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0点合格

私は、作家にごはんに作品を入れて、感想をもらって、壁にたたきつけた。ティッシュを。こいつら、まったく本読んでないんじゃないのか? 恐ろしく語彙が少ない。これではまったく彼の書きたいものなど書けるわけがない。書きたいものって何だったっけ。彼は深く思い悩んだ。俺が書きたいのは俺の人生だ。俺の人生をゆがませて違う方向に持って行った何かだ。だが、それは恐ろしく複雑で扱う言語も複雑だ。経済や歴史の知識が必要だ。だから私の物語は複雑になるし、半端に理解しているから、半端な答えしかない。それを超える反応を待っているのに、ごはんでは理解できないで終わるのだ。まあいいここでは日常を書いて文章教室にすればよい。文章が磨かれるに違いない。わかりやすく。でもひとつだけ言いたい。物事をわかりやすくすることは肝心だが、物事に戦う姿勢がなければだめだ。私は戦っている。少なくとも私はおとなしく精神障害者や緑内障患者になるためにうまれてきたんじゃない。少しでも社会を改良するように産まれて来たのだ。それが日々の飯を食らうためだけにあくせくしている。子どもの頃の共産主義者があきれたものだ。もちろん問題は共産主義は間違っているのに、共産主義の問題とした問題が消えていないと言うことだ。だが日々食うために仕事にこそ自分の残りの全てを書けても良いのではないか? あくせく働こう。私は決めた。作家にもなれたじゃないか。私は0点作家だが、インターネット作家だ。私は戦える。でも感想は何も付かない。この鬼のようなところが好きだぜ。「小説家になろう」

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