裏インターネットの恐怖!?
ひょんが騒いでいる。
「おい!これなんだ!男のスリーサイズとかお前誰トクだよ!」
と。
「うるせぇな、別にスリーサイズ(そんなの)はどうでもいいんだよ!もっと下の方をみてみろ!」
ひょんがマウスでページをまわ、
「なんか変なの出てきた!なんだこれ?ってかヤバくね?」
「は?」
と俺もディスプレイを覗いてみると、
「お前パソコンも使えないの?」
変なところをクリックしてヤバそうなサイトを開いていた。
ふと、みると冬華さんは目を反らし頬がやや赤くなりながらも画面をチラチラとみていた。
この人…いやなにもいうまい。
「ほら、これ見ろ!」
俺はふたたびパソコンの画面を戻し見せた。
「お!これは!…だれだ?」
「俺も知らん。けど、こいつがそこの天使の婚約相手だよ!」
「へぇ~!なかなかのイケメンじゃねぇ?つかなにぃ?こいつ超好い人じゃね?」
「だよな!俺も天使らしい功績の持主ですごいやつだとは思うんだが…なんでそこのチビはそんなにいやがるんだろうな?」
俺もひょんも疑問に思った。
相手の天使、名はエリクソン・シェード・ガブリエールという。
成績優秀、金髪ロングに碧眼の超イケメン、運動神経抜群でおまけに生徒会長までやっている、まさに絵にかいたような凄いやつだ。
「俺裏サイトかクチコミとか調べたけどよ、やっぱ悪いとこみつかんねんだよな?」
と、さっきから無口な冬華さんをみる。
何やら真剣考えている様子だ。