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深夜

作者: 朱雪藍

深夜というものに深い魅力を感じるのは僕だけだろうか

この日が変わる瞬間のなんともいえぬ気持ちは僕だけしか感じないのか

小さい時は十二時まで起きようなど思わなかった

それがどうだ いまでは日が変わらないと眠くならない

それほどまでに僕は「深夜」に取りつかれているのだ

だがそれがどうした?

地球は丸くて回っている

だから今もどこかは昼間なのだ

僕が今存在するこの「日本」という

小さな小さな島国で

今日が明日に変わるだけなのだ

しかしなぜか僕はそこに深い魅力を感じずにはいられない

スマホの画面に綺麗に並ぶ三つのゼロ

壁に書けた時計の針が重なる

その瞬間 僕の体は解き放たれるのだ

今日から明日へと

昨日から今日へと

そしてベッドに入り

この世界のどこかが夜になるのを待つ

どこかで僕と同じように誰かが深夜の魅力を堪能するとき

僕は眠い目をこすり朝を 昼を堪能するのだ

どこかに必ず深夜が居座り

同じようにして朝が居座る

深夜はだんだん朝へと姿を変えていく

その瞬間にも僕は魅力を感じずにはいられない

深夜というものに深い魅力を感じるのは僕だけだろうか



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