プレゼント。
「よ!待たせたな。」
真奈はそのまま態勢変わらず庭に立って待っててくれた。
「ほらよ!」
俺はさっき部屋から持ってきた紙袋のような物を真奈に投げた。
「何これ?」
「知らねぇ、リリスがお前来たら渡せって、あいつきっと私の前には現れないと思うけど、きっと黒の所には来ると思うからって。当りだったな。」
「ふーん、開けても?」
案外軽い返事だな。
「いいんじゃね?」
と俺はどーぞと手をやりながら答えた。がその前に真奈は開けていた。なんで俺に聞いた?こいつ?
中身は、
「あ、これ?」
「お!いいじゃねぇか!」
黒の生地に、ファスナーのラインだけ赤く色分けされているわりとシンプルな、でもどことなくダークなパーカーだった。
「着てみろよ!」
「うるさいな!言われなくてそうするわよ!」
そう言いながら今来ている大分ボロボロのパーカーを脱いで着替え始めた。まったく本当に不良娘だな。と関心しながら、
「お!似合うじゃねぇか!死神みてぇ!」
「それ誉めてるの?」
「さぁ?ほら俺悪魔だし。」
そのパーカーは本当に似合っていた。さすがリリス!と誉めてやりたいくらいに月あかりの下にたつ真奈がカッコよくみえた。
「と、俺からもプレゼントだ!」
俺はもう1つさっきのより小さい袋を渡した。
「何これ?」
「俺からだ。」
「殺すわよ」
「なんでだよ!」
こいつはまったく、かわんねぇやつだ。
「何これ?」
「チョーカーだ、着けてみろよ。」
暫く俺があげたチョーカーを睨んでいたがちゃんとつけてくれた。
「お!やっぱ似合うじゃねぇか?」
「黒にしては良いセンスかもね。」
おぉ~!まさか誉められるとは!
「それに鈴とかつけたらなおよくね?ほらお前いつも何処にいるかわかんねぇし、そうすれば何処にいるかすぐわかるだろ?」
「そんなもの付けたら速攻捨てるから。」
鈴なしなら気に入ってくれたようだ。
それともう1つ、この首輪…チョーカーには秘密がある。
「なぁ真奈、そのチョーカーに指あてて、黒様助けて~って言ってみ?」
真奈はこちらを睨んでいる。
「ウエルダンとミディアム、どっちがいい?」
俺はハンバーグかなんかか?
「お前、俺のこと喰うの?」




