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六本木からの帰り道。目指すは表参道か渋谷か。

遅くなりました。

 なんとなく少し早い時間に目が覚めた。カーテンの隙間から日の光が差し込んできている

 管理者アドミニストレーターの効果はもう切れているから、ルームライトのスイッチを押しても明かりはつかなかった。


 ライエルさんは隣のベッドで高いびきをかいている。起きているときはベテラン騎士、という感じだけど、こうしてみると年相応なオッサンだな。

 何かあったら結界の中に音が響く、と都笠さんが言っていたけど。何事もなかったということは、ゲートが開いたってことはなかったんだろう

 そういうのがあると、物音一つに怯えなくて済む。敵地のど真ん中だけどゆっくり休めた。


 カーテンを引いて外を見る。

 高い位置から見る朝の空はこっちに来てからは初めてだ。記憶から薄れつつある東京の空より少し澄んでいるというか、空の青さが濃いように見える

 でも、見下ろす首都高には当たり前だけど車は走っていない。


 遠くに何かが飛んでいるのが見えた。見えるはずはないけどカーテンの陰に隠れる。

 あれはワイバーンだろうか……なんとか今日中に渋谷まで戻りたい。


 ゼーヴェン君はどういう決断をするのか。セリエやユーカ、都笠さんはどういう判断をするのか。

 廊下にいると、二つとなりの部屋のドアが開きゼーヴェン君が出てきた。


「……俺の口から話す……お前を信じるぞ、スミト」



 持ってきた食料で簡単な朝ご飯を済ませた。


 なんとなく気まずい沈黙が流れている。昨日の話を聞いていないセリエとユーカが時々しゃべるんだけど、なんとなく話が続かなくてまた部屋が静かになる。


 ライエルさんは黙っている。このまま無難に終わって、帰る流れにしたいんだろうな。

 ゼーヴェン君の様子を伺うと、何かを言いだしかけて口をつぐむ、というのを繰り返している。目と目を合わせせる。ゼーヴェン君がうなづいて話はぢめてア。


「……聞いてくれ、みな」


ゼーヴェンさんが口を開いた。


「俺は……」


 最初は抵抗があったようだけど。話し始めると昨日の同じように熱のこもった話し方になった。最初は口を挟もうとしたライエルさんも黙って聞いている。


「風間君、昨日の話ってこの話だったの?」


 都笠さんが耳打ちしてきたのでうなずいた。


「……えらく昨日と雰囲気違うわよねぇ」

「多分、こっちが本物なんだろうと思うよ」


 今日のテンションも昨日とあまり変わらないけど。この熱い語りが演技だったら結構すごい。

 一しきり話し終わると、また部屋に沈黙が下りた。


 ライエルさんは何とも言えない表情を浮かべてゼーヴェン君に視線をやる。メイベルさんは見た目ではあまり表情を変えていない。

 重い間に、ゼーヴェンさんが気まずそうにちょっとうつむいた。


「セリエ、ユーカ、都笠さん、どう思う?」


 黙っていても話が進まないのでとりあえず僕が口火を切ってみる。


「……私とお嬢様はご主人様にお仕えしていますから……ご主人様に従うだけです」


 セリエがまず口を開いた。

 

「もし戦いになれば命がけになる。言いたいことがあったら言って」

「俺に遠慮はいらん。言いたいことを言え」


 セリエが戸惑ったような顔で僕を見る。

 奴隷が貴族から意見を求められる、なんていうのは珍しいのかもしれない。

 セリエが僕の顔を見て、ゼーヴェン君の顔を見て、また僕の方を向いた。目を合わせて頷く。


「……率直に申し上げますと」

「うん」

 

