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狂った坊ちゃんと狂った嫁

私は貴族のメイドである、不満はおっぱい部分の布が一切ないこと、どうしてこうなった・・・


カカカッと前より数倍の速さで兵士さんに連行され、お金を恵んでくれる兵士さん達にズンドコされていると、まさかの息子貴族が登場

コイ見たく口をパクパクしておられる、やばい、リスポーンはバレたくない、言い訳どうしよう、妹を探している的なのでいいか?

・・・うわ、信じちゃったよコイツ!

すごい罪悪感ある顔してるよ! こっちのほうが罪悪感出たわ!

お金がないならウチに来い(強制連行)されて今に至る


しかもこの息子貴族、性欲が半端ない

部屋でズンドコ、家の影でズンドコ、トイレでズンドコ、坊ちゃんの後ろを私がついていくんじゃなくて、私の後ろを坊ちゃんが常にストーキングしていらっしゃる・・・

メ、メイド長!タスケテ!チラッチラ

ニッコリ(ガンガ゛レ!超ガンガレ!)

メイド長の念話が、脳内に直接ゥ! メイド達は、私が来てから無理なお手つきがなくなってとても楽らしい、いいなぁ・・・その胸の布、私にもください、重いんです、マジで

え、買い物もこの服のまま行く? マジで?


坊ちゃんとデートするのは別にいいんだが、人前で揉まないで欲しい、というか、胸かくしちゃだめ?ダメカー・・・



・・・・・・



僕の名前はメルケ・デル・アデム、貴族の長男だ

父から新しい魔法剣をプレゼントされ、舞い上がっていたが、試し切りに用意されたモノに、そう、恋してしまったのだ

少し痩せたこけた、四肢がない金髪巨乳の美少女、コレを斬れと、父は言うのだ

もったいない、僕が飼う、そう言ったが、コレはもう心が死んでおる、もうすぐ餓死する、そうなる前に殺してやらねばならん、と


悲しかった、とても悲しかったんだ、でも、恋は終わった、終わらせた、僕の手で

一斬り目、震えてしまって、無駄に痛い時間を長引かせてしまった

汗が吹き出る、呼吸が荒くなり、芯がぶれる、これが、人を殺すということか

今まで民など、勝手に増えて勝手に死ぬと思っていた、でも、それは数字でしか見ていなかったんだ、これが人が死ぬってことなんだ、と、僕の中で何かが弾けた気がした


部屋に閉じこもっていると、よくつるんでくれる兵が、べっぴんが格安で抱けると、部屋から連れ出された、多分父の差し金だろう、女でも抱けば気分も晴れると・・・

なん、だと、俺が殺した子が、兵士にズンドコドンされていた

姉?・・・妹を、探し?・・・俺が、殺した?

こみあげてくる吐き気を飲み込み、同時に、抑えきれないほどの欲望が、口を動かしていた


「金がないならウチに来い」

この子は、俺が飼う、次こそは、俺の子を孕ませる!




・・・・・・




簡易魔法 4 クリーン、使っちゃダメとか、マジキチ

ギアススクロール(超高い)で契約までさせられたから、マジで使えん、隠れて使おうと思ってたのに、これじゃて出来ちゃうダルルォ!

え、孕ますって、マジっすか、うわぁ、マジだ、この坊ちゃんマジだ、マジで私を孕ますきだ!

まぁ、ええか、一回くらい生んでみたかったし、何事も経験やなって、妊娠してから思うことにしました、まる

逃げないのかって?逃げれないのです、ギアススクロールを、数十枚使って雁字搦めにされています、もうね、アホかと


契約内容

簡易魔法 4 クリーンの使用を禁ずる

どこでもセックス!

胸の露出

アデム家への攻撃禁止

アデム家への裏切り禁止

アデム家への嘘禁止

許可なくアデム家から出てはいけない

メルケ・デル・アデム意外とセックスしてはいけない、した場合はメルケ・デル・アデムに報告すること、その場合のみ簡易魔法 4 クリーンの使用を許可する

・・・est



・・・などなど、ここまで欲望まるだしだと、裏がなくて逆にスッキリ付き合える不思議

対価で給料がすごいことになってるけど、買い物=デート=メルケ坊ちゃんの奢り、なので、一切減らない!

