bluespringの防攻戦 白兎VSアリス
アルヴァのキャラ完璧崩れます。覚悟してお読み下さい(笑)
「えっと・・・図書室って何処だっけ?」
しまった・・・ちゃんと確認しないで出て来てしまった・・・ってか
「わたし知らないよ!!!図書室の場所!!何で気付かなかったんだろ!?」
顔を被ってうずくまる。ホント馬鹿だね・・・ありえない。
「うわー・・どうしよ・・ってかこれもう迷子だよね?迷子としか言いようがないよね?」
周りを見ると長ーい先の見えない廊下がただ続くだけ。周りにドアがあるけど何処に繋がってるかわかんないから開けづらいし・・・
「そんな事言ってらんないか!よしっ!」
わたしは近くにあったドアの取っ手を掴み思いっきり引っ張った
「おりゃああっ!突撃!」
目の前に広がるのは綺麗に整頓された部屋だった。
「ちっ!・・ちがったか」
軽く舌打ちしてドアを閉めようとしたとき
「何してるんですか」
後ろから声が聞こえた。振り返ってみると
少し不機嫌そうなアルヴァがいた
「ぬおおおおおっ!?」
ダンッ
思いっきりドアに背中を打ち付けた
「いっつぅ・・・・」
「はぁ・・あなたは全く何をしているんですか。僕の部屋を開けて」
・・・・・えっ
「はっ?パードゥン?」
今この人此処を僕の部屋って言った?
「はい」
腕組みして少しイラッとしたふうに答える
「すんませーーーんっ!!ごめんなさいごめんなさいっ!!!全くそんなつもりはなかったんです!!ええ!!そうですとも!そりゃぁちょっとはどんな部屋かなとか思ったことはあるけど開けるつもりはまったく!!!」
おでこを床に擦り付け土下座してあやまる。
「・・っ声大きすぎます。」
アルヴァは迷惑そうに耳を押さえた
「ごごごごごごめんなさい!!!!・・・怒ってます??」
「怒ってませんよ」
「兎に角部屋勝手に開けてすみません。・・じゃっ」
手をビシッと上げて歩いていこうとするとアルヴァがわたしの腕を掴んだ
「待ってくださいアリス」
「いぎゃああっ!やっぱ怒ってるんだぁ!!すみませんーーっ!!わかりましたぁ!死にます!腹斬って死にます!だからお命だけは!!!」
「死ぬって言いながらお命だけはって意味分かりませんよ!・・・違いますよ。・・・その格好・・」
そう言ってアルヴァは腕から手を離した
「その格好??」
自分の格好を見るとあの魔女っ子スタイルだった
「あっこれ?どう?似合う?うふっ」
そう言って頭と腰に手を当ててポーズを取ってみる
「かなり魔力が入ってますね・・アリアさまと・・マリアさまとあとマリンさんですね」
「おい。スルーかこれっていじめ?」
うふって言うの結構恥ずかしかったんだぞ?
そんな事気にせずアルヴァは口元に手を当ててまじまじとわたし・・いや服を見る
「あのちょっと・・アルヴァさん・・・?」
ちょっと恥ずかしいんですけど・・
「魔道石も綺麗に加工されてますね・・・腕の良い職人に頼んだんですね」
「これねアリア「様」・・あっ・・はい」
うぜぇっ!!!やっぱ友達いないよこの人!!
「がくれたんだよ」
めんどくなって省略しました
「そうですか流石アリア様・・・」
そう言って目をきらきらと輝かせた
「あのさー・・前から気になってたんだけど・・何処が良いのアリア「様」・・はいはいアリア様の」
いちいちめんどくさいなぁ・・・
「どどどどど何処が!?なななな何のことですか!?」
「動揺しすぎでしょ」
ふうっと短く息を吐いてわたしはアルヴァを見つめた
「だっ大体僕は・・・女王様を尊敬しているだけで好きとかは・・」
「別に好きとは言ってないけど・・何処が良いのって聞いただけで」
「なっ・・・・・」
顔を真っ赤に染めてふいっと顔を背けた・・・何これ・・
「アルヴァ・・・ブルースプリングだね」
「ブルースプリング?」
「直訳したまえ。青い春つまり「青春」だよ」
はっはっはっは〜と笑って歩いていこうとしたらまたアルヴァに腕を掴まれた
「待ってくださいアリス」
しかもめっちゃ怖いです。声が
「いぎゃああああ!やっぱ忘れてなかったーーっ!!うまく話題変えたと思ってたのに!!!わかったよーーっ!切腹するよおおおおっ!!だから逃がしてぇえええ」
叫んでから振り返ってみるとアルヴァは赤い顔をガバッと上げて
「アリス!!このことは絶対に秘密ですもし言ったら・・」
「言ったら・・?」
ごくんとつばを飲み込む。
するとアルヴァは一瞬のうちに懐から銃を出しわたしのひたいに銃口を突きつけた。
「殺します」
ギラリと目が光る。これはマヂの目だ本気の目だ!!
「わわわわわかりましたっ!!!」
顔が青ざめていくのが分かる。
「お前ら何やってんだ?」
振り返ってみるとアリアがいた
「いえ何も!」
アルヴァはそう言って即座に銃を懐にしまった。
「そうかー?お前ら仲良いなぁまるで付き合ってるみたいだ」
アリアはそう言ってニヤリと笑った
「なっちが「そうです!違います!誰がこんなちんちくりん!!」
アルヴァはそう言って横目でわたしを見る。こんにゃろ・・っ
「そうだよ!誰がこんな短気、性悪似非紳士なんてっいだっ!!」
言い終わった瞬間アルヴァがわたしの足を踏んづけた・・・こいつ・・っ!!
わたしは仕返しに足を踏んづけ返した
「・・っ!アリス!!」
アルヴァとわたしは足での防攻戦になった
ガンガンガンッ
「おりゃこんにゃろっ!!」
「ふんっまだまだですね!!」
「お前らやっぱ仲良いなぁ・・・」
そんなわたしたちを見てアリアは呑気に微笑んでいた
「・・・こんなアルヴァ見たことないし・・・」
「何か言った?アリアーっ・・いだっ!ちょっずるい!!よそ見してる間に踏むなんて!!」
「よそ見してたアリスがいけないんです」
「大人気ない!!アルヴァ大人気ないよ!!!」
「うるさいです。このさい歳なんて関係在りません!大体2歳しか変わらないじゃないですか!!」
「ずるい!そのお姉ちゃん法則!!なんか命令する時だけ「年上の言うこと聞きなさい」みたいなこと言っといて都合が悪くなると「2歳しか変わんないじゃん」とか言うお姉ちゃんみたい!!妹・・いや年下の人なら分かるよね!この横暴!!」
「誰に言ってるんですかっ?」
なおも続く防攻戦。そんなわたしたちを見てアリアは笑ってるだけでした
って!わたしは図書室行きたいのにぃぃぃぃいいっ!!!
つづく