キミと私での。
もしアナタが朝、目が覚めて目の前に美少年の顔があったらどうしますか?
わたしは・・・・
「ぬぎゃァァァァアアアアッ!!!!!! 何でェェェ!? 」
叫びました。
「何故ティアがァァァ!? 」
こういう展開前にもなかったっけ!? アレッ!?
叫ぶとティアはバッと起き上がり
「なんじゃっ!?敵か!!? 任せろ水城アリスッ!! って剣忘れてしまったみたいだのぅ。くッ・・・無念! じゃあ大人しく水城アリス殺られるんじゃ」
わたしの前に立ちふさがったかと思ったら、わたしの後ろに隠れて背中を押してきた。
「ちょっ・・・!!いきなりそんなにボケられてもさばききれないよ!!!」
わたしは突っ込もうとして出しておいた手を引っ込めた。
「駄目駄目じゃのぅ・・・そんなことじゃ、この世界では生きていけないぞ水城アリス。お主にはもうツッコミしか残っておらぬのだろう!」
そう言ってはっと馬鹿にしたように笑った。
「お゛いこ゛らまてぇいッ!!どさくさに紛れて失礼なこと言ってんじゃねぇーよ!!ってかなんだよその笑い!!ムカつくんですけど・・・!!めっちゃ腹立つんですけど!!」
「グッジョブ。それでこそ水城アリスじゃ!・・・ちっとクドイがのぅ」
ティアは爽やかに笑った。
「いや何でいきなりお笑い講座になってんの!? 何がしたいのわたし達は!! ッてか何で此処にいるのよ!! どうやって入ってきた!? 鍵かかってたでしょ!? 」
煩かったのか、ティアは耳を塞いでいた。
「あー・・・一気に早口で言わないでくれるかのぅ・・・上手く聞き取れないんじゃ」
お前はおじいちゃんか!!!
「じゃあ何で此処にいるの?」
ゆっくり話してあげると
「・・・そこまでゆっくり言わなくても大丈夫じゃ。えーっと何がしたいじゃッたっけ?まず「てめっ・・・しっかり聞き取れてんじゃねぇか・・・!!」
軽く拳をつくる。もちろん笑顔で。
「私たちは、お笑いをしたいんじゃ」
目の前には真剣な顔で言うティア。
「・・・・・はっ?大丈夫?頭腐った?」
「なんてことを言うんじゃ!年よりは敬うもんじゃぞ!!」
「すいませーん!アナタとはタメです!!」
ピシッと挙手して言うわたし。するとティアは
「えっと・・・次は何故此処にいるかじゃッたな」
見事にスルーしやがった。
「こういうのを放置プレイと言いますか?」
そうわたしが聞くと
「私には分からん」
話を先に進めたかったのか適当に答えられた。
何かこのやり取りも前にやった覚えが・・・。
「ある事を願いにきた」
「はっ!?いきなり話戻りますか!?」
コイツ・・常識を弁えろ!!皆さんついていけないだろう!!
わたしはベットにゆっくりと腰かけふぅっと溜息をついた。
「で、鍵は・・・・いじくってたら壊れた」
脆いのぅと笑ってわたしの隣に腰掛けた
「オィィィイイ!!何してくれちゃってんのォォォ!?ねぇキミ「常識」って言葉知ってる!?世の中じゃその事を「ピッキング」って言うんだよ!!?犯罪なんだよ!?」
「大丈夫じゃ。水城アリスの部屋じゃから」
パチコーンッとウィンクをするティア。いや・・可愛いけどねうん。
「何を根拠に言ってるの・・・?アンタは」
はァーと大きく溜息をつく。
「で、やってくれるか!?水城アリス」
キラキラと目を輝かせて言うティア。そんな目で見られても
「だから何を!?」
訳分からんって!!
「だから漫才じゃ」
はっ!?
つづく。