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エッセイ

名もなき家事

作者: 太陽

 私が休日家にいる時、何か一つ「家のこと」をするようにしています。私は普段家族ができないのでや目の届かないところ つまり「名もなき家事」を優先的に行っています


昨年から「名もなき家事」というワードが出回るようになりました 


例えばトイレットペーパーを変えたり リモコンの電池を交換したり 洗濯した洋服を片付けたり そうそう ゴミ出しもそうです


早速次の休日には、お風呂の水垢の掃除、その次の休日には、玄関や家の中のドアの蝶番に油をさしました。

もともとそうした作業が好きだった私。これまで家事を任せきりにしていた分、自分の得意分野で家族への感謝を示そうと思ったのです


それに妻も喜び それに私もその家事に納得していました


〈やらなければいけない〉というふうになっていきました



ある日 私が仕事に向かうおうとすると回収日には、無言で玄関にゴミ袋が置かれるだけになりました。 

これまでは手渡しだった妻は今日はゴミ袋を乱雑に置いていたのです


私はそれに納得行きませんでした 一つの家のことから やらなければならないことになったのがとても嫌でした


労いの言葉もなく、ただそこにある袋を淡々と処理するだけになったのです。

〈私が捨てるのが当たり前みたいじゃないか〉とゴミ袋を出すたびに想います


そんなある日、私はそのことをついに口に出してしまいます 「私の仕事を増やすな」と


それに妻は大激怒「私がそれを毎日やってたのよ!」と


ふと自分の日常を振り返ったとき、妻がしてくれる洗濯や食事の準備を、どれほど「当たり前」と思っていたかということに気づきました


「名もなき家事」は当たり前ではなかったことに私は気づいたのです






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