03,選・択
はじめてあの夢をみてから、一週間が過ぎようとしていた。
「これだー!とどめだ葉月!」
「,,,」
「だぁー!ジョーカーひいだぁー!」
「やった!かったぁー!」
他には,,,
「ねーねー、彩葉と栞菜~次人狼やんない?」
「三人だよ?てかもってんの?」
「もってないです」
「あぁー、残念!何する?」
すっかりグループできちゃって私が入る余地がない。
「,,,だよぉー。ねぇ、奈月ちゃんもそうおもうでしょぉー?」
「ごめん。まじなんも聞いてなかった。」
「えっとねぇー、あn」
「い、言わなくていいです!」
なに?!十香がしゃべった、だと,,,?
「私が気になる。聞かせてくれ。」
「あのね、なっちゃん、いま私ととーかちゃんと似てるよねって話してたんだ~言われてみれば?」
「まぁ、そうかもしれないな。」
テキトーに会話を切り上げて、必死にアピールしてなんとか手に入れた音ゲーをやる。
どんな印象なんだろうか。どうでもいいけど。
◆久しぶりに皆で集まることになった。
「なぁみんな、今すごい遊んでるけど、そろそろバグのことも真剣に考えたほうがよくね?」
「それは思うな。倒すか倒さないかも、まだ決めてねぇしな。」
私も葉月と明に同意見。
「ねぇ,,,やりませんか?私、やりたいです。奈月ちゃんは、どう思いますか?」
いきなり話を振るな。彩葉。
「いきなり話しかけるのはやめてもらっていいか。意見を言うと、私も同意見だ。」
空気がピンと張る。私がイラついたとおもってんのかな。
「あの,,,私、やらなくても、い、いいと、おもいまふ,,,あっ、思います!」
「そんな焦らなくてもダイジョブだって!俺お前よか頭よくねぇし!」
「と、十香。あんた、喋れるのね。ちょっとびっくり。」
「私だって喋ります!」
そんな揉み合いいいから、理由を教えてくれ。
「だ、だって、皆さんだって、こ、怖くないですか?此処で、もし、命が途絶えてしまったら、ど、どうなるかも、わ、わからないんですよ?」
「「「,,,,,,」」」
「集められた理由もわからないのに、なんで私達が世界の命運を握って、運命に抗わないといけないんですか?わ、私には、やるメリットが分かりません。リスクとリターンを天秤にかけ、ホントにやるべきでしょうか,,,?」
「「「,,,,,,」」」
「私,,,とーかちゃんに賛成かな,,,。」
重苦しい沈黙を破ったのは、萌花だった。
「私も、怖い。明るく頑張ってるけど、本当は、すごくこわいよ。」
「そーか?俺はそうとは思わんぞ!だって、裏のヒーローとか超かっこよくね!?俺も怖いけど、やらずに後悔より、やって後悔を俺は選ぶね。」
「そ~だねぇ~、私もそう思うよぉ~。」
「ああ。明の意見に賛成だ。」
私も、そう思う。だって、みんな怖い。おんなじ仲間がいるなら、私だって、強くなれる。
「私も、そう思うぞ。」
「杏奈も、まぁそう思ってあげるわよ。」
「これは、私達にしか、出来ないことだから。」
「私も。同意件です。」
「じゃ、やろうぜ!この世界で、一旗あげてやろうじゃねえか!」
だんだんと視界が霞んでくる。
もう覚悟はできた。迷いはない。
そんなことを考えているうちに、今宵は明けた。
<作者からの後書き>
第三話を最後までご覧いただき有難う御座います!
たくさん読んでいただけているみたいでとても嬉しいです(*´▽`*)
<大事なお知らせ>
主人公のアイデア募集を行います!
やり方は感想を書くところに
性別
特徴(心が読める、頭が良い、)(ない場合は普通と書いてください。)
自分の偽名(本名はやめてください。)
その主人公を使った物語ジャンルに希望があれば回答お願いします。
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<★次回予告★>
自分達の選択と、謎のニュース
早ければ本日夜、少なくとも明後日夜には投稿します。