桜
開いてくださりありがとうございます。
春を迎えたので、ちょっとした桜の話を書きました。
評価・感想お待ちしています。
4/9 追記
純文学ジャンルにて日間16位になっていました。ありがとうございます。
桜の花は、なんて美しいのでしょう。
桜は、その多くが雪解けの頃、自らの意思を告げるかのように咲き誇ります。
しかし、それも長くは続かず、風に吹かれ、あるいは雨に打たれ、やがてはその全てが落ち、春を彩っていた鮮やかな桜色は、若々しい緑に変わってしまいます。
若葉に変わった桜は、嫌いではありません。
ですが、私は、どうしても、葉桜には惹かれないのです。
美しい桜の花が持つ儚さが失われ、希望ある未来を想起させるからでしょうか。
過去も未来も暗晦を彷徨っている私と違い、数多の葉桜は太陽の明るさを受けながら、めいっぱいに成長します。
恐らく私は、それが羨ましいのです。仄暗い感情など持たず、ただ光だけを捕らえている、その様が。
いつか私にも、葉桜に惹かれる日が......。葉桜を好きになれる日が、来るのでしょうか。
最後までお読みくださりありがとうございました。