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ギルドマスターと口論、双子の仕事のできなさ···

いいね、ブックマークありがとうございます!

明日は雨予報ですね。乾燥しているので雨が嬉しいです(*^^*)


「おぃ、お前は俺の弟達をどうやって手なづけた?」と突然キッチンの扉を乱暴に開けたギルドマスターが怒鳴ってきた。


キッチンでご飯を作っていたシンジュは1度手を止めてギルドマスターに向き合った。


「手なづけてないよ?手伝ってもらってるだけ。」と答えた。

あくまでも手伝ってもらってるだけで強要はしてない。手伝うように仕向けたけれど···と声に出さずに心のなかで思った。


「嘘をつくな!!!昨日までアクセサリーをジャラジャラとつけて威張っていた弟が、あれはなんだ?メイド服を着ていたぞ。変態じゃねぇか。それにお前のせいで、俺の部屋にあるすべての物が濡れていたぞ。どうなってんだ?」


ああ、それはね、

昨日奴隷と勘違いしてたくさん指図されたからちょっと脅しただけ。うん本当にちょっと、幻影魔法でツルッピカにしただけ。いつの間にかね、幻影魔法が使えるようになっていたから試してみた。耳や尻尾を取り除いたらショックを受けていたな〜。でも仕方ないよね。私は悪くない。だって人間人間って煩いし、何度も奴隷だと疑うからね。

ただメイド服については、隊長の趣味。ノータッチ。ア・イ・ム・ソーリー。と心のなかで思うだけ。

「それは掃除してたんだよ。ちゃんとお礼を言ってね。」



「お礼?!人の話を聞いているか?今からギルドに出かけようとしたら、服が全て濡れていたんだぞ?何を着れば良いんだ?」


「弟に借りればいいじゃん!!!」


「借りれるわけないだろ。あいつらは俺と違って細くて長いからな。それに俺には派手な服が似合わない。」


確かに弟達が着ていた服はダサかったな···初めはアクセサリーに目がいったけれど、麻の生地をツギハギで作ったような服。どんなセンスをしているのかな?

あれはないわ、、、うん。絶対にモテなさそう。

それよりも服は魔法で乾かせないのかな?

「魔法で乾かせば?」


「お前みたいに何でもかんでも魔法でどうにかなると思うな!!!乾かす魔法なんて火と風を同時に使う高度な魔法なんて俺に出来るわけねぇ。」



そうなの?あの魔法ってものすごく簡単だよね。

私なんて毎日愛用してるよ。この長い髪を一瞬で乾かせるなんて最高だよね。前世ではドライヤーが大切だと分かっていても長すぎる髪の毛を毎日毎日30分かけて乾かすのは面倒だった。

今なんて1分もかからないから最高に楽ちん。


「ああ、お前また人の話を聞いてないだろう···ハアー」


「ごめんごめん、持ってきてくれたら乾かすよ!」と伝えるとすぐに洋服を持ってきた。一瞬で乾かすと素早く着替えてあっという間に家から飛び出して行った。


何でも明日からギルドマスターとして復帰するそうでその準備で忙しいそうだ。


書類も山のように溜まっているとかいないとか···

ギルドマスターが辞めた後、他の者が仮でギルドマスターになったそうだが全く仕事ができない者だったようだ。


そのためギルドマスター解任時の仕事までしなければいけないそうで、ギルド全体がパニックを起こしていると連絡があったようだ。


たまたまその話を聞いていたエメが「ブラックかいしゃ、ブラックギルドマスター」と言ってギルドマスターを怒らせていた。


でもそのくらい忙しくなっても仕方がないとシンジュは思っていた。きっとギルドマスターへの天罰。

なぜなら毎日毎日シンジュのスキルにエメト一緒に入りびたり、全ての機械を制覇していた。


何でもギルドマスターはシンジュのスキルを試したことで以前悩んでいた痔や、最近悩んでいた薄毛が改善したそうで、よりスキルにのめり込んだ。



またエメも竜化の練習そっちのけで入り浸った。

身体がほぐされたことで、身長が伸びたようだ。

 


ジンジュ自身はが全くスキルを使うことが出来ていないが、ここまで2人がのめり込んだので、そろそろオープンさせようと思っている。

その時の雑用任務として双子を使おうと考えていたが、全く役に立たないことが分かった。

ギルドマスターの部屋を水浸しさせた件もあるが、それ以外も部屋のドアを破壊する、窓を割る、庭をグチャめちゃにするなど、いらない仕事が増えていた。


現に今もシンジュは、ギルドマスターの服を乾かした後、庭の整備をしている。



こき使おうと思ったが···無理だな。


ちょっと色々と考え直そう。うん、そうしよう。




読んでくださりありがとうございます!

なかなかペースをあげることができず、ごめんなさい(T_T)

次回は27日になります。

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