06,まさかの真実
久々の投稿です!
「よし!じゃあ、前回の続きからな!」
いつの間にか明がリーダーポジションに昇格していることに、今さら気がつく。
「えっと、どこまでいったんでしたっけ?」
「なんか萌花が?通り魔に似てて?穂希が十香を疑ってるんだっけ?」
面倒そうに杏菜が言う。
そうだそうだ。速く穂希に理由を教えてもらわないと。
「えっとねぇ、知ってる人は知ってると思うんだけど、ちょっと前に二人って似てるよねって話してたんだぁ~」
つまり,,,
「そして、この世界は周りからの印象で色々変わるでしょ?名前本名かわかってないし、周りから疑われそうな十香ちゃんかなぁ~って思ってねぇ。」
あり得るな。一斉に十香の方を向く。
パチパチパチ。
拍手?一体誰が,,,
「,,,,,,ユメ!」
「いやぁまさか当てるとはね!」
「その反応、最初から知ってたんじゃないですか?」
「栞菜ちゃん察しがいいね!ちょっと君達を試したのさ。」
突然告げられた事実に、頭の中が真っ白になる。
「え!俺ら本気で探してたのに!」
「ごめんごめん!」
私には少し気になることがあった。
「なんでユメ小さくなったり此処にいる時間短くなったりしたんだ?」
「いや、そんくらいした方が皆頑張ってさがすでしょ?」
なんだこいつ,,,全部演技だったのか。
「全部,,,知ってたの?」
震えた声を出したのは萌花だ。
「そりゃもちろん。萌花さんに十香さん。」
二人揃って青ざめていて、よく見ると確かに似ていた。
「なんでそんなことしたのぉ?」
「だって,,,怖いじゃない!えたいの知らない化け物と戦って、負けちゃったら人生が楽しくなくなるなんて,,,」
皆気持ちがわかるんだ。誰も,,,それ以上咎めなかった。
「それ以上すんなよ。わかったか?」
「,,,うん。」
十香も萌花も、素直にうなずいた。
「まぁまぁ、一件落着したし、遊ぼうぜ!誰かトランプ持ってねぇか?」
そのあと、夜明けまでカードゲーム大会をした。
こんなに誰かと遊んだのは,,,久しぶりだった。
友達も,,,悪くないな。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
だいぶ空いちゃってすみません。
まったり投稿していくので読んでくれると励みになります,,,!
よろしくお願いします!
<★次回予告★>
謎を解き明かした奈月たちに訪れる、一時の安らぎ