにされる!」

「しかし、このまま見過ごせば、下手をすれば海外に飛ばれます。そうなると我が国の責任問題となるのも明白でございます」

「ぐっ……な、ならん、ならん! 自衛隊が未知の生物を撃墜したとなれば、自然保護団体の連中も黙ってはおらん! 増して武力行使だと? 政権がひっくり返る! そのようなことはあってはならんのだ! もういい、幕僚長、貴様は黙っておれ!」


 黙れと言われれば黙るしかない。それが組織というものだ。だが、幕僚長の目にある種の覚悟を見て取った空将補は吐息と共に彼に頷いてみせる。


「――閣僚会議の決定は?」

「出ておらん。閣僚の方々が、まだ全員が出席されておらんからな」


 最後の望みも潰えたか。


 霞空将補は軽く吐息。頭を切り替えた。眼前の男達の存在を脳内からとりあえず消し去り、別の手段を思考する。


 “閣僚決定を介さない武力行使”が許される状況は、ひとつ。


 正当防衛だ。


 だが自衛隊法には、悪意的にも思える但し書きがあり、飽くまでも攻撃された本人しか反撃する権利は許されていない、

 現状の集団的自衛権のミクロな側面、問題点だ。

 与党はこれらを議題に挙げたが、結局野党側の反発に遭い、未だに実現していない。


 だが。


 自衛官でない、国民相手ならば。


 つまり、陸地に邪神竜が向かえば――


 そこでそのプランを断ち切る。それは自衛官が望んではならない。そうなったならそうするが、誘導するような真似は絶対に出来ない。


(僚機が攻撃を受けた際に、正当防衛の名目で緊急判断を下す)


 後々の禍根は残るが、それが最も実現可能なやり方だろう。

 面白みもなく、そして部下の命を断頭台に捧げるやり方だ。

 それでも、


(手をこまねいて、国民を危機に晒すよりはマシか)


 幕僚長の覚悟は分かった。

 では、今度は自分が覚悟を見せる番だろう。


「――新兵器を使用しましょう」

「何?」

「技本の開発した新兵器です。あれならば、十分な高度を保った状態で発射すれば、海上に到達する前に燃え尽きます。海自に被害は出ない。威力こそありませんが、威嚇射撃として、現在使える唯一の兵装です。もしかしたならば、これで<ゲート>に追い払うことが出来るかも知れません」


 最後の一言は嘘だ。

 目的はそれではない。


 伝聞した邪神竜の特徴を頭の中で繰り返しながら、プランを練り上げる。


「参事官。今、手をこまねいて、万が一にも横須賀の米軍に撃墜を決断させるようなことになれば、日本の主権にも関わります。貴方はそれを招いた張本人として歴史に名を残すおつもりですか」

「なっ」


 気色ばんだ参事官を抑えるように、幕僚長が前に出る。


「参事官。兎にも角にも、ここは空自が何か行動したという事実が必要であります。――全責任は私が取ります。ここは何卒、威嚇射撃だけでもお認めください」

「ぬ、ぬう……」


 トップ・ダイアスとて、何も日本を滅ぼしたいわけではない。単に内部の権力闘争に明け暮れて、そこから脱落することを怖れているだけだ。威嚇射撃という、ハードルを下げた要求に加え、新装備の存在と、それに対する責任は幕僚長が取ると明言したことで、ようやく悩み始めた。

 だが、悩んでいる時間も今は惜しかった。霞空将補は手を打つ。


「閣下ッ、時間が命です。あと3秒でご決断を! はい、3、2、1!」


 文字通り、カウントごとに手を打った。その音に焦って、参事官は思わず口走った。


「わ、分かったッ、威嚇射撃を許可するッ」


 CCP内で「ンな強引な……」と、どよんとした空気が漂ったが、それも一瞬のこと。前言を翻される前に霞空将補は声を張り上げた。


「よし、ガーゴイル・ツーに指示しろ! 威嚇射撃を許可する! ただし使用兵装は新兵器“フェイク・ブレス”のみとする! 直ちに伝えろ!」

「はっ!」


 そこで、おずおずと部下の一人が報告する。


「あの、総隊司令、羽田のスクランブルなのですが……」

「ランデヴーはどのくらいになる?」


 モニタを確認した霞空将補は、ふと眉をひそめる。東京上空を飛んでいる飛行体は三つ。ガーゴイル・ワン、ガーゴイル・ツー、そして邪神竜エネミー


 増援の姿がない。


「その、ですね。羽田でトラブルが……市民団体が滑走路に侵入、占拠して、『自衛隊は民間のための空港を軍事利用している』と」

「――何?」

「そのため、羽田のスクランブルが離陸できない状態です。直ちに百里に指示を回しましたが、時間が……」

「別の滑走路は」

「100人近いデモ隊が、警備を押し切って侵入したんです! 滑走路ひとつひとつに寝転がって離陸を阻止しているとのことです!」


 一瞬だけ、その温度を下げていたために、全身の血液が突沸するのを彼女は抑えられなかった。


 手の中で弄んでいたボールペンが音を立てて砕ける。破片が手のひらを傷つけたが、彼女はそれにも構わず、その拳をデスクに叩きつけた。


 赤いインクと血が跳ね、怒りに彩られてもなお損なわれぬ美貌に紅を差す。




「――そんなに日本を滅ぼしたいか! 似非エセ平和主義者どもがっ!」





次の更新は本日12時ちょうどとなります。

クライマックスとなる空中戦です。

空戦となると一気に書いてしまいますね。

本来、世界最高クラスの能力を持つと言われる自衛隊の最大の敵は、やはり政治です。シヴィリアン・コントロールの組織である以上、上の意向を無視して行動を起こすことは出来ません。他に判断者がいなかった場合はその限りではないのでしょうが、今の状況で上層部が詰めていないなんてことはあり得ないわけでして。

とはいえ、本当に徹底的に論破するのが難しいことは、私にも分かります。なので、最後は少しギャグを交えて誤魔化しました。


これが掲載される頃、私は綾波改二に重巡軽巡を食わせているでしょう(予言)。

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