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毎日が不調だ。

まともでいられる時が1秒もない。

そんな日常が1年ほど続いている。


その日はちょっと無理してシャワーだけ浴びることにした。

めまいに咳、熱もあるのかもしれない。

それでもシャワーを使いたい。

頭が痒すぎるのでシャンプーを使ってすっきりしたかった。

いつシャワーを浴びただろう?

3日前か?

4日前か?


まず頭からだ。

とにかく痒い。

シャンプーで泡立てるのももどかしい。

シャカシャカと頭皮を掻くように指を動かしていく。

やはり洗ってなかったから痒くなったんだろう。

指を動かすことで痒みは治まっていく。

その代わり指に妙な感覚がある。

何か絡みついてるようだ。

なんだろうと自分の両手の指を見るとギョっとした。

これは髪の毛。

それもごっそり。

足元に目をやれば自分の髪の毛だらけ。

慌てて鏡を見た。

ユニットバスはトイレと洗面台も同じ空間内にある。


自分の頭を見た。

まだシャンプーの泡はそのまま。

それでも頭髪がごっそりと失くなっているのはわかる。

半分以上は失くなってる可能性がある。

あっ、こんなの見たことがあると唐突に思い浮かんだ。

たしか抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けるはず。

あれ、そうすると俺は抗がん剤を打たれたのか?

よくわからなかったが1日の中で何度か見回りをしてくる男の看護師に見つかった。

その看護師から医師に報告。

すぐ診察を受けることになった。

血液検査からMRIまでのフルコースだった。

なにが原因で自分の体がどういった状態であるのかの説明はなかった。

訊いたって教えてはもらえない。


その翌日にはなんでもない時に右手人差し指の爪が剥がれた。

夜になるまでの間に手足の爪がすべて失くなった。

痛みはない。


毎日のように異変が続く。

運動の時間になってちょっと軽くウォーキングでもしようとした左足のふくらはぎの肉がズルッと剥けてしまった。

そのことに気づくまで少し時間がかかった。

運動は基本的に独り。

他には付き添いの男の看護師が2名いるだけ。

その中の1人が矢後の異変に気づいた。

運動中止になって検査室に移された。

原因はわからないままだ。

これは医師にもわからないことなんだろう。

その表情+態度からするとそう考えられる。

この出来事があってから体の異変は加速していった。


腹が妙に痒いなと思って両手で掻いてたら皮膚を破って自分の内臓を引きずり出してしまった。

やけに皮膚が薄くなってた?






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