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SM心理学。

「まぁ漫才コンビ組むんだったらチーム名じゃね?」


というわたしの一言によって、チーム名を決める事になった。


二人でわたしのベットで向かい合って横になりながらノートを広げて、書き出していく。


「テッちゃんアッちゃんはどうじゃ?」


「あからさまに誰かをパクってるよね?」


あの有名な、○っちゃん●っちゃん・・・だよね?


「うーぬ・・・じゃあホットドックマンはどうかのぅ?」


「アレッ?それもパクッてんじゃね?」


何かグランプリで優勝した・・・・パンで卵や、野菜やハムを挟んでいる男達・・・。


「さっきから駄目だしばっかじゃ」


ムスーッとした顔をするティア。


「いや。駄目だしするも何もさっきからパクッてばっかじゃん。怒られるよ?シメられるよ?」


わたしが持った鉛筆が一向に文字を書いてくれない。


「なら、アリスが何か出さんか!!」


私ばっかり任せよって・・・とティアは言った。いや・・・アンタがやりたいって言ったんでしょ?


「そうだね〜・・・鬼たちに虐められてる美少女」


うん。わたしの人生を語っているわ!


「・・・・。何が良いかのぅ〜」


「スルーかよッ!!! 」


そうビシッと手まで入れてツッコムと、ティアは眉間に皺をよせ


「真面目に考えんか?」


と、真面目ぶりだした。何故かめがねまでかけて。


「殴るぞこら」


わたしが笑顔で拳を固めるとティアはピシッと手を上げ


「せんせー!水城アリスくんが、私に暴力を振るおうとしてきてます」


片方の手で眼鏡をクイッと上げた。


「めっちゃ腹立つ!!!」


わたしは枕を掴んで思いっきり、ティアの頭に振り落とした。


「ぁぶっ!?・・・せんせー!!水城アリスくんが私にDVをふるいます!!キャーッDV〜!!」


ギリギリで横に転がりさけたティアは叫びだした。


「DVって言うのは家庭内暴力だよ!!!家庭内じゃ無いじゃん!!!」


だから覚悟しやがれ!そう言ってまた枕を振り落とした。


「あっ!ちょっタンマタンマ!!タンマじゃアリス!!」


わたしの本気を読み取ったのか、青い顔でわたしの顔をの前に手を出してわたしを止めた。


「何よ・・・」


「<DV女と眼鏡君>はどうじゃ!?」


「へぇ〜・・・」


わたしはにっこり笑って目覚まし時計を掴み、ティアの肩を手でしっかり固定し角で殴りかかった。


「ちょっタンマタンマ!!なら<王子と暴力DV女>でもいいぞ!!?」


ティアは目覚ましを掴んでいる方のわたしの手を掴んで必死に止めた。


「変わってねぇよ!! むしろ悪化してるだろわたしだけ。お前は良くなってるけど!!!」


更に力を加えて、目覚まし時計を叩きつけようするとティアは首を左右に振って


「やややややめんか!!!ああああぶない!!」


と必死に止めていた。


まぁ可哀想になってやめてあげる。

ヤバイちょーたのしー・・・

ニヤッとわたしが笑うとティアは


「アリスはドSじゃのぅ・・・・」


ふぅと一息ついて言った。


「ティアはMだよね〜・・・・S女とM男」


「はっ!?」


わたしは素早くノートにそう書いた。


「ハイ決定!!!チーム名はS女M男!!」


ノートを見せながら笑顔で言うとティアの顔が見る見るうちに青ざめていった。


「やじゃァァァアアアア!!!!」


城内にティアの絶叫が響いたのは言うまでも無い。



                                 つづく


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