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毒舌twins

「いいですか?アリス・・この部屋で身支度を整えておいてください。女王様に話をつけてきますから」


「ぅいっす!!」


バタンッ


ゆっくり閉められた扉に少し寂しさを感じた。わたしは180度回って辺りを見渡した。かなり広い部屋だ。部屋の中は城の外見とは違い意外と赤くない。まぁソファとかは赤いけど・・・壁とかは白色だし・・・


「ひっろーい!」


シン・・・広すぎて静かだ。


「さてと・・・風呂でも入るか!」


近くにあったクローゼットを開けてみたするとそこにはお風呂セットが一式置いてあった


「準備良いな・・・・」






「さっぱりした・・・と・・・・」


今わたしはフィルにつくってもらった赤色のフリフリのドレスにフリフリの白いエプロンを着いる


赤いソファにちょこんと腰をおろしふぅ・・とゆっくり息を吐く。自慢の長い栗色の髪を真っ白なタオルで丁寧に乾かす。


「なんだかな・・・」


そう呟いてゆっくりソファーから立ち上がり大きい姿見鏡に自分を映して見て、髪型や服装に気をつける。


「よしっ!完璧!!」


部屋に虚しく響く自分の声


・・・・・・・


・・・・・・・


「だああああっ!!やだ!暇!!」


大体さ!こんなところにさ!1人でおいてかないでよ!つまんないじゃん!!


「もういいよ!この城の中冒険してやる!!」


ん・・・!!そーだよ!冒険すればいいんじゃん!どーせアルヴァ暫くは戻ってこないんだし


わたしは扉をゆっくりと開けた


ギィ


長い廊下を見つめてゆっくりと歩き出した







「おっと・・ココは・・・・なんだただの部屋じゃん」


さっきから、わたしが最初居た部屋にそっくりな部屋しか見てないんですけど!!

つまんねぇ〜!!


「次はっと・・・・」


またわたしは、重々しい扉を開いて覗いてみた。中には


「「誰」」


白髪の髪に灰色の瞳の美少年×2がお茶を飲んでいました。


「じゃなくて!えっと・・・・?」


ドッペルゲンガー・・・・??


「ディー・・・この子誰??」


「さぁ?ってかダム・・・君が知らないなら僕も知るわけないよ」


ディーと呼ばれた少年は肩を竦めた。

ダムと呼ばれた少年は「そっか」と呟きながらお茶を一口飲んだ。


よかった!ドッペルゲンガーじゃなかった。

ディーとダム・・・・なんか聞いたことあるなぁ・・・なんだっけ??どこかで・・・・う〜ん・・・・


「「ねぇねぇ・・・キミキミ。」」


おおっ!見事なハモリ!!


「えっ?わたし??」


わたしは自分に指を指して聞くと二人は揃って頷く


「何ですか?」


「そんな中途半端なところにいないでくれる?入るかはいらないかどっちかにして。」


そう言って紅茶のカップに口をつけるディーと呼ばれている少年・・ってか同い年くらい?


「ディー・・もうちょっと優しく言いなよ。キミ、早く入っていいよ」


手招きをしながら言う。大丈夫です!慣れてますから!奴に比べれば・・・ははっ・・


「お邪魔します・・・」


ドアからそっと離れて部屋の中に入る。


「・・・キミ・・アリス?」


ダムくん・・?が確かめるようにたずねてきた


「うん。わたしは水城有守よろしくね」


「・・・うん・・まあ・・・よろしく」


歯切れの悪い返事を返してくれた・・・わたしとはよろしくしたくないってか・・・


片方のディーはまるっきり無視して優雅に紅茶を飲んでいる。


「僕らはトゥィードル=ダムとディー。」


「双子なの・・・?」


「・・あたりまえでしょ。双子以外に何があるの?」


ディーくんが口を挟む。わっ!意外と毒舌家!!


「シッ!ディー駄目!世の中にはバカな人もいるんだから!」


「オイこらまてぇい!!!聞こえてるよ!!!」


ちょっと声小さくしてもきこえるっつうに!!


「あたりまえじゃん。聞こえるように言ってるんだから」


にこっと笑ながら言うダム。

かっこいい・・・じゃなくて!コレがわたしを馬鹿にした話じゃなければ良いのに・・・ううっ


「ねぇ。ダム、アリスで遊んでないで・・・来るよ」


「ハイハイ」


「ちょっとォ!?」


アリスでつった!?「と」じゃなくて「で」って!!!!


ダムはわたしのことなんか気にしないで、ドアの前にたった。ディーは無言で紅茶をまた一口飲んだ


「えっ?何々?何が始まるの??」


そうわたしが言った瞬間ドアが勢い良く開いた。ダムはその一瞬で懐から何かを出しそれをドアの所に立っている人に投げた。


バンッ


カンッ


銃弾が小型ナイフを弾いた


「はっ!?」


わけわかんねぇー!!何があったんだ!?


