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真相

★注意事項★


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

☆フーダニットの真相編になります。           ☆

☆前編、中編、後編を未読の方は、先ず其方をお読み下さい。☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


森羅理苑が初めて考えついた作品です。

個人的に思い入れはとても強い作品です。


森羅のスキルアップの為に、皆様からのご意見ご感想を賜りたく、公開する事にいたしました。

面白い作品をお探しの方は、お引き取り下さい。本当に酷いです。


ミステリが好きで、一風変わった作品を読んでみたい、ミステリ分析や研究が好きな方、能力も才能も無い森羅にアドバイスしてやっても良い、と思っていただけた方に、是非ご覧いただきたいです。


この作品のどこが駄目なのか、どうかご教示下さい。

※フーダニットの真相となります。ネタバレ回避の為、暫く空行を設けます。※


※フーダニットの前編、中編、後編を未読の方は、先に其方をお読み下さい。※



















































































































































   真相




 それでは、真相を述べる事としよう。この作品の冒頭でも述べた通り、貴方は犯人を指摘しさえすれば良い。

 この章に至るまでに充分に思考を巡らせてもらえただろうか。様様な思考が交錯した事を期待する。


 さて、まずは犯人ではあり得ない人物達をここに示そう。

 必要があれば、事実記録の章を参照してほしい。私はそこで、疑いようのない事実を記載した。その内容はすべて正しく、推理を行う上で必要不可欠なものだ。

 その中で注目してほしいのは、被害者絶命時の各人の行動に就いての項目である。そこに、各人が取っていた行動が記載されている事はご承知の通りだ。

 思い返していただきたいのだが、被害者を殺害していた、といったような内容はそこに述べられていただろうか。もしも彼等の中に犯人がいるのであれば、この人物はその被害者に襲い掛っていた、などと記載されていなければ可怪しいであろう。

 被害者が絶命した時、その者に手を掛けていた者は誰一人として居なかった。そして、事実記録に記載されている以上、これは紛れもない事実である。

 すなわち、事件世界に於ける登場人物達は、絶対に犯人ではあり得ない。


 それでは、一体犯人は誰なのか。もしかしたらもう予測が付いているかも知れないが、いよいよ解答を述べることにしよう。

 犯人特定のための鍵は、事件世界章に於ける虚偽の記述である。それを為した者は直ちに犯人である事は、冒頭で約束した通りである。

 そして、どの情報が虚偽であるかを判断するのに役に立つのが、事実記録章なのである。そこに書かれている内容に反する記述が事件世界章にあれば、それが虚偽の情報だと判る。

 事実記録には、被害者の死の状況に関してこう記載してある。


『被害者の死因は、事件世界の登場人物達には判らないものであった』


 友人は一般的な死因に就いては深い知識があるという事も記されているが、そんな彼であっても死因の特定は不可能だったのである。事実、彼は事件世界章に於いても、死因は判らなかったと述べている。彼は犯人ではないのだから、この発言は嘘ではない。

 そうであるにも拘らず、毒殺だの撲殺だの、と一般的な死因を記述した不埒な輩がいた事に気が付かれただろうか。その者は事件世界章にて、被害者は一般的な死因ではないのだ、と事実記録が保証しているのに、それに反する虚偽の内容を記述したのである。遺体の様子などに就いての虚偽もあった筈だ。

 そのような事をやらかしたのは誰なのか、もはや云うまでもない事であろう。


 ――犯人は「私」である。


 これが謎に対する真相であり、貴方が到達すべき解答である。もちろん、作者や著者などのような表現の違いは無視しても良いだろう。この私の事を明確に示せていれば、むろん正解と云える。

 さて、貴方の推理は正しかっただろうか。


 これにて、述べるべき事はすべて述べた。本来ならこれで作品は終了なのだが、いちおう犯行方法や動機に就いても蛇足ながら説明しておこう。

 私は、事件発生の節で、そこに記述した内容は事件世界に於いて現実のものとなる、と述べた事を憶えておいでだろうか。つまり事件発生節にて、その人物は死んだ、などと記述すればそれが実現し、登場人物は死亡するのである。これが、犯行方法だ。このような現象は現実にはあり得ないだろう。

 犯行動機は、作品を成立させるために殺したのだ、というものである。

 これらの真相は、余りにも突飛で意地が悪いと判断したので、推理してもらう必要無しとさせていただいた。このような事とは無関係に犯人の指摘が可能な事は、ご承知の通りである。


 さて、この作品も終わる時が来たようだ。こうしてお付き合いいただけて、尽きる事のない感謝の念で私の心中は一杯である。

 云うまでもなく、本書は娯楽作品である。

 推理が正しかったか、という事よりも、本作に拘わる事で楽しめたかどうかこそが重要な点であろう。


 貴方にこの作品で楽しんでいただけた事を、私は切に願って止まない。


如何でしたでしょうか。

ご気分を害された方は、大変失礼致しました。申し訳ございません。


もし宜しければ、ご意見ご感想をお願い致します。

自分の作品のどこが駄目なのか、自分ではもう判らなくなってしまったのです。

どうか、宜しくお願いいたします。


もし可能であれば、理由等も添えて頂けると、森羅でも理解ができます。

諸諸、宜しくお願い致します。


また、こんな作品であっても、念の為に、ネタバレ等にはご配慮下さい。

もしどこかで当作品について触れる場合には、未読の方がネタバレを回避できるようご配慮下さい。

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