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顔が良い奴=性格が良いなんてことは無い

「まだぁ〜??」


「全然。まだまだです」


なんやかんやで、もう一日経ってます昨日は歩いて休んでの繰り返し。夜は冷たい地面で野宿だったよッチキショーっ!!アルヴァが一応ローブ貸してくれたけど・・・全然駄目。体のあっちこっちがいたいわっ!!


「もう少しの辛抱です。我慢して下さい」


「ハイハイ。ってか相変わらず心の中読めるのね」


「そうですね」


アルヴァは周りに気を配ることと城に行くことで一生懸命のようだ。


「あとどのくらいかかるの??」


「そうですね」


スタスタと歩きながら一応答えてくれる。一応ね。一応。全然心が篭ってないけど


「休憩は?」


「そうですね」


コノヤロウ・・聞いちゃいねぇ・・・ちょっとくらい聞けよ!!あっ!

わたしはニタリと笑って


「明日来てくれるかなー?」


サングラスをかけて言いたくなるあの名台詞。なんて答えてくれるかな?ワクワクと期待して待っていると


「はっ?何言ってるんですか?」


冷めた目で見てくる。酷いな。ってかノリ悪っ!あの有名な、い●とも!を知らないのか!?・・・知らないなうん。知ってるわけないよね


わたしがそんな事に思いふけっているとアルヴァがいきなり立ち止まりわたしは危うくアルヴァの背中に鼻をぶつけそうになったけど何とか持ちこたえた。


「ちょっ・・いきなり立ち止まんないでよ!危ないな〜」


アルヴァは私を暫く見て、


「そういえば服が・・・」


と呟いた。服?制服ですが?何か文句でも?


「城に入る時にその服はちょっと・・・・」


「仕方ないじゃん。今この服しかないんだから」


そうわたしが言うとアルヴァはう〜んと考えて渋々と言ったように


「じゃあ・・・仕立て屋・・行きますか?確かこの前までは此処から近かったですから」


「し、仕立て屋!?」


そんなトコ行ったことないよっ?何時も服買う時普通の服屋さんだもん。


「決まりですね。行きましょ」


そういってアルヴァは私の手を握って何時もの倍くらいの速度で歩き出した。


「ちょっと・・・早いッ!!もっとゆっくり歩いてよ」


わたしの言葉を完全にスルー☆全く、良い根性してるな。大体さコイツ何気に足長いしさ。どーせわたしは胴長短足のチビですから。だって16歳にもなって152cmって虚しくない??


「大丈夫ですよ。その内伸びます」


おっ!?慰めてくれてる・・・?コイツにもいいところあるじゃん。やっぱ顔が良い人は性格も実は良いとか??


「本当??身長伸びると思う??」


「思いますよ。胴なら伸びますよ」


「・・・・・・。」


まて・・・。それは足は伸びないってことか?一生胴長短足ってことか?

ちょっと・・酷くない?ってか今鼻で笑ったな!?ぜってーコイツ友達いねぇよ!!


                            つづく


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