お金が貯まるんじゃァ・・・使えない金が貯まるんじゃァ・・・いやぁ、ダンジョンで欲しかった装備は他人の金で買えるっていう

これはいい所だぁ・・・逃げたくなくなりそう


そう思いつつ、仕事をしつつ希に良くオッパイを吸う坊ちゃんにドン引きしながら日々が過ぎていった


婚約者が来るまでは



「あなたが!あんたなんかが居るから!メルケがおかしくなったの! 死んで!死んでよ!」


現在、婚約者に殺されかけています、どうしてこうなった・・・いや、お腹の赤ちゃんのせいだろjk!

全部メルケって奴が悪いにFA!だから耐性の無い氷魔法はやめろ、超効くゥ!物理耐性仕事しなさすぎぃ!どう見ても物理!でも魔法!わけがわからんが、死ぬチャンスだ!


「俺のリナに、なにをやっている!」


早い、もう来た!早くやれェ!


「まっててメルケ、今助けるから!アイス・ソード・ショット!」


棒立ちの私にザクザクと刺さる氷の剣、長かったぁ、ここに一年くらいいた気がするわ

あ~、できればちゃんと子供産んでみたかったなぁ、世話はしたくないけど・・・


「リナ、すまない、こんなことに、なるとは、おもって、なくて・・・」


ええんやで、奥さんと幸せに・・・・彼女死んどるやないか! ちょちょちょ、婚約者コロコロはアカンでマジで! ん~まぁえっか、他人事になるし、氷のせいか、このままなんか、ゆっくり逝けそう


「最後に、聞いてくれ、妹を殺したのは俺だ、すまない、すまない、・・・ごめん」


あぁ、もう許しますんで、好きにしてください


「分かった、妹の剥製と君の剥製を、玄関の真ん中に飾りろう」


うわぁ、アレ、剥製にしたん?マジ?私も剥製にするん?

ガチやんけ! こいつガチ変態やんけ! 剣で刺しながら止め指しつつズンドコしとるやんけ!

もう声出んのやって、剥製はやめ、やめ・・・・・




・・・・・・




吾輩の名前はダルケ・デル・アデム、公爵貴族だ

盗賊から買い取った奴隷をひと目見て、あの悪徳令嬢だと気がついた

どうやって生きていたかは知らんが、こうなると惨めなものだ、だが、それがいい、この枕はちょうどいい柔らかさで使い勝手がいい

まるで枕になるために生まれてきたようではないか! だが、最近肌があれて、細くなってきた、飯を食っていないのだろう、もうじき死ぬのか、なら、最後くらい、息子の役に立ってもらおう


息子があの悪徳令嬢の姉を拾ってきた

どう見ても瓜二つだ、だが、あの辺境伯の家には姉はいない・・・つまり、腹違いの姉ということだ、辺境伯も子種をばらまくのはひかえて欲しい、相続権がめんどくさいのだ


息子に孫ができた、嫁はあのメイドだ

どう考えても見聞が悪い、仲のいいエルス伯の娘と結婚させるはずが、どうしてこうなった

ヤルのはいい、だが、子はダメだ!正当な血筋でなければならんのだ!ちゃんと簡易魔法 4 クリーンを使えとあれほど・・・


婚約者の密偵から情報が漏れた、マズイ、内密に処分するはずが、どうすれば・・・もう、婚約者に始末してもらうしか・・・


息子が、婚約者を殺して、メイドも殺して、孫ができた

吾輩の精神はボロボロだ、死んだメイドの腹を割いて、赤子を取り出したらしい、早く処分させなくては、婚約者も事故に見せかけて死んだように偽装を・・・




・・・・・・・



うわぁ、坊ちゃん、親まで殺しちゃったぞ、しかも、「この子は俺が育てて嫁にする!」らしいぞ

なんというか、ここまでのキチガイは、すごいな、うん、逃げよう、この街にいたら、また嫁にされる!

ギリギリエロくないはず、グロで吹き飛ぶはず、たぶんきっと

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