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悪役公爵令嬢は皇太子に溺愛される  作者: あいら


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2-4

入学して数日経った時、事件が起きた。


「私の教科書がないわ!レイラ様が盗んだのね!」


エテルニタさんが教室でわざとらしく大声で叫ぶ。


確かに本の中では、私が闇の精霊と契約して、

最初にするのが教科書を盗む事、

子供か!と思うが、本のストーリーなのだから仕方ない。


もちろん、私は闇の精霊と契約してないし、

教科書も盗んでいない、

多分この辺は小説の強制力といった所だろう。



それにしても、いきなりの決めつけに頭がくらくらする、

一応、私を様付けできるだけ、成長はしていると思うけど。



「レイラ様が盗んだのよ!」


更に言い募るエテルニタにリュミエール様が話しかける。


「盗む?レイラが?どうやってだい」


「決まっているわ!闇の精霊にさせたのよ!」



リュミエール様は、何とも言えない顔をする。



「レイラは闇の精霊とは契約していなし、

 教科書なんか盗まなくても、

 いくらでも手に入れられるだろう」


「レイラ様が闇の精霊と契約していない?」


エテルニタさんが戸惑う、


私は冷静にエマさんを見る、

入学式の様子といい、今の会話といい、

エテルニタさんも転生者で間違いないだろう、


ただ、私も転生者である事、

小説とは大きく変わっている事をまだ認識できてないようだ。



「闇の精霊と契約すれば、魔力の質が一気に変わるもの、

 誰でも分かるはずだわ」


「そんな・・・」


「教科書についてはこちらでも調査するわ」


そう言って呆然としているエテルニタさんに語りかけた。



その後の調査で、平民でありながらリュミエール様に

近づこうとする事に苛立ちを覚えた貴族令嬢の仕業だと判明した、

悪事を働いたとは言え、

教科書を隠すと言う些細な事件だった為、

保障をして反省してもらう事で事件は解決する事となった。




リュミエール様が近づいてきた。



「平民で何も知らないとは言え、

 エテルニタの言動は度を越えいている、

一度、注意をしようか?」


「いいえ、それには及びませんわ、

 知識を得る機会がなかった者に、

 知識がある者が、正しく教え、導く、

 これが本来の学校のあるべき姿です、

 まずは、きちんと教える事から、

 するべきですわ」



そう言うと、リュミエール様がほっと微笑む、



「確かに、それが民を導く我々の使命だろう、

 今まで事は不問にしよう、

 人の上に立つ者としての毅然とした態度、

 おおらかな包容力にますます惹かれたよ、

 ただ、君が困っていて、放置はできない、

 君は必ず守る、それだけは覚えておいて欲しい」



きっぱりと言い切るリュミエール様に、

やっぱりリュミエール様って素敵ねと、

胸をどきどきさせていた。

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