表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/30

燃え盛る巨人

書ききれなかったので途中ですが上げます

明日も上げる予定です!

 火は死の象徴でもあるが生命の象徴でもある。火柱から派生した火は草を焼き尽くしその生命を奪ったが、灰は養分として新しい生命の栄養という土台となる。焼畑という農耕法もあるのだ。

 だがこの世界の場合、別の意味合いがあったようだ。ピヴァンに記憶が残っていれば火を消化しようなんて悠長なことは言わなかっただろう。生命の危機として火が猛っていることが悠長だなんて言い過ぎのようにも思えるが、その存在を見た後ではそんなことは言えなかった。

 猛っていた火は吸い込まれるようにその存在に引き寄せられていった。

 陽炎が起きているせいか、全形がしっかりと確認できないがそれの高さは小さなビルほどはありそうだ。

形は人型で全身は火に包まれている。触れてる地面が溶解してマグマに変貌している。先ほどの炎の温度が生易しいそうな温度に変貌したのだ。


「何なの……あれ?」


 私は先ほどの恐怖も忘れて現れたそれを見ていた。横目でピヴァンを見てみるが彼女も驚いている様子で多少震えているようにも見える。


「わからないわ・・・、ただ」


 ただ?ピヴァンに向き直り、言葉の続きを促す。


「あれは私たちを燃やしたいみたいよ」


 慌てて視線を火達磨巨人に向けなおすと手にあたる部分をこちらにかざしていた。

手の平の火が膨れ上がり、


「大地よ、隆起し、我が前に障壁を!」


ピヴァンが危険を察知したのか、詠唱を始めた。


「アースウォール!」


 水円蓋の前の大地が動き、壁になる直前に相手の手の平から火の玉が放たれるのが見えた。火の玉といってもボールサイズではなく大きさは人間を飲み込むほどの大きさだった。対して現れた壁は私より少し大きいくらいだろうか。


 炎弾と土壁がぶつかったのか、こもった爆発音が聞こえた。火の玉は土の壁を貫通はしなかったが、土壁は形を保てなくなったのか炭化して消えていった。

しっかり修正する際に次の話と合わせる予定です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