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5千万と友達 2

今回はギャグ&バイオレンスです


でもバイオレンス描写はあまりないです

元親友は屋上を去った。残っているのは俺一人。

寂しい時間が過ぎる。いつも俺のそばには誰かいたからだ。

どうしてこうなった。誰のせいだ。何のせいだ。理由はわかってる。

すべてあの金のせいだ。

なにもかも、親との仲も、友達との仲も…

こんなふうにする気はなかった。1億手に入れたってこんなことになると思わなかった。

だから俺は、その日。…

久し振りに涙を流した。


俺は教室へ帰った。そこで待っていたのは。…

リーダーとあのドラえもんで言うスネ夫だ。こいつらはこれからジャイアンとスネ夫にしよう。

ジャイアンは俺に開口一番

「おう、貴様さっきはよくも俺のことをスカしてくれやがったな。喜べ、今からお前の解体ショーを始める。」

「そうだぞ!リーダーの言うことは絶対なんだぞ!」

脳内ではリーダー=ジャイアンという方程式が組まれていた。

「どうでもいいけど俺パス。とりあえず教室入れろ」

俺はジャイアンとスネ夫がいっていることを無視し、教室に入ろうとした。すると、ジャイアンが

「ああ?貴様俺から逃げれると思ってんのか?あァ?」

「ハア?なんのこっちゃ。ええからはよどけ」

俺は面倒くさかったので、他の入り口から入った。すると、教室の雰囲気は変わっていた。

「……あいつ帰ってきたんだ。…」

「シッ!聞こえるよ!」

本当に面倒くさい。俺はそう思ったのだ。彼らは基本的にジャイアンの味方だ。というより無理やり味方側につけさせられている感じ。だから、彼らは俺のことを無視するように指示されたのだ、と俺は思う。

「(はぁ…だるい…クソだるい…んだよこいつら。人のこと邪魔ものみたいに見やがって。あ~!くそ!)」

そう思いながら俺は自分の席に戻ろうとした。しかし、そこには一つの花瓶があった。

意味は「お前は死んだんだよ=学校くんな」である。典型的なイジメである。そんなことは気にとめない俺であった。いちいち気にするのが面倒だっただけだが。

そう思いながら俺は、花瓶を後ろの棚に置き、自分の席に戻った。

「おい、ちょっと来い。話がある」

ジャイアンだ。ということは…

「リーダーの言う通りにしやがれ!」

ホントに仲がいいですこと。と思いながらも俺は断るのも面倒なのでジャイアンに付いていった。


場所は屋上。さっきまで俺が寝ていた場所だ。さっきと同じように誰もいない。

「お前と俺。今から1対1のサシを申し込む。異論は受け付けん」

いやいや受け付けろよ。マジジャイアンか…

「見届け人はこいつでいいな」

「誰でもいいよ。スネ夫~お前のジャイアン今からぶっ倒すからそこんとこちゃんと見とけよ」

「ヘン!お前なんかにリーダーが負けるわけないぜ。あと、俺のことをスネ夫って呼ぶな!!」

「俺もジャイアンと言われたな。…」

なーんか黒いオーラまとってますよ~おーいジャイアンさん?冗談ですって、冗談(笑)

「………」ゴゴゴゴゴゴゴ

やばいよ…なんかゴゴゴゴとか言ってるよ。ダメだこれは。俺も久々にマジで行くか。


 そう思った時、相手は何も言わずに殴りかかってきた。結果から言ってこの奇襲は成功しなかった。俺はそれに気づいていたからだ。そっからはパンチとキックの応酬だった。こちらも負けじとパンチとキックを繰り出すが、伊達にリーダーを名乗っているだけはある。体格はあちらのほうがでかく、一回一回攻撃の重みが全然違う。おそらく体重移動の仕方だと思う。だったらこちらにも手はある。みぞおちと耳膝、そして目を狙うことだ。

 相手もこのことに気づいたのだろう。やみくもに殴るだけではなく、こちらの考えを先読みするようにパンチを繰り出してきたのだ。それでもこちらの手札はみぞおちと耳、膝、目、だけだ。やはりそこを狙うしかない。



 結果としては俺は解体されなかった。実際あっちのほうが体格がいいといっても、ただやみくもに殴る蹴だけだったので勝つことはたやすかった。やっぱり単細胞か…

 まぁそんなことはどうでもいいとして。問題はこっからだ。バイオレンス展開で忘れていたが、今俺は5千万という大金を持っている高校生なのだ。クラスメイトには啖呵切ってるわけだし、親友とはもおう疎遠だろう…とりあえず、金庫を買うことにした。




続くといいな


続いてほしいです

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