 躊躇ったような感じで一寸口ごもる。


「申し訳ありません、ゼーヴェン様……私はご主人様には危険な思いはしていただきたくありません。

ただ……」

「ただ?」


「旦那様にお仕えしていたとき、名誉や自分の誇りを勝ち取ること、その戦いに挑むことの誇り高さについては言われました。

ですから、ゼーヴェン様が仰せになっていることは分かります」


 ゼーヴェン君がちょっと嬉しそうなというか、そんな感じの顔をする。


「そして、ご主人様」

「うん」


「ご主人様。昨日も申し上げました通りです。私は魔法使いとしてお仕えしています。

ですから」


 セリエがそう言って僕をまっすぐに見つめる。

 セリエには魔法使い、スロット持ちとしての矜持がある、という話か。


「ですから……私にお構いなく、ご主人様のなさりたいようにされてください。

何処までもお仕えします」


 それだけ言うとセリエがぺこりと頭を下げた。言いたいことはこれだけ、ということかな。


「ユーカは?」

「……あたしは……よくわかんないけど……」


 言い淀んでユーカが僕を見る。


「あたしは……お兄ちゃんたちと……一緒に居れなくなるのが一番怖い。

だからお兄ちゃんが決めて。あたしは一緒に行く」


「……一つ聞いてよいか?」


 ゼーヴェン君が突然ユーカの方を向いて口を開いた。

 ユーカがちょっと怯えたような仕草でゼーヴェン君を見つめ返す。


「はい……」

「お前は年はいくつだ?」


 どんなことを聞くのかと思ったら、意外な質問がきた。ユーカが戸惑ったような安心したような顔をする。


「先日14歳になられました、ゼーヴェン様」


 セリエが代わって答えた。

 

