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ゲームの国

わたしは今、アルヴァからこの国について色々教えてもらっている


「この国は、「赤の女王」のアリア=ペリルド=ディーン=アルクリ=テレス様が治めています」


「アリッ・・?ぺり??」


長いよ!!そうやってわたしが何度か練習しているとアルヴァは溜息を吐いて


「通称赤の女王さまです。様は絶対必要です」


「はい・・・。」


今までの事をまとめると、まずこの国は二つに分かれていて片方は「赤の女王」のアリア・・・様?が治めて、片方は「白の女王」のマリア・・・様?が治めている??らしい。アルヴァは赤の女王様に仕えている・・・っていってたね。そしてこの国は普通の日本ではありえないものが居る。さっきみたいな魔物だ。



「あの・・・アルヴァ・・」


わたしは恐る恐る手を上げる


「なんですか」


時計をちらりと見つつ答える。急いでるのかな・・・?


「二つの国は中は悪くないの??」


だって国が二つあったら・・ほらっわたしのいた地球でも、戦争あったじゃん?二つでもあるのかな・・?って


「難しい・・質問ですね。悪くは無いのですが・・・」


「無いのですが?」


「良くも無く・・・女王様たちの気分によりますね」


「はっ?」


「気分で良くも悪くもなります。物凄く悪い時は戦争になりますね。」


「きっ気分!?」


ありえない・・・ホントありえない。


「そろそろいいですか?僕は女王様のところに行って任務の失敗を告げに行かなくてはいけないので。」


そういって彼はわたしに背中を見せてスタスタと歩き出した。ちょっとまてええっ!!

わたしはハシッと黒のローブの端を掴んで止めた


「なんですか?」


「なんですか?じゃない!!こんな物騒な所に女の子1人置き去りにしていく気か!!」


「行く気です」


「冷たい!!鬼!!鬼畜!外道!!」


「キミになんと言われようと別にどうも思いません。僕の全ては女王様だけにあるのです。」


そういってまた歩き出そうとする


「ちょっちょっと!!お願いだから待ってよ!!」


「・・・はぁ・・・仕方ないですね・・・城に一緒に来ますか?女王様に取り次いで上げますよ。住めるように」


諦めたように言うアルヴァこういうのは粘ったもん勝ちだよね。


「ほっホントっ!?ありがとうっ!」


わたしは彼のローブを放してバンザーイする。


「早く急ぎましょう。僕が女王様に首を切られたらあなたの所為ですよ。まぁ女王様に切られるなら本望ですが」


ちょっと危ない考えの持ち主だよね。この人まぁいいや。彼がいなかったら私は今頃・・・・。考えないようにしよう


「ところで、あなたの名前は?」


言ってなかったっけ?


「水城有守。アリスでいいよ」


「アリスぅぅぅっ!?」


                         つづく




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