#3話#
恭平side
春架。
それは俺のいとこだ。
そして…
俺の想い人。
俺は隠れていた春架を見つけた。
あのベッドの中か…
俺はニヤリと笑った。
ちょっといじめてやるか…
恭平「おーい。春架~」
俺は気づかないようなフリをして春架の名前を呼ぶ。
そしてベッドに近づき…
バッ!!と布団をめくってやった。
春架「きゃぁっ!!わかってたの?!」
可愛い春架が出てきた。
俺は春架の両腕をつかんだ。
春架「えっ?」
そして春架をベッドに押し倒す。
いきなりのことに慌てる春架。
春架「ちょっと恭平?ど…どうしたの??」
どういう状況にあるかまだわかっていない春架。
…可愛いなぁ。
俺は春架の顔を見つめ続けた。
恭平「春架…」
俺は耳元で春架の名前を呼んだ。
春架「ひゃぁっ!!ちょっ…!!」
可愛い反応をする春架。
俺はふたたび春架の顔を見る。
春架は真っ赤な顔して戸惑っているようだった。
ヤバイ…押さえがきかなくなりそう…
俺はスッと春架から離れた。
春架「恭平?」
春架がきょとんとした目で俺を見つめる。
俺は黒い笑みを見せると
恭平「なんだ?続きしてほしかったのか?」
と意地悪っぽく聞くと…
春架「なっ…なっ…なっ!!!そんなこと思ってないわ!!バカァッ!!」
と言い俺を殴ってきた。
甘い時間を過ごすのはもう少し先にしよう…
そんな甘い考えをしていた俺が…
バカだったんだ。