「俺より少し下だな……お前はさっきのアンフィスバエナと戦ったのか?」


 一瞬、昨日のように、分を弁えろ、とか言うかと思ったけど、そんなことはなかった。


「えっと……はい。戦いました、お兄ちゃんと一緒に」

「あの炎はユーカのスロット能力だよ」


「お前は恐ろしくなかったのか?あの魔獣と間近で対峙したのだろう?」


 この質問はセリエが代わりに応えるわけにはいかない。セリエが心配そうにユーカを見るけど。


「はい。お兄ちゃんやセリエやお姉ちゃんがいる所なら何も怖くありません」


 迷うことなくはっきりと、ユーカが答えて、また僕の方を見た。


「前に、お兄ちゃん、言ってくれたよね。あの迷宮で。どんなときにも僕が横にいるって。セリエが後ろにいるって」


 そんなこと言ったっけ……と思ったけど。

 迷宮って、地下鉄のことか。あの新宿に行った時に地下鉄の駅でそんなことを言った気がする。


「だからね、あたしはお兄ちゃんたちと一緒なら全然怖くないんだ。今は、スズお姉ちゃんもいるし」


 そういえば、あのあと何度も魔獣と戦ったけど、ユーカが怖がる様子は見ていない。あの言葉がそんな風にユーカを支えているのか。

 ただ、今のはあんまり答えになってない、というか、ゼーヴェン君に対して答えてない気がするけど。


「……お前は俺よりよほど勇敢だ。尊敬するぞ」


 ゼーヴェン君がユーカを見て感心したように言う。

 ユーカがちょっと恥ずかしそうな顔で目を逸らした。


「都笠さんは?」


 都笠さんがライエルさん、メイベルさん、セリエとユーカを順番に見て、最後にゼーヴェン君を見た。短めの髪をかき上げる。


「まず一つ言わせてもらうけどさ、いい?」

「なんなりと申せ」


「自分の中の誇りを勝ち取りたいって思うのは男の専売特許じゃないのよ。

そこんとこ、分かっておいてね?」

「むう……そうか、すまない。許せ」


 まずそこに突っ込みをいれるのか。まあたしかにそうなんだけど。

 都笠さんのちょっと怒ったような口調に、ゼーヴェン君が素直に謝った。


「で、あたしとしては賛成はできないわ。

逃げるほうがいいと思う。この人数で戦うのは不利だからね」


 ゼーヴェン君が表情が少し曇る。3人目にして初めての明確な反対意見だ。


「だが……」

「ただね、あの機動力を考えれば見つかることもあり得るわ。だからその対策は必要だと思う」


「では?」

「勘違いしないで。

楽観的なプランを立てて破綻するのは最悪だし、リスクに備える必要はあるわ。だから迎え撃つ作戦は立てるべきだと思う。

でも、あくまで逃げが最優先」


 何か言いつのろうとしたゼーヴェン君を制するように都笠さんが続ける。


「あえて戦いを挑むのは絶対に反対。名誉も意地も死んだら何の意味もないわ」

「……まあ仕方ない」


 渋々、という感じでゼーヴェン君が頷く。

 本人としてはワイバーンの首を持ち帰りたいんだろうし、気持ちは分かるけど。あえて喧嘩を売りたい相手じゃないことは確かだ。

 ただ、一方で簡単に逃げ切れる相手じゃないし、都笠さんの意見が一番最もなのかもしれない。


「ところでさ、風戸君はどう思うの?」


 都笠さんが言って、皆の視線が僕に集中した。


 ……昨日寝ながら、昔のことを思い出していた。

 まだ、普通のサラリーマンをしていた時。なんとなく日々の仕事に流されていた時。


 あの新宿で彼女と別れた時。彼女に、何も言ってくれないの?と聞かれたとき何も言えなかった自分。

 そんなこというなよ、と引き留めることも。またいつか会えるといいな、とも、今までありがとうとも言えなかった自分。

 あの時、僕になにか誇れるものがあれば、ちょっと待ってくれよ、と自信を持って言えたかもしれない。


 今は色々と自分で成し遂げたなってものがあってちょっとした自信もついたけど。あの時の何も言えなかった自分を思い出すと、彼の気持ちは分かる。


「僕としては協力してあげたいよ」


 都笠さんがため息をついた。


「まあしかたないわね、でも逃げが最優先よ。大事なことなんで二度言っておくわ」

「わかってる」


「すまない、みな。感謝する。

俺には今なにも報いることはできんが。戻ったら必ずや与えうる最高の栄誉を約束する」

「そんなことより死なないことを考えなさい。あんたが無茶して死んだら悲しむ人が出るだけよ」


「……ライエル。こういうことだ。いいな」


 ゼーヴェン君がライエルさんを向き直って言う。

 ライエルさんの立場からすれば、なんとしてでも連れて戻らないといけないだろう。どういう反応のなるのか。ちらりと顔を伺う。

 黙って聞いていたライエルさんが口を開いた


「若、変わられましたな……」


 最後まで反対するかと思っていたけど。ライエルさんも賛成なんだろうか。


「しかし……若。お分かりですか?武勲を立てるとは」


 いつの間にか、ライエルさんがスロット武器の斧を手に携えている。その斧を振りかぶった。

 止める間もなく、風切り音を立てて斧が振り下ろされる。メイベルさんが小さく悲鳴を上げた。

 斧の刃はゼーヴェン君の首までわずかの所で止まっていた。


「……命がけですぞ。それをお分かりか?」


 斧を突きつけたままでライエルさんが言う。


 昨日のアンフィスバエナと戦った時と同じ、気迫のようなものがこちらにも伝わってくる。

 気迫というか殺気に近い。流石歴戦の騎士って感じだ。

 真正面から対峙しているゼーヴェン君の感じているプレッシャーは僕らどころじゃないだろう。


「ワイバーンに挑むということは、我々だけでなくスミト殿達も危険にさらすことになるのですぞ」

「ああ、分かっている」


「よもやその場で臆病風に吹かれ、オルドネスの一門の醜態をさらすようなことはございますまいな」

「……無論だ。名に恥じるような真似をしたらお前が俺を切っても構わんぞ」


 斧を首筋に突き付けられたまま、ゼーヴェン君がライエルさんを睨み返す。

 ライエルさんは動かずゼーヴェン君を睨み続ける。

 

「そうですか……男になられましたな。若」


 時間にして多分2分くらいだったと思うんだけど、その倍以上も長く感じた沈黙が終わり、ライエルさんが斧を下ろした。

 僕等の方を向いて斧を床に置く。

 そして斧を自分の後ろに置いたまま僕等の方を向いて膝をついた。


「スミト殿、スズ殿、それに、セリエ殿、ユーカ殿」


 そのまま頭を下げる。今まで何度か見た、敬礼みたいな頭の下げ方だ。武器を後ろに置くのは初めて見たけど。


「わが主の望みの為に力をお貸しいただきたい。よろしく頼み申す」

「……あれは全てを相手に委ねる礼です」


 セリエが小声で教えてくれる。

 スロット武器を出したままでそれを後ろに置いている、ってことは、自分の隠している武器はないってことをアピールしてるんだろう。


「危険が及ぶときは、わが命を盾としてお守りいたす所存です」

「そんなことより誰も死なないことを考えてください」


 正直言って昨日のセリエのような姿は見たくない。もう一度ライエルさんが深く頭を下げる。

 なんというか、こういう風に礼をされるのはあんまり馴染みがないんで、早く立ってほしい。


「メイベル、お前も頼りにしている。頼むぞ」


 ゼーヴェン君が後ろに控えているメイベルさんの方を向いて言う。

 メイベルさんがきょとんとした顔をして、ちょっと嬉しそうに微笑み、深々と頭を下げた。



 一度、ライエルさんと一階に降りた。

 とりあえずどうやって逃げるかの作戦を立てなければいけない。フロントには地図くらいあるだろう。


 アンフィスバエナが暴れ回ったフロントラウンジは潰れた机やソファが転がり、剥落した壁の瓦礫が散らばり、床は酸の体液で穴だらけ。

 まん中には落ちてきたシャンデリアの残骸が無残な姿をさらしていた。高級ホテルの面影はない、というか廃墟だな、これは。

 

