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妖精王…ものすご〜く面倒なやつ。

いいね、ブックマークありがとうございます!

「この野菜は美味しいです。どのように調理をされたのですか?」


ハハハ、急に始まった妖精王の圧迫面接。


「えーっとオリーブオイルで炒めて塩で味付けしただけです。」


「オリーブオイルとは何でしょうか?」


「オリーブという果実から採れる植物性の油です。」


「油?獣の油脂ではないのですか?」


「そうですねぇ。植物です。」


「それはそれは素晴らしい。私は野菜が大好きですからね。獣は苦手ですからとても嬉しいです。他にも植物油でしたか?ありますか?」


う〜ん、他にもいっぱいあるけれど、オリーブって野菜なの?分からない。もう野菜でいいかな。

「シソ油や、亜麻仁油、菜種油とかですかねぇ?あっコーン油もある。」

ちなみに私が好きな油はごま油!香りが最高!


「そんなにあるのですか?今持っていますか?全て買い取らせて頂きたいです。」


「コーン油、オリーブなら少し譲ることが可能です。他はないです。ごめんなさい。」


「それは残念ですね。どうすれば手に入るのでしょうか?」


「例えばシソ油はシソから採れる油なので、それらを見つけるところから始めたらどうでしょう?もしくはどこかの国では作っているがしれないので探すしかないです。」



「ほぉ〜詳しいですね。貴方に任せたら作ってくれますか?」


「作れるかわかりませんが、手伝うことならできますよ。」


「では、部下に命じて見つけてもらいます。それまではオリーブオイルで料理を作ってください。あと、塩は普通の塩ですか?」



うん、これいつまで続くのかな。自分のご飯が食べれない。質問が多すぎる。とりあえず今は何だっけ?塩の話だよね。

「塩はそこら辺で売っているものです。」

売られている塩をふるいにかけているから、普通の塩よりは美味しいはず。

小麦粉も塩も何でゴミや土を混ぜてかさ増しするのかな?本当に迷惑だよね。まぁそこらへんはあえて説明しないけどね。


「いつも食べてる塩と違う気がするのですが、まぁそれはおいおい聞きましょう。こちらの甘味に使われてるのは砂糖ですか?」


「えーっと甘味に使われてるのは砂糖です。普通に売られている砂糖と同じですよ。」

これも塩と同様に少し工夫をし、砂などが入っていない純粋な砂糖である。

加工も頑張ったため苦みやエグみなく、まろやかで美味しい。

これも普通の砂糖の元であるサトウキビを使っているだけなので、特殊なことはしてない。うん、ただちょっと丁寧に作っているだけ。


「それも秘密なのですね。これは魔国代表として頑張らなければならないですね。ジャマルの言った通りでした。」


ん?あの魔族!!何を言った?

別に秘密じゃないよ。あーなんかややこしいことになりそう。

「別に秘密ではないのですが、ジャマルからはどんな話を?」


「楽しい人間と聞きました。人間なんて貧弱ですぐ死ぬつまらない生き物だと思ってました。今回も何故下僕や、獣人に竜、さらにハイエルフが人間といるのか不思議で仕方ありませんでした。バカバカしと思ってましたが、助けて正解でしたね。」



うん、なんだかこの妖精王やばそう。腹黒···

そもそも妖精が変だったのだからトップもおかしな人だよね。

妖精王とシンジュの会話に誰も入ってくれなくて辛い。

皆黙々と食べている。目を合わせようと顔を見ても逸らされるし、よっぽど皆この妖精王と会話をしたくないのかな?

誰か助けてくれないかな。

この会話はいつ終わるのだろうか?

みんなが食事を終えてからも質問攻めにあったシンジュは口から魂が抜けたかのようにバタンと倒れた。

なぜならかれこれ半日質問攻めにあったからだ。


これから毎日食事の時間は必ず質疑応答が行われることをまだシンジュは知らない。


永遠に終わらない植物トーク···


「誰か助けてください!!!」

読んでくださりありがとうございます!

8月が始まりましたね!皆さん夏はどんなことをする予定ですか?私は商店街の阿波踊り祭りを見に行きました!ちょっと夏っぽいことを体験できてよかった〜♡

次回は10日になります!


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