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まずは押し入れから。

大きめの鞄が目についた。

こういった中が怪しい。

ある程度の金額が入っているかもしれない。

開けてみるとさっそく発見した。

茶封筒に入っている万札。

数えてる時間はないのでそのまま自分のビジネスバッグの中に放り込む。

30万円とか40万円くらいはあったかな?


次は箪笥たんす

見る限りはクローゼットや机がない。

部屋の上部には棚もない。

箪笥の可能性が高い。

上から開けていく。

手に取りやすい位置として上側に隠しておくことが多いように思える。

が、最上段では見つからなかった。

順に開けて確認していくと最下段だった。

衣類の下、奥のほうにポーチがあった。

中には封筒に入れた万札がある。

ありがたく頂戴ちょうだいする。


居間に移った。

ソファが置かれている。

すべて調べてみた。

見つからない。

それなら壁側だ。

テレビを置いているラックから収納ボックスが並んでいる。

探してみるとあった。

ボックスの中に無造作に置かれていた。

こういった置き方をしていると逆に見つけにくいのかもしれない。

だが矢後はあっさりと数十万円が入った封筒を手に入れることができた。


どうやらこの家は分散して置いてあるようだ。

タンス預金というよりは何かあった時のために現金を身近に置いてるというタイプであるみたいだ。

そうなるとまとまった金額を手にする期待値は低くなる。

500万とはいわないが、なんとか200万は超えてもらうとここまでやって来た甲斐がある。


また台所に戻った。

意外に台所に隠してたりすることがある。

これまでにも何度かあった。

隠し場所が多くある場所だと思う。

探していると食器棚の奥に小さなポーチがあった。

これで確信したことがある。

こうやって分散して隠していたのは奥さんだ。

男だったら台所に隠そうなんて発想がないだろう。


「誰だ、おまえは?」


突然だった。

矢後が念のために冷蔵庫の中もチェックしていた時だ。

いきなりの大声。

心臓が止まるかと思った。

ビクビクしながら声がした背後にソッと目を向けた。

老人がいた。

目を見開いて立っている。



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