 割れた窓やエントランスのドアから太陽の光が差し込んできていて、1階はそれなりに明るい。 

 警戒はしたけど、昨日いたリザードマンの群れはいないようで静かなもんだった。


「そういえば、一つ聞いていいですか?」

「なんだね?」


 実はこれは昨日のゼーヴェン君との話の時から気になっていたんだけど。


竜殺しドラゴンスレイヤーってどうやって証明するんです?」


 この世界の魔獣は倒すと塵のように崩れてしまうから、首を持って帰るってわけにはいかない。まさか自称すればいい、なんてことは無いと思うんだけど。


「ふむ、それはだな」


 ライエルさんが言ってシャンデリアの残骸に歩み寄った。

 斧の先でシャンデリアの骨組みを崩すと中から何かを拾いあげる。


「これだ」


 ライエルさんが見せてくれたのは拳より少し小さいくらいの宝石、ではなく、コアクリスタルだった。

 ただ、今まで魔獣を倒した時に拾った白くかすかに光る水晶のようなものと違う。より球形に近い形で、中から様々な色の光があふれてきている。吸い込まれそうな美しさだ。


「魔獣のうち、強力なものはこのようなコアクリスタルを残すのだよ。これが証明だな」

「じゃあ、これはギルドに引き取ってもらったりはしないんですね」


「当然だ。これを魔力源にするなどとんでもない冒涜だぞ」


 怒ったというか、呆れたようにライエルさんが言う。高級木材を薪にするようなもんだろうか


「武勲の証であるからな。鎧や装身具に付けることが多いのだ」

「なるほど。そういうことならわかりました」 


 そのコアクリスタルをつけていること自体が武勲の証明、ということらしい。

 


 1階のフロントの奥をあさると、予想通り六本木の地図が出てきた。

 部屋に持ち帰って地図を机に広げると皆が覗き込んだ。といっても、この地図の意味が分かるのは僕と都笠さんだけなんだけど。


「まず言っておくけど、逃げが最優先よ。大事なことなんで二度言っておくわ」


 念を押すように都笠さんがゼーヴェン君に言う。三度目な気がするけどまあいいか


「わかっている」


「移動は車でいいわよね」

「いいと思う。歩く意味はないと思うよ」


 車で逃げるのなら、ルートは昨日と同じく首都高三号線の下の六本木通りを通って真っすぐ渋谷を目指すか。

 それとも北に迂回して赤坂通りあたりを通って、表参道の方に抜けるか、のどちらかだろうか。


「どっちがいいかな……」

「迎え撃つことも考えるなら……開けた場所の方がいいわ」


 都笠さんがはっきりした口調で言う。


「そう?ビルがあるところとかのほうが飛んでくるルートを制約できるしいいんじゃないの?見つかりにくいし」

「遮蔽はどっちにとっても遮蔽よ。バリケードみたいなのに一方的に隠れて撃てるんならいいけどさ」


「そういうもんかな」


 僕としては首都高の高架下を静かに通るのもいいと思っていたけど。


「相手は上からくるわ。

首都高の高架や電線、ビルは相手の攻撃ルートを限定してくれるかもしれないけど、同時にこっちにとっては視界が悪くなる。射線も通りにくいわ」


 言われてみると、障害物だらけの射線が通りにくい所で魔弾の射手を当てれるかというと……自信はない。


「あたしたち4人で逃げるなら障害物の多い所を辿って撒くのもありかもしれないけどね……」


 この辺は専門家の意見って感じだ。

 地図で見る限り赤坂通りは高架とかはなさそうだし、表参道に向かう途中でいくつか公園とかがある。ワイバーンに捕捉されたらそこで迎え撃つこともできるか。

 ただ、途中にあるのが墓地ってのがアレだけど。


「……ここに入ることになったら嫌だよね」


 墓地の表記を指さしながら冗談のつもりで行ってみたけど、寒々とした目で睨まれた。


「風戸くーん?」

「はい……」


「今はその冗談、笑えないわよ」

「うん……このルートでいこう。セリエ、出発の準備して」


 目を逸らしてセリエに声を掛けた。


「はい、では私は出発の準備をしてきます」


 都笠さんの冷たい目には気づかなかったのか、気づかないふりをしたのか分からないけど、セリエがユーカが部屋を出て行く。


「よし。決まったな。メイベル。俺も支度するぞ」

「はい、旦那様」


 ゼーヴェン君が部屋を出ていき、メイベルさんがそれに続いた。





待っていてくれた人に心からの感謝をいたします。

3連投します。まず一投目

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