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猫の気持ち

さっきからシェルがじーっとこちらを見て大きくばたばたと激しく尻尾を振っている。


「……。」


なんとなく怒ってる?いや完璧アレ怒ってるよね?絶対。何でだよおかしいでしょ?何で怒ってるの!?


シェルをチラ見しながら冷や汗をたらし、アルヴァを運んでいたが、シェルが痺れを切らしたように椅子から立ち上がりアルヴァをわたしからどけ、ベットに投げ置いた


「ぎゃァァ!!シェル!相手病人だよ!?」


「知らないよそんなの」


むっとしたふうに言って尻尾をピンッと垂直に立ててスッと椅子に戻りそしてまた尻尾をばたばたと激しく振る。


わたしはとりあえずタオルを風呂場からとってアルヴァの濡れた髪を拭く。ホントはお風呂を入れたほうが良いんだろうけど…危険だから少しやめとこう。

服を着替えさせなくちゃと思いあたりをきょろきょろと見回すが服は見つからない


「どうしよ…」


「ほっとけばいいじゃん」


ブスッとした顔でシェルは言う。


「いや、そういうわけには…「…わかったよ。俺がアルヴァの部屋から取ってくる。」


嫌々という風にわたしの部屋からさっと出て行った。


「何で怒ってんのよ…」


わたしはシェルの後姿を見ながら首をかしげた。



シェルが暫くして帰ってきた。手にしっかりと服を握って。わたしはそれを受け取った後ニコリと笑い


「シェールくぅーン…お願いがぁ〜あるんだけどぉ〜…着替えさせてあげてくれるぅ〜?」


甘えた声で頼んでみる。シェルはゲッと顔をしてため息を付きわたしから服を取り、


「向こう向いてて…直ぐ終るから。」


不機嫌そうに言いベットに向かった。わたしはその様子を確かめてから後ろを向いた

あらら二人のアルヴァが現れたよ。不機嫌顔がそっくりだわ。


「アリスー白うさぎっちゃうよ?」


にやりと笑い振り返るシェル。

忘れてた。心の中読めるんだった


「ごめんごめん!!しっかりおねがいします」


わたしはとりあえず何も起こらないことを願うばかりだった。






とりあえず薬も飲ませ何とかアルヴァの様態は落ち着いたようだ。


わたしとシェルは机に向かい合い紅茶を飲んでいた。

もちろんシェルにはアイスティーを用意した。


シェルは紅茶を飲みながらぶすーっとした顔をしたまましっぽをピンッと立てていた。


「あのー…シェルくん?」


わたしは恐る恐る話しかけた。シェルはむっとしたまま目だけをこちらに向けた


「なんでそんなに怒ってるの?「別に怒ってないよ」


間をいれずに即答するシェル。尻尾はピンっと立ったままだ。

確か…猫が尻尾を立ててるときってお腹すいたよーってことだったっけ?


「シェルークッキー食べる?」


「いらない」


違うみたいだ…。他にも何かあった…確か…甘えてるときだっけ?


「シェルー…「だってアリス…さっきから白うさぎばっかだし。久しぶりに会ったっていうのにさ何か感動薄いし。ってか俺には椅子投げといてなんで白うさぎはこんなに手厚い看護なんだよ」


ぶぅっとほっぺを膨らませるシェル。まるで小さな子供みたいだ。身体は大きなくせにまったく…

わたしは苦笑してシェルの横に行ってよしよしと頭を撫でる。するとシェルはむっとした顔をしながらゴロゴロとのどを鳴らした。そんな動作を見ていると猫だなーっと思う…まぁ実際見た目も猫なんだけど。


「今日はありがとうね…シェル」


「…うん」


シェルは小さく頷いた


みんな今日は熱のせいなんだ。


アルヴァの熱のせいで少しおかしくなっただけ

きっと直ぐに戻るよね?


                                     つづく



しっぽを激しくばたばたと振るのはイライラしている様子だそうです。

シェル君はまだまだ子供なのですよ〜…まぁいざと言うときには頼りになりますとも!…たぶん。



次もアルヴァの熱編続きます!

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