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奴のぬくもり

ここ最近、アルヴァにもシェルにも会っていない。

シェルは別にあえなくても仕方ないと思っている。だって猫のような奴だし


「猫のようなじゃ無くて猫か。」


呟いてその言葉に少し苦笑いする。

コノ世界は変わってる。変な奴ばかりだ。


長い廊下を歩きながらいろんなことを思い出し笑う。


今日は朝から雨で何処に行く事もできない。

いつもならチュニリスのところとか行ってお茶会に参加するが今日は流石にやってないだろうし。


雨の中カッパでやってたりした笑えるけど。


「ぶっ…」


実際に考えて思わず笑ってしまった。あたりから見ればわたしは怪しい子間違いないだろう

いかんいかん。みんなのアイドルアリスちゃんがそんなんじゃ…




「だれかツッコんでよー」


わたしの声は虚しく廊下に響き雨の音によってかき消された。


「てか暇で廊下を散歩なんて…なんつーか…老人みたいだな」


老人の徘徊ってやつ?でもまだ大丈夫意識はあるからまだまだ若いし!ね!


そう思いグッと拳を握った瞬間

目の前をアルヴァが横切った。ローブを着て


これから出かけるのかな…?


わたしはなんとなくアルヴァの後を付いて行った。






アルヴァは雨の中城を出て森のほうへ向かった。


「アルヴァ…?」


あとをつける。すると


「た…助けてくれー!!!!!!」


男の人の悲鳴が聞こえその後に


「ガァァァアアアアッ!!!!」


あの獣のような呻き声は


魔物モンスター!?」


わたしは走って声が聞こえたほうに向かって行った。服がどろどろになるのも気にせずに



「はッ…はッ…はぁッ…」


肩で息をしながら前を見ると魔物モンスターに追い詰められて食べられそうになっている

男の人が居た。


「…ッ!」


わたしは考えるより先に身体が勝手にそこに走っていた


「た…たすけ…」


男の人はわたしに気づき声を出すが


「ガアアアアッ」


魔物モンスターはその声と共に腕を振り上げ鋭い爪で男を引き裂いた


あたりには血が飛び散る。


「なっ…あ…」


言葉にならない声がわたしの口から漏れる。わたしは口を覆いただその光景を、一瞬を、


見ていた。


魔物モンスターはその男をに口を近づけ咥え


「ガリッ」


「ひッ…」


食べた。


ホントに魔物モンスターが人を食べる瞬間を始めてみた。

わたしはただただ震える足で立ち、見ていた


魔物モンスターは食べ終えたあとわたしを見た

口からは鋭く尖った牙が見え血なまぐさい香りが漂う。


雨のせいでいや雨のおかげで血は見えないが。


「グルルルルルッ」


魔物モンスターは低く唸り声を上げわたしを見る。

ズイッと顔を近づけわたしの匂いをかぐ。逃げなくてはいけない

そう思っても身体が動かない逃げたくとも逃げれない


あんなグロテスクなものを間近で見たのだ当たり前といったら当たり前だ。


しかし魔物モンスターはわたしから顔を遠ざけあたりを伺う。


バンッ


その銃声音と共に


「グガァァァアアアア」


魔物モンスターは目から血を流すが雨に流れて直ぐに見えなくなる


魔物モンスターは爪であたりの木を倒していく。すると


バンッ


また銃声音が鳴った。


それと同時に魔物モンスターは倒れた。


わたしは腰が抜けてストンとその場に座り込む。


「間に合ってよかった…無事ですかアリス」


「ぁ…アルヴァ…」


見上げるとアルヴァが心配そうに見ていた。

アルヴァに助けられるのはこれで3度目になるのだろうか。


「アルヴァー…アル…ヴァ…」


だんだん視界が滲んでいく。アルヴァはゆっくりとわたしを包み込むように抱きしめる


「うっ…うえっ…」


もう涙か雨だかわからなくなっていた。


恐怖と


アルヴァが来てくれた事の


安堵の気持ちとがすべてが


溢れた。


「アリス…キミに何も無くてよかった」


その言葉と共にわたしは意識を失った。


アルヴァの温かい体温に包まれて。



                            つづく


あれー最初に書こうと思ってたのと違う気が…ま…いっか。

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