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はろーはろー。皆さんお久しぶりですねシェルです

アレ?何かキャラ違くね?と思われた方。はい、そのとおり!


「シェル!暇だったら手伝ってよ」


『可愛い』アリスは俺に向かって少しあせったような顔で言う。その顔はすっごく面白い。


まぁ本人に言ったら怒られるから言わないけどね〜。


「シェル!」


「わかったから、ちょっと待ってって。」


今の状況を皆さんに説明するためには回想シーンを入れたいと思います。

え?俺に説明してほしいって?無理無理。だって俺の説明は


あれがこーなってこれだからそれでああなって今の状況にある。


ってな具合に仕上がるからね。

それではあまりにも可愛そうなモノになってしまうので回想シーンを入れたいわけである。

じゃーどぞ!









それは雨上がりに俺はちょっとアリスと?アリスで?まぁいいや。

遊ぶためにアリスの部屋を訪ねた。

もちろんバルコニーから


アリスの部屋にはカーテンがいつもかかっているのだか、今日は珍しくかかってなかったので窓から中の様子を覗く。


するとアルヴァはアリスの顔を上げさせ



キスをした。



「まじかよ…?」


ちょっと…いや大分びっくり。

俺だってまだちゅうしてないんだからな!

ふざけんな白うさぎ!と思っていた。

その時に白うさぎがゆっくりとこちらに向かってくる。

しかしそれをアリスが捕まえて、みぞおちにストレートを決めた。


流石はアリス。そこらへんの女とは違うなと感心する。


アリスが視線を上げた。


そのとき俺と視線が絡むなんとなーく気まずい空気が流れる。

アリスは暫くフリーズした後思いっきり近くにあった椅子を俺に向かって投げた。


パリーンッ


窓ガラスが砕ける音と共に椅子が俺のほうに飛んでくる。

俺はそれを避けて部屋へと入った。



「やほーアリス。お久しぶりー」


「ここの住人は何でバルコニーから来るのがスキなの!?ってか…見た?」


「まぁそりゃばっちりと」


にやりと笑って言うとアリスの顔は真っ赤に染まっていく。

まぁ面白い反応だなー。というより俺の他にもバルコニーから来る奴居るのかー意外だ。


「いや…これには深い事情があって…とりあえずアルヴァをベットに運ばなきゃ…」


「まぁみぞおちにストレートだもんねー…でもおっかしーないつもの白うさぎなら避けるなり

受け流すなりするはずなんだけどねー…」


そういって俺は床に転がっている白うさぎを足で突く。


「ちょっとちょっと!!シェル足でそういうことしないの!」


「えー」


ぷうっと頬を膨らませるとアリスはため息をつき


「可愛く言っても無駄だから…ったく。一応病人なんだし」


そうぶつぶつと言う。あーなるほどね。なんとなーくそうじゃないかなーとは俺も思っていたけど白うさぎ熱出てたのか。


「チャーンス!今なら完璧に白うさぎをれるね〜」


にやりと笑って腰のベルトからナイフを取り出す。


「ちょっちょっと!何て卑怯な!!弱ってる人相手にそんなことするなんて!酷い!酷いぞシェル君!!」


アリスは焦ったようにアルヴァを後ろにかくまいながら言う。

うーん…熱出てる白うさぎをずっと床に放置してるアリスも中々酷いと思うけどね


「まっ放置プレイって奴?」


「は?何言って…「さてここでなぞなぞです。ずっと放置されて苦しそうにしてるものってなーんだ」


アリスはわけがわからないという顔をし首を傾げた。

俺はにやっと笑ってアリスの後ろを指差したするとアリスの顔が青ざめていくのがわかった

面白いねー。


「ぎゃぁぁぁああああ!!忘れてたー!!ちょっとシェルぅぅぅう!!手伝ってェェェ!!アルヴァがアルヴァが死ぬぅぅぅうう!!!」


俺は静かに心の中で白うさぎに合掌した










ってな具合である。

俺は椅子に座ってじーっとアリスの様子を伺う。アリスは一生懸命白うさぎを背負うように運ぶが身長差があまりにもありすぎて思うように運べていない。俺はその様子を見ながら少しイラついていた。


手早くできないアリスを見ているとイライラする。


                                 つづく


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