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始動

アルヴァはまたあのローブを羽織っていた。


パタパタとローブについた汚れをはたく。眉間に皺を寄せて


「さっ早く帰りますよ。アリス」


わたしに手を差し伸べながら言う。わたしはアルヴァの手に手を伸ばした


「アリス。」


後ろから声をかけられて振り返るとシェルの顔のドアップがあった


「わっ!?」


シェルはわたしの頭をそっと引寄せてひたいに唇を押し付けた


ちゅっ


「仕返し。」


ニッと笑った。シェルにキスされたひたいを手で押さえてぼーっとする。

・・・・・・・。


「ななななななななんてことおおおお!???」


ずさーっと勢い良くシェルから距離をとる。


「アリスそっちはあぶな「ぎゃああああっ!!」


また深いところにはまった。


「溺れるーーっ・・っぷはっ」


「アリス!!!」


沈みかけた時アルヴァがローブを脱いで湖に飛び込み、わたしを抱き寄せて岸まで泳いで行った


「大丈夫ですか・・?」


「平気・・っ」


ちょっと水飲んだだけ・・って・・この水しょっぱい・・・?


「海水・・・?」


「アリスー大丈夫??」


シェルが走り寄ってきた。


「アホかーーーっ!!!!馬鹿猫!!もうちょっとで死ぬトコだったぞこんちきしょーー!!」


「チェシャ猫。あまりアリスで遊ばないで下さいこちらが迷惑します」


そう言ってローブから真っ白なタオルを出して身体を拭いていく。アルヴァはもう1つ出しでわたしに貸してくれた。


「ありがと。・・あそっ!?遊び!?」


顔を拭きながら言う。遊びであんな事しないで頂きたいっ!!


シェルは身体をブルブルっとさせて水を飛ばす


「かかるかかるっ!!」


「ごめん。じゃあまた遊ぼうねアリス」


そういった瞬間シェルは消えた。


「速い・・・。」


「相変わらずですね・・さっアリス行きますよ」


ローブを羽織ってスタスタと歩いていく


「ちょっと待って!!」


走ってアルヴァについていく。そういえば・・


「なんで此処の湖ってわかったの??居場所」


「なんでって・・・勘ですかね。何となくですよ」


「ふ〜ん・・・」


そんなもんなのか・・・?


「そんなもんなんです。」


「あとさ・・あれ湖なのになんでしょっぱいの?海水?」


「しょっぱい?」


「うん」


あっそれに・・


「何処から水出てきてるの?湧き水?」


「・・・・・・わかりません」


「わかんないの?」


「はい」


「なんだ」


アルヴァは無言で足を速めた。


「はやっ・・ちょっと・・・っ」


「すみません。」


わたしの手を握ってゆっくりと歩いた


「どうかした?」


「いえ。」







「疲れた・・・」


ベットにうつぶせのまま倒れこむ。髪から薔薇のシャンプーの香りがする


「ふわぁああ〜っ・・・」


瞼が重くなってゆっくりと閉じていく


明日・・・何しようかな・・・






「んっ・・」


目を薄く開けると眩しい光が入ってきた。


「ふわぁああ〜」


欠伸をして、ゴロンと寝返りをうち時計をちらりと横目で見る。


「7時か・・・よっと」


手を付いて起き上がり、洗面所に行って顔を洗っていると


コンコンッ


ドアをノックする音がした


タオルで顔を拭きながら


「どうぞ〜」


と答えるとガチャリとドアが開き


「アリス様。白ウサギ様と女王様からのお届けものです」


「えっ?あっ・・はい。」


メイド服に身を包んだ無機質な女の人が2つの紙包みを机の上に置いた


「それと朝食でございます」


パンやサラダ、スープにベーコンエッグといった普通のおいしそうなご飯が机に並ぶ。


「失礼いたしました。食器はそのままおいておいてください。後で片付けます」


「ありがとうございました」


ドアがガチャッと音をたててしまった。


「なんだろう?」


ひとつの紙袋を開けてみるとふわっとした白のショートズボンにブラウス、赤のフードつきの上着に赤と白のボーダーのニーハイ・・シンプルだけどセンスの良い服が入っていた


「ええ!?」


手紙が添えられている・・・


「アリスへ


あのエプロンドレスじゃ動きにくそうなのでフィルに頼んでつくってもらいました。良かったら着て下さい。では


アルヴァ。」


「うそおおおおん!?アルヴァがアアア!?」


紙袋をパッと離して距離を取った


「きききききっと爆弾が仕込んでるんだ!!わわわわわたしをこここ殺す気なんだ!!」


じゃないとプレゼントって・・可笑しいよ!!!


「・・・・。もう1つはなんだろう・・?」


紙袋を開けるとまた服が入っていた


「おお!?」


黒のショートローブ・・まるで魔女が着るようなやつにワンピースのホントに魔女っ子スタイルの服だった


「また手紙・・・」


2人とも同じ考え方・・・


「DEARアリス


アルヴァから聞いたがお前、魔法やりたいそうだな。練習する時はこれを着ろ。魔力が上がるぞなんせ俺とマリアとマリンの魔力つぎ込んだからな。それとお前の魔道石加工して置いたから。首から提げてろそっからスタッフも取り出せるからホント感謝しろよ。特に俺に。あっでも・・マリアにもちゃんと感謝しなきゃいけねぇし・・・でも俺が一番が良いし・・・まぁ兎に角かなり感謝しやがれ。じゃ カッコイイ女王より」



「なんじゃこいつ!!!意味わかんねぇよ!」


ってか何時の間に魔道石取ってたんだ?!紙袋の中から綺麗な球体に削られている魔道石を取り出して首に提げた


「今日図書室行ってお勉強しよっと・・・」


そろそろ・・ね。


「強くならなきゃ」


アリアからもらった服に手を通した。




                       つづく



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