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登場人物紹介

　二十年以上前に書かれた作者すら忘れていた（？）作品を今回発掘、投稿いたします。舞台は二十世紀末の日本。オムニバス形式の話です。残念ながら三話のみで未完の作品となっておりますが、工藤は昔こんな作品を書いていたんだ、と楽しんでいただけたら幸いです。

　・阿比沼(あびぬま)　剣(つるぎ)

　本作品の主人公。天万の社員。国際魔道学院の卒業生で、一級(ロード・)念魔道士(フォース・マジシャン)と一級(ロード・)召還士(サモナー)の資格を持つ二重一級免許取得者(ダブルロード)。実年齢は三十一歳だが、外見はボーイッシュな高校生にしか見えない。

　・河田港輔(かわだこうすけ)

　裏のよろず引受屋・天万の代表の二級(マスター・)念魔道士(フォース・マジシャン)。見た目は冴えない中年だが、実年齢は還暦近い。

　・倉坂曇人(くらさかどんと)

　天万の社員。動物とサイクリングをこよなく愛する一級(ロード・)生物術士(ビースト・マスター)。相棒はカラスの勘三郎。

　・崙(ろん)

　天万の社員。一級念魔道と一級呪術師(ロード・シャーマン)の資格を持つダブルロード。恐ろしく陽気な性格の持ち主で、その言動が周囲を引かせることもしばしば。ある事情から十五歳より前の記憶を失っている。

　・ダニエル・ムーンライト

　国際魔道学院学長。容姿端麗な米国人。

　・黒墨太司(くろすみふとし)

　国際魔道学院日本分校の分校長。豪快な人物。

　※以下は名前のみ登場

　・樋口(ひぐち)　燎(りょう)

　天万の社員。二級(マスター・)精神術士(マインドテクニシャン)の資格を持つ温厚な好青年。中学生の時の事故が原因で全盲となった。

　・天本典子(あまもとのりこ)

　天万の社員。三級(ビギナー・)精霊術士(エレメンタラー)の資格を持つ。「精霊さん大好き」な明るく元気な女の子。

　・龍原白夜(たつはらびゃくや)

　一級念魔道と一級(ロード・)文魔道士(スペル・マジシャン)の資格を持つダブルロード。一時期国際魔道学院の教師を勤めていたが、現在は行方不明。