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追う者追われるもの

わたしは夕陽をバックに今日の晩御飯のことを考えながら歩いていた。


「今日は何かな〜♪カレーがいいなカレー・・ってあれっ!?」


毎日通ってる道。夕飯のことを考えながらでも、歩いていけるはず・・・なのに


「何処だよここっ!」


さっきまでわたしの背中で光っていた夕陽は消えて、あたりは暗闇で湿っぽい


「路地裏・・・・?何故に?もしかして・・・・カレーの祟り!?わたしがカレーが食べたいって言ったから!?」


ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!!謝るからマジで!!


そんな事を思っていたら、黒色のローブに身を包んだうさぎ耳が生えた17,8?歳ぐらいの男の人が歩いていた。しきりに時計を気にしている。


「急いでるのかな・・・?道に迷ってるとか?わたしと一緒じゃんっ!お友達じゃん!!仲間じゃん!!」


わたしはそういってうさぎ耳の男の人のもとに駆け寄った。

このさいうさぎ耳なんて関係ないっ!仲間だもん!


しかし、彼はわたしの事が見えていないようで、わたしと反対方向に走り出した。


「えっちょっ!?・・・まってよ!!も、もしかして、出口が見つかったのかな!?ちょっとまってわたしも行くよ!!」


わたしはうさぎのお兄さんを追いかけた。しかしお兄さんは突然


「消えた?」


わたしも、白ウサギのお兄さんが消えたと思われる場所まで全力で走って行った。


「あっ・・・」


しかしお兄さんは消えたのではなかった


「ぎゃああああああっ」


穴に落ちていたのだ

わたしは落ちながら上を向くと穴がふさがっていた


「ちょっちょっとおおおおおお!?」


落ちていく恐怖と戻れないという不安が交じり合う中わたしは意識を手放した


                                           つづく


登場人物紹介


NO、1


アリス

水城 有守 (みずき ありす)


スポーツが結構得意な女の子。

栗色の髪で少々クセっ毛。

不幸体質。


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