#4話#
母「春架~恭平くん~」
お母さんの声が聞こえる。
春架「はい!!」
私はお母さんの声に答える。
そして恭平を見ると
春架「ホラ!!降りるわよっ!!」
私はそう言い真っ赤な顔を隠すように急いで部屋を出た。
恭平「…クスッ。可愛いなぁ。」
恭平はそう言うと春架の部屋を出て
静かにドアを閉めた。
もうっ!!何なの!!何なの!!何なのっ!!
私はなんだかすごくイラつきながら階段をおりていた。
でも…
私の顔の火照りは消えない。
この気持ちは一体何なんだろう…
私はそんなことを思っていた。
リビングへ降りるとお母さんと弟の真がいた。
真「恭平が来てるんだって?」
真は私が降りてくるなりそう言ってきた。
春架「そうだけど…なんでそんなこと言うの?」
顔の火照りのせいかとあせったが真は
真「別に…なんでもない。」
とそっけなく言うので私はとりあえずホッとした。
その後、恭平が降りてきた。
母「じゃあ恭平くんは春架の隣にでもすわって?」
春架「…ええっ?!」
母「いいじゃないの。いとこ水入らずで。」
聞いたことないよ!!そんな言葉!!
恭平「じゃあ…」
恭平はそう言い私の隣にすわる。
気まずいんですけど…?