復活1 sideN
ナカイ復活にともないside表記も復活させます
これからも応援よろしくお願いします
「さってと」
折れた腕を斬りつけようとした機体のコックピットに突き立て動きを止める。
『貴様は』
『射撃開始します回避』
「はできないからな」
『了解』
『お姉ちゃんに無理させないでよ』
「はあぁ今の俺の方が無茶なんだよ」
『………ナイン騎士ですか』
「なんだサイか、彼はもう死んだよ」
『なら』
「そういうことにしておいてくれ」
そう彼は死んだ、あの基地襲撃の際機体破損のために離脱後コックピットを貫かれ死んだ、ことにした。いやまあ爆発などで吹き飛ばされ、死にかけていたのであながち間違いではないが。その後は本国に戻され名無しとして病院送り、で襲撃され今に至る。知っていたのは女王と騎士たち、それにトワたちぐらいなので驚かすには十分だ。
「まあ病院から出てきたところでこの状況なら死んだも同然だが」
片足でスラスター全開で無理矢理バランスを取り立ってはいるのだが、立っているだけだ。正直もう動けない。
『ナカイ無事なのじゃ』
「まだ生きてるけどもうそろそろ限界かも」
そう限界だ、動けないし、突き刺さった腕が抜けない、更には大勢いるので必殺死んだふりが使えないのが何より痛い。
『うそだっきさまが』
「ナカイ名誉騎士だなんて辺りか、まあ嘘でもいいけどさ公式記録的には正体不明だし」
『なっ』
「けどまあ俺がナカイ名誉騎士だ、あの処刑場でも死んだふりさせられた」
命令違反、敵前逃亡、友軍攻撃を行った為に死刑になり、見せしめもかねて公開処刑にされたのだが、撃たれた弾はペイント弾、死体の処理はトワ達がして流されるままにナイン騎士の誕生だ。
「我ながら何で抵抗しなかったんだか」
まあ、兵士の時よりも給金がよく仕事内容も簡単で、何より無謀な作戦はないと言われたのだが。
「これって契約違反じゃないか」
『ナインは死んだから契約違反じゃないのじゃ』
「ちっ」
『本当にきさまが』
「だからナカイだよ、まあ証拠見せろって言われても困るが」
多分だがDNA位なら残っているのでそれと照合すれば分かるかもしれないが、そこまでめんどくさいことはしたくない。
『さっさと殺してしまえ』
『旗印を殺すなんてひどいやつなのじゃ』
『うるさい、その男はナカイ名誉騎士の名を借りているだけの男なのではないのか』
「人の名前を勝手に反乱の旗印にするなよな、まったく」
ふざけた感じて会話に混ざる、ひとまずトワ達が来るまで時間を稼ぐしかない、よし殺そうとなったら即死は免れない。だから時間を稼ぐ、稼ぎ続ける。援軍到着まで後8分。




