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迷い+悩み

シリアスムード・・・かな?っていう感じです

あれから暫くたち何時の間にか当たりは暗くなり、周りのランプに火が灯る。庭もライトアップされ綺麗だ。アルヴァはお腹がいっぱいだからって散歩しに行ってる。チュニリスはまた出かけた。マリンさんの様子見てくるって・・・


「ふぁ〜っ・・眠い・・・っ・」


・・なんやかんやでアルヴァの言ったとおり、進めなかったなぁ・・・


そんな事を思いつつ紅茶を飲む。なんか今日一日食べて飲んでばっかりしてる。太らないかな・・でも・・なんだか・・此処にいると時間を忘れちゃう・・・・



「大丈夫?アリス。僕らの家に来る??」


シウ君が気を使ってくれる。優しいなぁもう。


でも年下のシウ君より早く寝るのもなんかアレだから・・・うん


「平気大丈夫。まだ」


「そう?寝たくなったら言って。部屋まで案内するよ」


そう言って彼は紅茶を飲んだ。私はにこりと微笑んで


「ありがとう。シウ君は優しいね」


そういうとシウ君は首を横に振って


「僕にはコレくらいしか出来ないから。」


ちょっと寂しそうな顔をした。

そうだ。此処に来てからすっかり忘れていた。


わたしが何故此処につれてこられたか。


それはまだ聞いていない。


いや、聞いているが答えてくれない。いつもかわされちゃうんだ。・・・シウ君なら・・何か知ってるのかな・・教えてくれるかな・・・?


「あのシウく「ごめんねアリス・・・」


わたしが口を開く前にシウ君が謝った。どういう意味?


「その謝罪は教えてあげられなくてごめん?それともなにかこれから・・わたしに何かあるの?」


そう聞くとシウ君が少し困ったように笑った


「両方かな・・?ごめんね。」


また謝ってまた苦笑いした。

なんだか罪悪感がある。わたしより小さい子にこんな顔させて・・・

でも・・なのにやっぱり知りたがってる自分が居て・・・なんだかすっごく・・・不安になる。


何のためにわたしがいて


何のために此処に存在して


何のためにシウ君に・・皆にこんな顔させてるのか


わかんなくて


わたしだけ知らなくて


不安になる



「・・・・っ・・ごめんちょっと・・散歩してくるね」


「あっ・・うん。気を付けて」


シウ君はあえて何も聞かずにわたしを見送ってくれた。


やっぱり優しいんだな・・シウ君は


                           つづく




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