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ある意味最強


「ふぇ〜っ気持ちいい〜っ♪」


わたしは今フィルの家のお風呂に入ってる。昨日は森にある湖で水浴びしたけどやっぱりお風呂ってサイコー!もうなんていうか・・・。お湯ってありがたいね。うん。わたしにはそれしか言えないわ。


「気分ノってきちゃったっ!いーい湯だな。アハハン♪」


うたいたくなるよね〜ってかフィルがわたしと同じ16歳だったなんて知らなかった。


                回想


「アリス。今日は疲れたでしょ?泊まっていくといいわ」


にこりと微笑みながら言うフィル。天使だっ!天使さまが光臨なされたっ!!やったあああっ!!コレで今日はゴツゴツして冷たくてちょっと湿った地面じゃなくてふかふかの気持ちいいベットで寝れる!


「ありが「いいえ。服をつくってくれたら直ぐに城に向かいます」


わたしが満面の笑みでフィルにお礼を言おうとしたら、アルヴァが私の言葉に重ねて鬼の言葉を言い放った


「ええっ!?ちょっとアルヴァ!!無理!わたし無理っ!!死んじゃうよっ?!今日はもうふかふかなベットで寝る気満々だったのに!?」


「僕は女王様に会いた・・コホンッ報告に行くき満々です」


今、会いたいって言おうとしたな?オイオイオイッってかちょっと顔赤いよ!?も、もしかして・・・アルヴァ女王様のこと・・?


「アルヴァ・・・も、もしかしてだけど・・いやっ違ったらホントゴメン。アルヴァ・・女王様のこ「ストップっ!!」


私の言葉をさえぎったのはアルヴァではなく意外にフィルだった。


「??どうしたの」


「いや・・あの・・その・・あっ!ほらアリス疲れてるんでしょ?早くお風呂入ったらいいわ。」


んん?なんか様子がおかしい・・・・心なしか顔が青く見える・・・・


「えっとぉ・・・」


「いいからっ!それにアルヴァ。今日アリスを動かすのは酷いと思うわ。それにわたしに短時間で城に入れるくらいの服をつくれってこと?」


完璧に話をすり替えたな・・・でもすり替え方上手いな。ってかちょっと怖いぞ?威圧?威圧か?


「えっまぁ・・・」


えっ?あのアルヴァがちょっとビビッてる??まぁある意味この子最強そうだし


「それは無理よ。服つくらなくてもいいならさっさと此処から出て行って城に向かうと良いわ。女王様に首、切られても知らないけど」


つっ冷たい!クールビューティーだ!!

アルヴァは少しぽかんとした顔してから苦笑いして


「分かりました。今日は此処にいます」


と言った・・・えっ・・?ってことは・・?


「やったああああ!ふかふかベットオオオオオ!!ありがとうフィル!!強いねフィル!年下なのに尊敬するよ!!」


あのアルヴァを倒すなんて!!


「アリス・・・あなた歳いくつ?」


ちょっと引き攣った顔で言う。・・??どーしたんだろう??


「えっ・・16だけど」


「わたしも同じ16よ!!年下じゃないわ!!」


目を吊り上げて怒る。


「ええっ!?ちょっと待って・・えっ?ええっ!?」


「そこまで驚かなくても良いじゃない!!」


「ごっゴメン」


ちょっとまって目の前に居るこの美少女フィルが同い年?ちょっ・・冗談きついぜジョニー。ホントに同じ性別かも怪しいのに・・・軽くショック受けるわってかアルヴァああああ!お前隠れて笑ってんなよ!!


「アリスっ!今回は許すけど今度言ったら・・・」


フィルは素早く背中の腰らへんから短剣を抜いてわたしの近くの床にたたきつけた。床を見るときれいに刺さっていた


「ひっ・・!」


「手が滑ってアリスに刺さっちゃうかも」


「スミマセンでした!!ホント調子乗ってました」


わたしは土下座する勢いで誤った。ってかアルヴァアアアもう隠してすらないよ!!オープンで笑ってるよ。せめて隠せ!!


「まぁ兎に角お風呂。入っていらっしゃい」


「はい。」





「あの時は怖かったな・・・」


今思い出しても冷や汗たらりだよ


「そー言えば・・この家のお風呂広いし・・露天風呂も凄く景色良いなー」


わたしがそう呟いた瞬間カサカサと目の前の木が揺れた


「えっ・・?ちょっと・・もしかして・・・?」


身体に巻いたタオルが落ちないようにしっかりと片手で押さえて、片手で洗面器を掴む。


木から出てきたのはーーーー?


                                 つづく



NO,3


カナリア   (16歳)


フィル=ショノールア


ウェーブのかかった腰まである青色の髪に水色の瞳。美少女

童顔でそれがコンプレックス。放浪癖があり彼女を見つけることは中々難しい。

彼女にはある秘密がある


次回は皆さんのお馴染み*****が出て来ます!微エロ??になるかも!?

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