花より団子。
「なら、いいじゃろう?お徳だしのぅ」
そう言ってにやりと笑った。ティアもそうだけど他の人も何かなれてんだよね。恋愛ごと。そうおもったらいろんな人の恋バナが気になっちゃうんだよね
「お待たせしましたー」
そう言ってウエイターが特大パフェを満面の笑みで机の上に置いた。2つのスプーンと共に
その笑顔が眩しいです。
「おいしそー!」
わたしは興奮気味に言う。目の前にはホントにめちゃくちゃでかいパフェ・・・30センチくらいかな?
「中々迫力があるのぅ。」
いやいや。パフェに迫力って何ですか!?
「いっただきまーす!」
スプーンをもって両手を合わせ、一口分掬って食べる
「うま!!!」
「それはよかった。じゃあ私も貰うかの」
そう言ってティアも一口食べた。
「ホントじゃ!!味のIT革命じゃ〜」
「いやいやそれパクリだし!!そういう場合はマ○ウーって言うんだよ!」
「いやいやアリスもパックてるぞ!」
お互いに著作権ギリギリの事を話しながら食べ進めた。
暫く無言で食べ、半分位になった時ティアが口を開いた
「のぅ・・・アリス」
「ん?・・・んんっ・・何?」
口の中に入っていた物を飲み込んで、ティアを見つめた。ティアは、じっと一点を見つめて
「元の世界と、こっちの世界どっちが好きじゃ?」
なんて真面目な声で言う。その言葉に少し驚きつつも、パフェをスプーンですくって口に運んでいく
前なら直ぐに答えが出てたのに
今はなんとなく出しにくや。
もちろん帰りたくないわけじゃない。でもただ少しだけ
この世界も良いかなって思ってる。
つづく
すいません。なかなかUPできなくて…そろそろ受験準備しなくちゃいけなくなりまして。
ちょくちょくしていきたいと思ってますが。