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ギルドマスターは厄介

いいね、ブックマークありがとうございます!

ハッピーバレンタイン♡皆さんはチョコを買いましたか?

チョコが大好きは私は買いました。

チョコレートの催事はどこも混んでいました〜

ROYCEの行列にビビって思わず引き返しました。(笑)

暫くしてギルドマスターは落ち着いたのか、エメのローズヒップを飲み干すと勝手に椅子に座ってくつろぎ始めた。


「この椅子いいな。」


「いい素材を使っているからね。ねぇもう部屋に戻ろうよ?お腹空きすぎた。」

いつまで居座るつもりなんだろう···エメもまた寝ちゃったよ。


「俺は腹なんて全く空かないぜ。今の気分はここを調べ尽くしたい。そういやさっき俺が質問したこれはペンとファイルであってるか?ほしい!!!あとこのスリッパもいいな。部屋に靴で入ると汚れるから嫌だったんだよ。冒険者時代は魔物を狩った後は血がついて最悪だったな。これがあれば部屋が汚れる心配ないよな?」


「ここにあるものはこの空間でしか使えないからどこかに依頼して作らせなきゃ無理だよ。それか、うーん私がスキルを召喚した時にここでギルドマスターが過ごすなら使えると思うよ。でもそれは嫌でしょ?」


「んじゃ当分ここで過ごしていいか?俺はここで何日も過ごせる。このソファーがあれば眠れるし、携帯食を持ってくれば問題ないぞ。」


いやいやなにそれ。居座るつもりだよね?

大学の時にこんなやつが居た。学校の近くに住んでる人の家に入り浸りするやつ···あれ迷惑だよね。

私は幸い大学は実家から通っていたから平気だったけれども、大学の近くに住んでいた人達の家は常にたまり場になっていた。

大変そうだな〜ってその時は他人事だったが、いざ自分が社会人になり1人暮らしを始めたら、職場の同期がしょっちゅう泊まりに来ていた。

エステサロンは朝よりも午後から夜にかけてお客様の来店が多いため出勤時間が遅い。それによって必然的に退勤時間も遅くなり、終電で帰るなんてことも多々あった。

職場近くにある私の家は同期達にとって楽な場所だったのだろう。週の半分ほど仕事終わりに来ていた。

大変迷惑だったがなかなか言えず、ズルズルと同期達が転職や結婚などで退職するまで続いた···


ギルドマスターの顔を見るとその時の状況に似てる。

ここで「いいよ」と答えたら大変なことになるのが目に見えて分かる。自分で案は出したが断ろう···

「いやいや、自分の執務室で仕事してください。」



「あ?それは無理だな。俺はここに住むぞ?お前のせい疲れてるから褒美がほしい。俺はマンティコアの処理を頑張ったからな?それになぁ、もうすぐギルドの件も片付きそうだからきっと連れ戻される。もう少し休みたいからこの場所に住む。」


へ?確かにご褒美は必要だろうけれど、ギルドに戻される件は関係ないよね?

「褒美は別にあげるからこの場所を住処にするのはやめて。」


「いや、何言ってんだ?褒美は別にもらうぞ?俺はここに住みたいから住むだけだ。よろしくな?」


ハァ?話が通じない?

うん、これって私の対応は間違っていないよね?

理不尽すぎてどれが正しいのか分からならない。

思わず『いいよ』と答えそうになった。そんな風に色々考えているシンジュを無視し、呑気にお腹はグゥ〜グゥ〜と鳴っていた。

「···お腹空いた。」


「腹が空いたら空気でも食っとけ。俺は今日からここに住むぞ。フェルとライオスが戻るまで俺がお前らのパパをしなきゃならねぇからな?だから諦めろ!!飲み物のお代わりをくれ。」


いや···パパって何?まだそれは続いていたの?

ハァ〜もう何だか色々と仕方がないか···

「分かったよ。とりあえず戻って食事を食べよう?」


「あ?仕方ねぇな。実は俺も腹が減ってた。食べたらまた案内をしてもらうからな。それと小僧はどこにいる?半裸でずっとニヤけていたよな?。病気か?」


そうなんだよね。病気じゃないけれどずっとニヤつきが止まらないみたいで心配。マッサージ機がまずかったのかな?

子供でも大丈夫って書いてあったのに···

「た、ぶん大丈夫!サロンでお試しをしただけ。起こしてくるね?」


その後すぐにエメを起こしてみんなで外に出たが、すぐにギルドマスターにご飯を作るのを急かされて、ちゃっちゃと作って食べました。


その間にエメの様子が通常モードに戻ったため話を聞いてみた。

「きもちよすぎてすごかった。いまもギシギシ。でも身体がいたくない。それになんだか身体が長くなった気がする。」


なんだそれ、、、ギシギシ?長くなる?

それはどんな効果?とりあえず大丈夫なのかな···子供も来店するかもしれないし、また今後も引き続き試してもらおう。

「それならよかったよ。他のもまた試してほしいな。」


「うん。ぜったいやるよ。またきもちよくなりたいな〜初めての体験だった。シンジュ様とご飯を食べている時のようなフワフワした気持ちになった。」


「おい、そんなやばい機械を体験したのか?俺もやりたい。早く食え。」と食べてる最中も急かされた。

ギルドマスターとエメの忙しない動きを見てると食べたが食べた気がしなかった。


その後すぐに引っ張られるようにスキルの前に連れて行かれてまたエステサロンに戻ってきた。


ギルドマスターが戻ってきて早々に「体験をしたい」と駄々をこね始めたため機械をかけてた。数分でエメと同じように夢の世界へ旅立って行った。


エメも隣の個室で寝ている。


部屋に入ってからもギルドマスターから色んな質問されたシンジュは疲れていたが、2人が寝たことに安堵した。

唇がひび割れるくらい話しすぎた···


うつらうつらと眠すぎて船を漕いたがぱっと目が覚めた。

何とベットで寝ていたギルドマスターが突然獣化し、巨大な虎がベッドに現れた。


虎にビビるよりもベットの頑丈さに驚かされた。


虎が寝てもこのベットは大丈夫みたいだ。それに毛で覆ってる虎でも問題なく機械をかけれることが分かった。

いつ起きるのだろうか?と観察していたが、結局次の朝まで起きなかった。

途中料理を作るためにスキルの外に出たが、それ以外はスキルの中で過ごしたのだった。

読んでくださりありがとうございました!

次回は18日になります!

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