私が不労働所得者になり損ねた瞬間
いつもお読み下さりありがとうございます
(過去に、投稿してすぐに消してしまったのと同じ内容ですが、全て書き直した物になります)
よろしくお願いします
不労働所得者。憧れですよね。
寝ていても、遊んでいても、寝ていても、お金が増えていく…。いいですね〜。
私には、そんな憧れの不労働所得者になり損ねた瞬間。というものがあります。
「あの時っっ!「はいそうですよ」と!何故私は答えなかったんだ!」
と、いう瞬間です。
(そのものが「何か」は言わない事をお許しください)
よく覚えていないのですが…25年くらい前かもしれません。私は当時「こういうのあったらいいな…」と思うモノがありました。
25年くらい前になりますと、今よりずっと不便な世の中でした。100均もあるにはありましたが…という程度です。
欲しい物を想像し「欲しい。こういうやつ。あったら便利。きっとみんな便利」そう思っていました。
そして、その思いが強くなった時、企業に手紙を出してみることにしました。ダメでも今と変わらないだけで、何の問題もありません。
企業へ、レポート用紙によるプレゼンです。
しかも三枚程度(熱量低っ!)でも、頑張りました。
こういうモノはこれからの世界、赤ちゃんからお年寄りまで絶対に必要です!そう思いませんか?探してもありません。こんな感じで…こういう…それでもって…
欲しい物の絵を、フリーハンドで描いて説明しました。
最後に、住所、名前、電話番号を書いて…
「よし!どこの会社に送ろうか?」
25年程昔です。ネットで住所を調べるなんて出来ませんので、家の中を色々探します。関係する会社でなければダメです。捨てられる前の空き箱を見ると、ありました!「お客様センター」です。
そこに書かれた住所に手紙を出しました。
何の変化もなく過ぎていたある日、電話が鳴りました。
「コロン様のお宅でしょうか?」
「はい」
「私、〇〇社の開発部の〇〇と申します。コロン様、お手紙くださったの覚えてらっしゃいますか?」
「…!はい!」
企業から電話きたー!
あれから2ヶ月経っていた。
「お手紙ありがとうございます〜」
そこまで言うと担当者の声のトーンが急に低くなった。
「……あの〜…確認なのですが…あれは「売り込み」…ではないですよね?」
売り込み?売り込みって?
「…売り込み?じゃないですよ?」
そう答えると、担当者の声のトーンは高くなった。
「ああっ!そうですよねー!良かったですー!実はですね、コロンさんのお手紙と同じ物をちょうどウチも作ったばかりでして!もし宜しかったら試作品をお送りしますが、何個くらい必要でしょう?」
「一個」
「えっ!?一個ですか?一個でいいのですか?」
「一個で足ります…あ、やっぱり二個くらい欲しいかも」
「わっかりました!後日送らせていただきます!」
電話を切ってから考える。
今の話しおかしくないか?ちょうど作っていたならそのまま売り出せば良くね?企業がわざわざ個人に電話して試作品くれるってある?
2ヶ月経って連絡?私の案をその2ヶ月で開発したんじゃね?試作品くれるだけで売り込みか確認する?イエスと答えていたらどうなっていたの?
モヤモヤし出す。
後日、試作品が3つ送られてきた。
一つは友人にあげた。
今、それはあちこちで売られている。
なんなら100均でも買える。
先日、それを使っている知り合いにこの話をしたら「えー!毎日お世話になっています!三個持ってますよ!これなかったら地獄です!周りで持ってない人いないですよ!」
と、言われた。
うん…本当にどこでも見かけるもの…
昔話しの教えでは、欲張り婆さんはお化けのツヅラを開けるはずだったよね。
何故、私はあの日、あの電話で「それは売り込みです。儲けは…」と言えなかったのだろう…
そうしたら今頃、寝ても覚めてもお金が…
知り合いが「明日から毎日、コレを使う時、コロンさんを思い出して「ありがたやー!」って思いますね!」と言っていた。
…そう?
そうでしょ?それ、あったらいいよね?そうだと思ったの。
…みんな喜んでるからいいか。
皆さんも、生活している上で、あったらいいなと思う物があれば、ダメ元で企業に提案してみる事をお勧めします。
もしかしたら、私のように「試作の途中でした」と連絡がくるかもしれませんよ。
その時は必ず!儲けについても話し合うのもお忘れなく〜
拙い文章、お読み下さりありがとうございます
ちなみに。
その後、試作品と同じ物が近所のドラッグストアで、一個500円でぶら下がっているのを見ました。
ぐぬぬ…
GWの暇つぶしになれたら嬉しいです。
お休みの方も、そうでない方も楽しくお過ごし下さい。