「あーあ惜しい・・・もうちょっとで殺れたのに」


「はっ!?」


「そうそう簡単には殺られませんよ。僕は」


ドアの前には銃を構えたアルヴァが立っていた


「随分と手荒な歓迎ですね。トゥィードル。」


「いえいえ。ホントはもっと早くもっと手荒な歓迎がしたかったんだけど、アリスで遊んでたからね遅れちゃった」


笑顔での会話・・・でも


「めちゃめちゃ怖いんですけど・・・てか人で遊んでたとか言うな!!」


「今更のツッコミ・・・思考能力低いね」


ディーはまた紅茶を飲んだ。


「こらこらこら!!失礼なこというな!!!」


「アリス。部屋から勝手に出るなんて僕に無駄な時間使わせないで下さい」


アルヴァはコツコツと革靴の音を響かせながらわたしの元に歩いてくる。


「あ・・いや・・申し訳ないッス・・・」


少しずつ下がりながらとりあえず謝る。


「あんまりアリスに強く当たらないであげてよ。白ウサギさん。どーせあんたのことだから部屋に一人きりにしたんでしょ?そりゃあ、アリスみたいなガキが出歩かないわけないじゃん」


笑顔でダムが言う


「そーだそーだ!ダム流石!良いこと言うね!!」


「・・・馬鹿にされたことぐらい気付きなよ。・・馬鹿」


ディーが肩を竦めながら呟く。呆れてるって言うか・・・疲れてる?


「馬鹿にされたぁ!?・・・・・どこらへん?具体的にお願いします」


「気付いてないなら良いよ」


はぁと短く息を吐きまた紅茶を飲んだ。


「なんかあしらわれた感があるんですけども・・・」


「そこら辺はわかるんだね!よかった!」


ダムが小さく拍手する。


「あっ・・どうも!!」


へらっと笑っておく。理由はどーであれ、褒められたからね!


そう思っていたら後ろから軽い衝撃が来た。


ぱこっ


「いた・・くないわけでもない気がする・・・?」


「結局どっちですか。まぁ・・兎に角今から女王様にあってもらいます。いいですか?くれぐれも身だしなみと言葉遣いはきちんとしてですね「ストップストップ!!あんたはわたしのお母さんか!!」


アルヴァってなんか話し長くて、小言をグチグチいうし・・・ホント小姑か!その内掃除してても、棚とか指でツーッてして、こんなに汚れてるじゃないの!!とか言い出すんじゃないかな!!


「・・・・アリス・・一発逝っときますか??」


ガチャッ


アルヴァが銃を構える。


「いやご遠慮願います。」


「遠慮しなくて良いんですよ?銃弾が無駄になるとか・・そんなこと考えなくても」


「いやいやいやっ!!そっちじゃないし!!!ってか自分の事でいっぱいいっぱいだし!!」


アルヴァがズイズイと近づいてくる。わたしは数歩後ずさりする


「そろそろイチャイチャするのやめてもらえるかな?お2人さん」


「「イチャイチャなんてしてない(ません)!!!」」


ダムの言葉に二人声をそろえて反発する。


「へぇ〜なかいいねぇ・・・」


「「よくない(ありません)!!」」


お互い顔を見合わせてギンッと睨みあう。


マネすんなや!このコスプレ男が!


「コスプ・・!?違いますコレは元々ついてたものです!そっちこそまねしないで下さい!僕の真似しても、身長は伸びませんよ!!!」


「むっかあああああ!!身長関係ないじゃん!!どーせそのうちあんたなんか、あれー?アルヴァ何処ー?プッチッ・・ん?何か踏んだ・・・?足の裏を見てわーごーっめーんアルヴァ小さすぎて見えなかったぁ・・・ってぐらいになるんだから!!!」


「「「いや・・それはそれで気持ち悪い。ってか無理だと思うよ」」」


「なめんなよ!!ぜってーやってやる!!!不可能を可能にするのがわたしじゃあああ!!!」


「・・・・・まぁがんばってみれば」


ディーは興味を失ったようにまた紅茶を飲み始めた。


「・・・・・そろそろいったほうがいいんじゃん?」


ダムはソファーに座って足を組みカップを手に持ちながら言う


「そーですね・・・それでは行きましょう。アリス」


「なんかその無視の仕方・・恥ずかしいんですけど。なんか悲しいんですけど」


アルヴァに手を引かれながらドアをでた。


ダムが笑顔で手を振っているのが見えた





NO8


トゥィードル=ディー、ダム


ディー

基本無口の無愛想。ただ定期的に毒を吐く。オープン毒舌家


ダム

笑顔で人なつっこい感じはするが意外と毒舌家。隠れ(隠れてないけど)毒舌家。


容姿

白髪に灰色の目。アリスと同い年。整った容姿で、まさに美少年。


文のまとまりなくて申し訳ないです。。。


次は女王様×2登場です

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